Wikipedia:井戸端/subj/翻訳記事はインスタントな良質記事製造機になるか?
|
翻訳記事はインスタントな良質記事製造機になるか?
編集記事翻訳の分野で活動されている方(特に全文翻訳で記事作成の経験がある方)への意見です。私はこれまで低品質な翻訳記事に対する意見を何度か出してきましたが、これまでの経験からそうした記事を立ててしまう人は、主題への関心や編集意欲が薄くぞんざいな印象を受けます。「jawpにないから」とか「他言語で良質な記事に認定されているから」といった表面的なニーズしか考えておらず自己欲求を満たしたいだけなのかと問い質したくなる理由であることが多く、インスタント感覚で記事を作成することを成功体験と誤解している人が増えてしまうのではないかという懸念を持っています。
例えば、『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の主人公のうずまきボルトは現時点ではまだ日本語版ウィキペディアで単独記事として存在していません。これを単純翻訳でまるごと作成するとなると、冗長な文章が連続するだけでなく、既存のキャラクター記事とは異なるレイアウト構成なのでかなりの違和感が生じることになります(うずまきナルトのみならずキャラクター記事全般の話にもなり得ます)。英語版ウィキペディアでは概要節を設ける慣習が無いらしく導入部から冗長な文章を見ることになるうえに、母国発祥コンテンツの場合、出典に関しても英語読者に向けた英語サイトのものが多く使われているため、記述の正確性はある程度担保されているが引用元の内容確認が難しくなり、そこから大元の出典に修正しなければいけない問題も生じます。ここまで修正のための労力が増えるとなると、後続で編集する人の意欲を削いでしまうのではないかという懸念点もあります。
無論、翻訳記事が悪いとは思っていません。日本語版ウィキペディアでは主題の内面に集中しすぎて独自研究的になりやすい傾向が感じられ、外部からの評価に関する記述などは英語版の方が優れていると考えています。コンピュータゲーム分野の例として、日本語版記事のマリオカート8はゲーム内容に関する記述が多めですが、英語版記事のen:Mario Kart 8はある程度割り切っていて開発経緯や外部評価が充実した構成になっています。方針上書ける内容に限界があるので、その点では英語版のまとめ方がしっかりしているとは思っております。
しかし、現実問題として単純翻訳では文章は修正できても可読性やレイアウト構成の違いなどから来る違和感は簡単に直せませんし、こういった実態を把握せずに低品質な翻訳記事を乱造してしまい、読者目線で思考する能力にも欠けた人は視野が狭いと指摘せざるを得ず、情報源が豊富だったり良質な記事に認定されていても、翻訳の結果読みにくい・違和感の強い記事になっていたら本末転倒になることを理解していないことに憤りを感じる所感であります。うずまきボルトについては過去に翻訳依頼に出していた(特別:差分/95725026)方がいましたが、翻訳などで妄信的な思想を持つ問題利用者だったので対応で疲弊した経験があります。
私自身、私論を書くのは慣れておらず、積極的に発言して目立ちしたくない思いもありますが、こういった形で楽して記事を書こうとする人が未だにいなくならず、単純なコピー記事が跋扈することにならないか憂慮しているのでここに書き記すことにしました。ここまで挙げた内容以外にも、日本語への翻訳でこれだけの課題点があるのはガラパゴス的で勿体ないなとか、翻訳よりもWikipedia:ウィキペディアを探検するには#他言語にある言語間リンクの利用促進に注力された方が有意義ではないかとか色々思うことはありますが、これ以上は長くなりうまく考えがまとまりそうにないのでここまでにしておきます。乱文で申し訳ないですが、翻訳記事に対してこういった思いを持っている人もいることを頭の片隅に留めておいて頂けると助かります。--Rhcnisoll(会話) 2024年9月14日 (土) 09:47 (UTC)
- Rhcnisollさんのご主張の趣旨を掴みかねますので、ひとまず「翻訳記事はインスタントな良質記事製造機になるか?」というタイトルについては「いいえ」と申し上げておきます。現在GA選考中の翻訳記事で言えばインサイド・ヘッド2は翻訳元の出典づかいの甘さを、大陸
