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delete-redirect権限の導入

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Wikipedia:お知らせ#Tech News: 2020-37にて紹介されたdelete-redirect権限をウィキペディア日本語版で導入すべきかについて、コメントを募集します。

delete-redirect権限とは

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  • phab:T239277により、MediaWiki 1.36.0-wmf.8でdelete-redirect権限が作成されます。このバージョンはウィキペディア日本語版では9月10日に展開される予定ですが、新しいバージョンが展開された時点ではdelete-redirect権限を有する利用者グループはありません(=実質的には導入されません)。
  • delete-redirect権限を有する利用者は、ページを移動するときに移動先が「リダイレクト1版のみのページ」の場合、移動先を上書き削除して移動できるようになります。
    • 現行では移動先が「リダイレクト1版のみ、かつリダイレクト先が移動元である」場合、自動承認された利用者であれば上書き削除して移動できるようになっており、delete-redirect権限を取得すると「リダイレクト先が移動元である」の条件が削除される形になります。
    • Phabricatorのタスクによると、「A→B#C」というリダイレクトがあり、Cの記事をAに移動したい場合を想定しています。
  • delete-redirect権限を使用した移動は移動依頼を対処するときと同じく、確認画面が表示されます。

提案

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  • 権限の性質上、すでに削除権限のある削除者、管理者、インターフェース管理者はdelete-redirect権限を必要としません。したがって、導入するとすれば自動承認された利用者か、拡張承認された利用者に付与するものであると考えられます。
  • ここでは拡張承認された利用者への付与を提案するものとします。

コメント

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  •   delete-redirect権限には「移動先がリダイレクト1版のみ」という制限がありますが、悪用された場合の復旧の手間(削除されたリダイレクトの版を閲覧して、リダイレクト先を確認する必要がある)を鑑みて拡張承認された利用者への付与としました。--ネイ会話2020年9月8日 (火) 03:02 (UTC)[返信]
  •   コメント 拡張承認された利用者に付与する方向には反対しません。Wikipedia:移動依頼での管理者・削除者の負担の軽減につながればと思います。ただし、今まで指摘されていないことで、ライセンスの面については要考慮だろうと考えます。delete-redirect権限では、移動により自動生成されたリダイレクトについてもリダイレクト1版であれば上書き削除できますが、これにより転記が絡んだときにライセンス違反を生むおそれがあると思います。例えば、
    • ページAの内容をページBに転記(分割含む)。ページAをページCに改名。跡地リダイレクトAに対してページDから移動して上書き削除
  • ということになった場合、ページBがライセンス違反になるおそれがある(「[[ページA]]から転記」と要約欄にあっても、[[特別:PageHistory/ページA]]を見ても旧ページA(現ページC)の投稿者名は表示されません)ように思われるため、導入するのであれば、拡張承認された利用者が移動によりライセンス違反を引き起こすリスクももつことを考慮した上で行う必要があるだろうと思います。ただ、履歴(要約欄)やノートをしっかり確認すれば、(利用者サブページや外部サイトはともかく)少なくとも記事空間やプロジェクトページに関しては基本的には転記関係の有無は判別できるでしょうから、慎重になりすぎる必要もないようには思います。仮に、「移動により自動生成されたリダイレクトではない」という条件を加えられるのであれば無条件に賛成します。--郊外生活会話2020年9月25日 (金) 06:40 (UTC)[返信]
  •   コメント 英語版にある拡張移動者に類似する利用者グループを導入し、delete-redirectやsuppressredirectやmovefileといった権限を与えるというのもいいかもしれません。ただこれだと導入までの手間がかなりかかるでしょうから、楽をするのであればネイさんご提案の通り拡張承認された利用者にdelete-redirect権限を与えるのが良いかと思います。
  • もし拡張承認された利用者にdelete-redirect権限を与えるのであれば、(フラグ付きの)ボットにも権限を与えた方がいいかなという気はします。フラグ付きのボットは編集回数や初投稿からの経過時間に関係なく拡張半保護されたページを編集できます。しかしながら拡張承認される前もしくは拡張承認の制度が導入される前にフラグを付与されたボットについては自動的に拡張承認されないようです。したがって拡張承認された利用者にのみdelete-redirect権限を与えた場合、そのようなボット(私が運用するSeitenBotも該当します)は中途半端に拡張承認されたような状態になります。それとも拡張承認されていないボットについてはdelete-redirect権限を使いたければ拡張承認の申請を出した方がいいでしょうか。
  • delete-redirect権限を持たない利用者が権限を持った利用者向けにページの移動を依頼する場合、どのような手順で行うのか決めておいた方がいいように思います。Wikipedia:移動依頼を引き続き活用するか、追跡カテゴリを付与する専用のテンプレートをノートに貼るというのが考えられます。--本日晴天会話2020年10月4日 (日) 17:59 (UTC)[返信]
  • (まとめ)たとえ郊外生活さんと本日晴天さんが賛成扱いになったとしても、現時点では十分な合意が形成されていないとして、今回は一旦お流れとします。今後権限導入を再検討する場合、履歴転記との兼ね合い、移動依頼の仕方、ボットへの権限付与の是非、拡張移動者の導入の是非についても議論する必要があると思われます。--ネイ会話2020年11月9日 (月) 11:15 (UTC)[返信]