Zalando
Zalando (ザランド)は、ヨーロッパ地域を対象に、ファッションおよびライフスタイル関連商品を取り扱うウェブサイトおよびアプリ。ドイツ・ベルリンに本社を置くZalando SE(FWB: ZAL)が運営している。
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | FWB: ZAL |
本社所在地 |
ドイツ 10243 Valeska-Gert-Straße 5, ベルリン |
設立 | 2008年10月 |
事業内容 | ファッション通販サイトの運営 |
代表者 |
デイビット・シュナイダー(CEO) ロバート・ゲンツ(CEO) ルビン・リッター(CEO) |
外部リンク | zalando.com |
沿革
編集ドイツのビジネススクールWHU Otto Beisheim Graduate School of Managementの同窓であったデイビット・シュナイダーとロバート・ゲンツは[1]、ドイツのベンチャーキャピタルのロケット・インターネット(Rocket Internet)から7万ドルの資金提供を受け、2008年6月にサンダルを扱うfliptops.deを試験的に運営したのち、同年10月、靴を中心とする本格的な通販サイトとしてザランドを開設した[2]。
翌年ロケット・インターネットから700万ドルの追加出資を得て、アパレルに取扱商品を広げると共に、配送無料と最大100日間の返品保証を看板に好評を博すると、テレビコマーシャルの展開により知名度の向上を図り、2010年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務していたルビン・リッターが経営に参加した[2]。アメリカ合衆国で類似のサービスを提供する先行のZappos.comのシステムに学び、そのノウハウを吸収するとともに、各国毎に異なる諸規制、および多言語対応の課題をクリアする形で、ヨーロッパ各国にサービスを拡大した[2]。返品率が会社の利益を圧迫するとプライベートブランドの開発による利益率の向上を図り、2014年10月、フランクフルト証券取引所に株式を上場した[3]。
株式上場と共にスウェーデンの投資会社キンネビックがロケット・インターネットに代わってザランドの最大株主となり、2020年時点で約2割の株式を保有している[4]。ヨーロッパ各国にオフィスおよびフルフィルメントセンター(物流拠点)を持つほか、アメリカ合衆国と中国に子会社を持つ[5]。
2018年7月、古着専門のフリマアプリZalando Zircle(リリース当初の名称はZalando Wardrobe)のサービスを開始した[6]。
アウトレットストア
編集出典
編集- ^ “Management Board” (英語). Zalando SE. 2020年11月1日閲覧。
- ^ a b c “Revenge Of The Ripoff: How Zalando Became A $5 Billion Retailing Sensation” (英語). フォーブス (2014年7月30日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ “Zalando Worth $6.8 Billion After Pricing IPO At More Than $27 A Share” (英語). フォーブス (2014年9月29日). 2020年11月1日閲覧。
- ^ “Shareholder Structure” (英語). Zalando SE. 2020年11月1日閲覧。
- ^ “Annual Report 2019” (PDF) (英語). Zalando SE. 2020年11月1日閲覧。
- ^ “Zalando Expands Dedicated Pre-Owned Online Store, Zircle, to Sweden, Denmark and Finland” (英語). Zalando SE (2021年2月18日). 2022年2月17日閲覧。
- ^ “独EC大手のザランドが実店舗オープン ビューティに特化”. WWD Japan (2018年8月3日). 2020年11月1日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- Zalando アウトレットストア
- Zalando News (@zalando_press) - X(旧Twitter)
- Zalando (@zalando) - Instagram
- Zalando - YouTubeチャンネル
- Zalando SE コーポレートサイト