ZN-1(COH-1002)はソニー / ソニー・コンピュータエンタテインメントが開発したプレイステーション互換のアーケードゲーム基板である。

概要 編集

プレイステーションの内部構成に加え、アーケードゲーム基板に必要な各種インターフェイスの追加、メインメモリの増設などを行っている。

他社からも同様なプレイステーション互換基板が出ており、コナミGX700タイトーFXシステムナムコSYSTEM11などが存在する。また、CPUクロック、メモリ量等を増強したZN-2が存在する。

スペック 編集

 
GTE/MPU CXD8530CQ(コナミGX700の実装例)
 
GPU CXD8561Q(コナミGX700の実装例)
 
SPU CXD2925Q(コナミGX700の実装例)

構成 編集

  • JAMMA56ピンエッジ・コネクタ(電源、サウンド、1PLAYER / 2PLAYERコントローラインターフェイス)
  • 2PLAYER、3PLAYER用コントローラインターフェイス
  • スピーカー端子
  • ビデオ出力端子
  • アナログ入力端子
  • トラックボールインターフェイス
  • メモリカードインターフェイス
  • メインメモリ拡張コネクタ(場合により未実装)
  • 拡張ボード用コネクタ(96ピンコネクタ×2本)
  • 設定内容保存用EEPROM(AT28C16 16kbit)
  • GTE/MPU: CXD8530CQ
  • GPU: CXD8561BQ
  • SPU: CXD2925Q

サブボード 編集

テクモのギャロップレーサー2では、ZN-1にROMを搭載するためのサブ基板を接続している。このサブボードにはHDLCコントローラ(uPD72103)、Z80(Z084004)、音源(YMZ280B)、音源用D/Aコンバータ(YAC513M)などが搭載可能となっているが、ギャロップレーサー2では未実装となっている。

主なタイトル 編集