ZERO (インターネットサービスプロバイダ)
ZERO(ゼロ)は、GMOインターネット株式会社が運営するインターネットサービスプロバイダ(ISP)。
接続サービスはフリービットのxSP提供である。
ゼロ株式会社
編集2004年10月までの運営会社は、ゼロ株式会社(旧・マスターネット株式会社)であった。同社は、かつてマスターネットの名称でパソコン通信サービスを提供していた。
歴史
編集マスターネット→ゼロ運営
編集パソコン通信時代
編集- 1987年(昭和62年)4月 - 明治乳業が100%子会社のパソコン通信サービス事業者としてマスターネット株式会社を設立。通信プロトコルは無手順ではなく、郵政省が推進するJUST-PC(パーソナル・コンピュータ通信装置推奨通信方式)を採用した。
- 1989年(平成元年)4月 - 無手順方式による接続サービスを開始。
- 1990年(平成2年)9月 - 株式会社システム工学社(西久保愼一社長)は、株式会社シーネット(社長同じ)を設立し、マスターネットの情報提供事業者として「C-Net」サービスを開始。株式情報表示ソフト「Master Chart」及びデータを販売
- 1993年(平成5年)12月 - シーネットがマスターネットを明治乳業より1000万円で買収。
- 1995年(平成7年)- 通信カラオケサービス「通信カラオケSiNGる」を開始。1曲120円、クライアントソフトは無料。
インターネット時代
編集- 1996年(平成8年)12月 - ASAHIネットと提携し、インターネットサービスプロバイダ事業を開始[1]。ドメイン名は masternet.or.jp。
- 1997年(平成9年)12月 - NTTドコモと提携し、ドコモ携帯電話とポケットボードを用い、インターネットメールを1通10円(2KBまで)で送受信できるサービス「10円メール」を開始。メールアドレスは @mnx.ne.jp , @*.mnx.ne.jp
- 2000年(平成12年)
- 6月 - ナスダック・ジャパンに上場。
- 7月 -
- マスターネット株式会社が、ゼロ株式会社に商号(社名)変更。
- 基本接続料無料のインターネット接続サービス「Internet Free Access ゼロ」提供開始[2]。ドメイン名は zero.ad.jp。150時間プランでは、年会費500円で基本接続料金が月100時間まで無料。
- 2001年3月 - 150時間プランの廃止を発表。
GMOインターネット運営
編集参考資料
編集- マスターネット、無料インターネット接続会社「ゼロ」に変貌 INTERNET Watch・2000年4月5日
- “スカイマーク救済の舞台裏/35億円を個人出資した西久保愼一氏の真意”. nikkei BPnet (2003年9月24日). 2008年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月27日閲覧。