USエアー405便墜落事故
USエアー405便墜落事故(USエアー405びんついらくじこ)は、1992年3月22日にニューヨーク州ニューヨーク市(ラガーディア空港)発オハイオ州クリーブランド行きの国内定期旅客便USエアー405便が悪天候の中、離陸直後にニューヨーク市クイーンズ区のフラッシング湾に墜落した航空事故である[2]。
フラッシング湾から引き揚げられた事故機 (N485US) の残骸 | |
事故の概要 | |
---|---|
日付 | 1992年3月22日 |
概要 | 主翼への着氷に伴う揚力の不足、不適切な除氷作業と乗員間の連携不足[1] |
現場 | アメリカ合衆国・ニューヨーク市クイーンズ区ラガーディア空港そばのフラッシング湾 |
乗客数 | 47 |
乗員数 | 4 |
負傷者数 | 21 |
死者数 | 27 |
生存者数 | 24 |
機種 | フォッカー F28-4000 |
運用者 | USエアー |
機体記号 | N485US |
出発地 | ラガーディア空港 |
目的地 | クリーブランド・ホプキンス国際空港 |
事故当日のUSエアー405便
編集概要
編集1992年3月22日、現地時間午後10時頃(東部標準時、UTC-5)、USエアー405便はラガーディア空港から離陸直後に海に墜落した。
乗客・乗員51名の中で、機長・客室乗務員1名を含む27名が死亡した。
事故原因
編集事故の原因は主翼への着氷である。これにより十分な揚力を翼が発生できなくなったため、405便は海へ墜落した。この事故の3年前にカナダで同じ原因で同型機が墜落する事故(オンタリオ航空1363便墜落事故)が起きていたが、教訓は十分に活かされていなかった。
この事故を扱った作品
編集- メーデー!:航空機事故の真実と真相 第7シーズン第6話「COLD CASE」
脚注
編集- ^ 国家運輸安全委員会報告書 p.77
- ^ “Accident description”. アビエーション・セーフティー・ネットワーク. 2016年9月21日閲覧。
- ^ “FAA Registry”. 連邦航空局. 2016年9月21日閲覧。
参考文献
編集 (PDF) Aircraft Accident Report, Takeoff Stall in Icing Conditions, USAir Flight 405, Fokker F-28, N485US, LaGuardia Airport, Flushing, New York, March 22, 1992. 国家運輸安全委員会. (1993年2月17日) .
この記事にはパブリックドメインである、アメリカ合衆国連邦政府のウェブサイトもしくは文書本文を含む。