バーティカルバー

約物の一つ
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¦

バーティカルバー: vertical bar)は、約物のひとつで、「|」と書き表される。Unicode名称はバーティカルライン (vertical line)。縦線とも呼ばれる。コンピュータ言語数学などで主に使用される記号で、自然言語ではほとんど使用されない。

ブロークンバー

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古いドットプリンターで印刷したバーティカルバー (7C/1行目)。

バーティカルバーの中央が切断されている記号「¦」は、ブロークンバー (英: broken bar)またはブロークンバーティカルバー (英: broken vertical bar) という。破断線とも呼ばれる[1]

現在ではUnicodeLatin-1はこの文字に独立した符号を与えているが、歴史的には独立した文字ではなく、バーティカルバーをラテン文字の「I(大文字アイ)」や「l(小文字エル)」などと区別するために作られた別字形だった。そのため、いくつかの古いレンダリングエンジンはバーティカルバーをブロークンバーのグリフで表示する。

用法

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数学

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  • |x|の形で、絶対値の記号として用いる。
  • {x|x<2}の形で、定義を表す。
  • P(A|B)の形で、「Bという条件のもとでAとなる確率」という条件付き確率を表す。
  • d|nの形で、「dはnの約数である」ことを示す。

物理学

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コンピュータ

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自然言語

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国際音声記号 (IPA) で歯吸着音を表す。Unicodeでは属性が(記号でなく)文字の U+01C0 latin letter dental clickǀ」を使う。

符号位置

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記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
| U+007C 1-1-35 &vert;
&#x7C;
&#124;
縦線
VERTICAL LINE
¦ U+00A6 1-9-5 &brvbar;
&#xA6;
&#166;
破断線
BROKEN BAR
ǀ U+01C0 &#x1C0;
&#448;
LATIN LETTER DENTAL CLICK
U+2223 &smid;
&#x2223;
&#8739;
DIVIDES
U+FF5C 1-1-35 包摂 &#xFF5C;
&#65372;
縦線(全角)
VERTICAL LINE
U+FFE4 1-9-5 包摂 &#xFFE4;
&#65508;
破断線(全角)
BROKEN BAR

脚注

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  1. ^ JIS X 0213:2012 附属書4 仮名、特殊文字及びけい線素片

関連項目

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