V-Sido OS』(ブシドー OS)とは、吉崎航の開発した人型ロボット制御用のソフトウェアである。

概要

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従来は、ロボット開発者がロボットの関節などの制御を0.05秒単位で細かく調整していたがこれらを自動で行ってくれる為、容易にロボットを安定して動かせるようになった。[1]具体的には、クラタスに搭載されている他、「Pepperとも連携できるとして」いるという[2]

転倒防止のためにリアルタイムで重心及びゼロモーメントポイントを計算し、自動的に姿勢を補正している[3]

V-Sido OSの利用は原則的に企業向けのライセンス販売、ライセンス提供のみに限定されている[4]

採用ロボット

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頭部や手などの外装に「ドルフィー・ドリーム」のパーツを使用した人型ロボット[5]。身長約57cm、重量約1.6kgで自由度は27。

関連製品

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  • V-Sido CONNECT
ロボット制御用のマイコンボード。V-Sido OSの一部の機能を搭載している[7]。具体的な出荷時期は未定[8]
  • V-Sido CONNECT RC
「V-Sido CONNECT」のリリース候補版(Release Candidate版)。正式版の「V-Sido CONNECT」で実装予定の機能の幾つかには未対応となっている[8]。対応ロボットは2016年8月時点では「GR-001」と「DARWIN-MINI」の2つで[9][8]、今後の予定としては近藤科学の「KHR-3HV」への対応を検討している[8]

関連ソフトウェア

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  • V-Sido Lite
「V-Sido OS」を利用してロボットを動かせるWindowsアプリケーション。マウスで画面内のCGを動かしてロボット全身の動きを生成できる。非商用利用に限り無償で利用でき、サポートは無し。対応ロボットは「GR-001」のみ[10]
  • VSidoConn4Rasp2
Raspberry Piと「V-Sido CONNECT RC」を接続して、JavaScriptで「GR-001」を制御するための開発プラットフォーム。GitHub上で公開されている[11]
  • Web Controller for V-Sido CONNECT
「V-Sido CONNECT」を搭載したロボットをインターネット越しに遠隔操作するための開発プラットフォーム。WebRTCWebGLといった技術が使われている[12]

関連項目

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出典

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  1. ^ NHK サイエンスZERO番組「大進化!人型ロボット新時代」2014年10月12日 放送 http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp480.html 番組開始、15分25秒あたりで説明紹介
  2. ^ https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1406/11/news138_2.html
  3. ^ V-Sido OSとはどんなことができるロボットOSか? - その可能性に迫る (3) 3つの特徴を持つ「V-Sido OS」”. 株式会社マイナビ (2014年6月20日). 2017年1月3日閲覧。
  4. ^ V-Sido OS”. アスラテック株式会社. 2017年1月3日閲覧。
  5. ^ 「V-Sido」で音楽に合わせて踊るドール型ロボット「SE-01」登場”. インターネットコム (2015年1月20日). 2017年1月9日閲覧。
  6. ^ 単なる“ロボット用OS”ではない「ROS(Robot Operating System)」の概要と新世代の「ROS 2.0」 (1/3)”. TechFactory (2017年10月27日). 2016年5月14日閲覧。
  7. ^ V-Sido CONNECT”. アスラテック株式会社. 2017年1月3日閲覧。
  8. ^ a b c d FAQ - V-Sido Developer”. アスラテック株式会社. 2017年1月3日閲覧。
  9. ^ V-Sido CONNECT RC”. アスラテック株式会社. 2017年1月3日閲覧。
  10. ^ V-Sido Lite - V-Sido Developer”. アスラテック株式会社. 2017年1月4日閲覧。
  11. ^ Raspberry PiからJavaScriptでロボットを動かす方法について”. アスラテック株式会社 (2015年5月26日). 2017年1月4日閲覧。
  12. ^ Web Controller for V-Sido CONNECT”. アスラテック株式会社. 2017年1月3日閲覧。