とヨシップ・ブロズ・チトーはトピック不足を指摘されています。少し前の例ですが翻訳に著しい問題があればハルビン市の歴史のように不通過になります。英語版からの翻訳が「インスタントな良質記事製造機」などと言われるような状況ではありません。Rhcnisollさんなりに問題意識があっての提言だとは思いますが、「インスタントな良質記事製造機」や「楽して記事を書こうとする人」という表現は、英語力を活かしてjawpの充実に努めている利用者に対してあまりにも失礼な物言いではありませんか。--Keeezawa(会話) 2024年9月14日 (土) 17:05 (UTC) チトーは翻訳ベースではなかったので打ち消し--Keeezawa(会話) 2024年9月15日 (日) 02:28 (UTC) - コメント 真面目に翻訳編集で活動されている方が大半なのは理解しています。こんな問いでもノーと言ってくれた方が安心しますし、分野特有の課題点を挙げたのも理屈なのが半々で「やりたい人がやればいい」くらいで静観するつもりでした。しかし、他言語記事を用いることに対してリスペクトに欠けたごく一部の人間を見掛けると「文章の出来の悪さすら理解できず編集を実行するとは何事か」、記事主題への関心が薄く無責任な姿勢も感じられ「この利用者は一体何のためにウィキペディアに参加しているのか」と利用者の行為を指摘する方向に向かって泥沼化した経験がありました。あまりにも不出来だと閲覧者はもとより翻訳元記事にも自覚なく無礼になっているのではないかと考えると流石に捨て置けないです。プロジェクト:翻訳検証/コンテンツ翻訳の機械翻訳廃止についての議論があった時から改善に向かっているとは思いますが、翻訳作業の大変さを理解していない短絡的な考えを持つ人が一部でもいる状況が長く続けば善意にとることが難しくなっていき、日本語版ウィキペディアの健全な運用が阻害される事にならないかと憂慮しています。--Rhcnisoll(会話) 2024年9月14日 (土) 22:02 (UTC)
- 返信 「他言語記事を用いることに対してリスペクトに欠けたごく一部の人間」に義憤を感じているのであればノートで指摘するなりコメント依頼を提出するなりすればよろしいでしょう。現状Rhcnisollさんがやっていることは「インスタントな良質記事製造機」「楽して記事を書こうとする人」などと、ほとんど暴言に等しい発言で翻訳執筆者やGAN関係者をただただ不愉快な気持ちにさせているだけです。発言の撤回をおすすめします。--Keeezawa(会話) 2024年9月15日 (日) 02:19 (UTC)
- コメント 私はここ14年間、自分の興味よりは「日本語版にまだ無いから」という整備のための立項を優先して英語版からの翻訳を行っていますが(私はとくに交通事故やファシストに興味があるわけではありません)、「インスタント感覚で記事を作成する」とか「楽して記事を書こうとする」などということを言われるのは、ふだんから翻訳で記事を立項しているウィキペディアンの多くのやる気を著しく削ぐものであると考えます。
- そもそも「主題への関心や編集意欲が薄い」者は記事を立てるなというような態度は、Wikipedia:記事の所有権#私有化の振る舞いの例で好ましくないものとしてあげられている「あなたには、この記事を編集するにふさわしい資質があるといえるのでしょうか?」とか「あなたは明らかに、このテーマについての実務経験が不足している」といった発言につながるところがあると思います。そのような態度が、誰でも編集できる百科事典を作るにあたって記事の改善に貢献するとは思えません。--さえぼー(会話) 2024年9月15日 (日) 01:17 (UTC)
- 終了 批判は覚悟していましたが、一般の翻訳執筆者やGAN関係者にまで向けた発言ではないことを釈明するとともに強い言葉を使ったことについてはお詫び致します。Wikipedia:記事の所有権にある専門性を強く要求する態度も良くないというのは承知しておりますが、もっと根本的な所(Wikipedia:能力は必要#「能力は必要」とは何かの「日本語で明瞭な文章を書き(後略)」「自身の能力を理解して、能力または知識のない領域における編集を避ける能力」)で自覚が足りない人がいる問題と混合して発言が曖昧になっていると感じられるのなら、それは私自身の至らぬ点と受け取っても構いません。私としてはこの話題を継続することは望んでいないので終了とさせてください。--Rhcnisoll(会話) 2024年9月15日 (日) 03:15 (UTC)