XBill
XBillは、X Window System上で動作するオープンソースのコンピューターゲームである。最初のバージョンは1994年に Brian Wellington と Matias Duarte によって開発された[1]。 ”Wingdows(ウイングドウズ)”をインストールしようとする"ビル"からコンピュータを死守するゲームで、マイクロソフト及びWindowsに対するパロディーとなっている。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fa/Gnome-xbill_level_20_gnome-games_1.4.0.3_sshot20040803.png/220px-Gnome-xbill_level_20_gnome-games_1.4.0.3_sshot20040803.png)
![XBillのアイコン](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/79/XBill.png)
ゲームの内容や操作方法はいたって簡単である。ゲームの画面にはLinux、Mac OS、Solaris、NeXTなどがインストールされた複数のコンピュータが置かれている。ゲームがスタートすると四方八方から、「あの人」そっくりの"ビル”が”Wingdows”をインストールしようとやってくるので、これをカーソルでクリックすることにより「叩き潰し」、インストールを阻止する。無事コンピュータにたどり着いたビルは、(ゲーム内の)コンピュータに接続されたディスプレイに表示されているOSのロゴを取り外し、Wingdowsのロゴに取り替えることで、インストールを完遂する。外されたロゴはビルが画面外へと持ち去るが、この途中にビルを潰してロゴを奪還し、もとのパソコンに再インストールすることも可能である。レベルが上がるにつれ猛攻を仕掛けてくるビルの数が増える上、守るべきコンピュータの台数も増え、更にはネットワークで互いに影響し合うようになるため、インストールの阻止も難しくなる。