USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター
USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)は全米オープンのメイン会場としてアメリカ合衆国ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシング・メドウズ・パークにあるテニス施設。22のテニスコートやスタジアムとしては世界最大のテニス専用競技場であるアーサー・アッシュ・スタジアム(23,771名収容[1])とルイ・アームストロング・スタジアム、グランドスタンドがあり、総面積は46.5エーカーである。
歴史
編集1978年、USTAはそれまで開催されていたウェストサイド・テニスクラブから1964年に開催されたニューヨーク万博会場跡地にUSTAナショナル・テニス・センターとして設置された[2]。
万博の際スタジアムとして使用されていたシンガーボウルを改造したルイ・アームストロング・スタジアムは1997年にグランドスタンドとともに分割。同年にアーサー・アッシュ・スタジアムが完成した。
2006年にアメリカの女子テニス界の名プレイヤーであるビリー・ジーン・キングの功績をたたえて現在の名称になった[3]。
全米オープン以外にもニューヨーク州公立高校テニス選手権の会場としても使用されているほか、2008年にはWNBAの公式戦が行われた。
2020年3月31日、USTAは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、屋内コートを改装し臨時病院として使用すると発表した[4]。
脚注
編集- Notes
- ^ “Arthur Ashe Stadium Retractable Roof Architectural Design”. rossetti.com. 2020年4月4日閲覧。
- ^ History of the USTA Billie Jean King National Tennis Center - ウェイバックマシン(2011年6月18日アーカイブ分)
- ^ “USTA History”. usta.com. 2020年4月4日閲覧。
- ^ “テニス=全米OPの会場が臨時病院へ、新型コロナ対策で”. jp.reuters.com. 2020年4月4日閲覧。