YES!
YES!(Young Engineers Sportscar 、イエス!)はかつてドイツ・ザクセン州グローセンハイン(ドレスデン郊外)に拠点をおいたドイツのスポーツカーメーカー。ケルン応用科学大学で自動車工学を学んだヘルベルト・フンケ(Herbert Funke)とフィリップ・ヴィル(Philipp Will)が40社以上から出資を募り設立したベンチャー企業であった。
彼らは後述のYES!ロードスターのプロトタイプを1999年のケルン・モーターショーで発表、ショー期間中に30台以上の予約注文を受けて2000年3月に正式にフンケ&ヴィル社(Funke & Will AG)をグローセンハインに設立し生産を開始した[1]。
| |
| |
業種 |
自動車製造者 ![]() |
---|---|
本社 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f9/Yes%21_Roadster%2C.jpg/400px-Yes%21_Roadster%2C.jpg)
YES!ロードスター
編集YES!が生み出した唯一のプロダクトである「Yes!ロードスター」は出品したケルン・モーターショーで「4輪のバイク」と報道されたライトウェイトピュアスポーツカーであり、グローセンハイン飛行場にある1930年代の格納庫を修復した工場で2001年からハンドメイドで製造された。マーケティングの一環として、購入したオーナーが飛行機で直接グローセンハイン飛行場に乗り付け、飛行場内の工場で納車されたYes!ロードスターをそのまま乗り出し可能とするオプションも設けられていた。
YES!ロードスターのエンジンは286馬力にチューンされたフォルクスワーゲン製の1.8リッターエンジンで、またロータス・エリーゼなどと同様にアルミフレームを採用したため車両重量は830kgと軽量であり、最高速度は264km/h、停車から100km/hまでわずか4.1秒である。
2006年には3.2リッター255馬力エンジンを搭載した「YES! ロードスター3.2」とターボを装着し355馬力エンジンを搭載した「YES! ロードスター3.2ターボ」をライプツィヒ・モーターショーで初披露した。「3.2ターボ」は停車から100km/hまで3.9秒である。
モデル
編集1.8 リッターモデル
編集- YES! ロードスター
- 標準モデル。ガルウイングドア(バタフライドア)を装備し、オプションでエアコン装着可能。
- 全長×全幅×全高:3630×1850×1160mm
- エンジン:1781cc直列4気筒DOHC5バルブシングルターボチャージャー
- 最高出力:):286ps/5500rpm
- 最大トルク:35.7kgm/4200rpm
- 車両重量:830kg
- YES! クラブスポーツ(Clubsports )
- 公道走行可能ながら、ガルウイングドアを廃止するなど軽量化したモデル。
- YES! カップ/R(Cup/R )
3.2 リッターモデル
編集- YES! ロードスター3.2
- YES! ロードスター3.2ターボ
日本での販売
編集外部リンク
編集- ブランド公式サイトのアーカイブ - ウェイバックマシン(2003年2月15日アーカイブ分)
- メーカー公式サイト - ウェイバックマシン(2009年5月3日アーカイブ分)
- オートリーゼン公式サイト - 日本の輸入元
- YES! Japan(削除済み)
出典
編集- ^ Yes, da kommt Freude auf!03/21/20021
- ^ Amtsgericht Dresden Aktenzeichen 534 IN 243/09
- ^ Funke & Will AG, Großenhain.