UCIプロツアー2006
UCIプロツアー2006は2006年3月5日のパリ〜ニースで開幕し、10月14日のジロ・ディ・ロンバルディアで閉幕した、国際自転車競技連合(UCI)が最上位ランクと位置づけるロードレースの2006年シリーズ戦。
スペインのアレハンドロ・バルベルデが個人優勝者の座に就く。チームはチームCSCが連覇。国別ではスペインが優勝した。
ところで、当初ツール・ド・フランス総合1位となっていたフロイド・ランディス(アメリカ)については個人成績順位から除外された(後にツール・ド・フランスにおける総合順位剥奪の上失格の処分が下される)。
なお、2006年よりUCIプロツアー対象レースには含まれなくなった世界自転車選手権は、個人ロードをパオロ・ベッティーニ(イタリア)が制し、個人タイムトライアルはファビアン・カンチェラーラ(スイス)が制した。
全結果
編集各レースの優勝者
編集- ※背景が色つきのものはグランツール。
個人成績
編集順位 | 選手名 | 国籍 | チーム | ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | アレハンドロ・バルベルデ | スペイン | ケス・デスパーニュ | 285 |
2 | サムエル・サンチェス | スペイン | エウスカルテル・エウスカディ | 213 |
3 | フランク・シュレク | ルクセンブルク | チームCSC | 165 |
4 | カデル・エヴァンス | オーストラリア | ダヴィダモン・ロット | 162 |
5 | アンドレイ・カシェシュキン | カザフスタン | アスタナ | 156 |
6 | アレサンドロ・バラン | イタリア | ランプレ・フォンディタル | 155 |
7 | トム・ボーネン | ベルギー | クイック・ステップ・イネリゲティック | 154 |
8 | パオロ・ベッティーニ | イタリア | クイック・ステップ・イネリゲティック | 144 |
9 | イヴァン・バッソ | イタリア | チームCSC | 138 |
10 | シュテファン・シューマッハー | ドイツ | ゲロルシュタイナー | 133 |
11 | トル・フースホフト | ノルウェー | 124 | |
12 | アレクサンドル・ヴィノクロフ | カザフスタン | 121 | |
13 | クリストフ・モロー | フランス | 118 | |
14 | ジョージ・ヒンカピー | アメリカ合衆国 | 117 | |
15 | ミハエル・ボーヘルト | オランダ | 115 | |
16 | リーヴァイ・ライプハイマー | アメリカ合衆国 | 114 | |
同 | カルロス・サストレ | スペイン | 114 | |
18 | ヨルク・ヤクシェ | ドイツ | 110 | |
19 | フィリッポ・ポッツァート | イタリア | 108 | |
20 | ファビアン・カンチェラーラ | スイス | 106 | |
同 | ダミアーノ・クネゴ | イタリア | 106 |
- 全209選手がランクされた。
- フロイド・ランディスの獲得ポイントについては除外されている。
チーム成績
編集チーム名 | 国籍 | ポイント | |
---|---|---|---|
1 | チームCSC | デンマーク | 388 |
2 | ケス・デパーニュ | スペイン | 350 |
3 | ラボバンク | オランダ | 346 |
4 | チーム・ディスカバリーチャンネル | アメリカ合衆国 | 327 |
5 | ランプレ・フォンディタル | イタリア | 327 |
6 | ゲロルシュタイナー | ドイツ | 294 |
7 | フォナック | スイス | 270 |
8 | T-モバイル | ドイツ | 269 |
9 | サウニエル・デュバル・プロディール | スペイン | 268 |
10 | アスタナ | カザフスタン | 258 |
11 | クレディ・アグリコール | フランス | 253 |
12 | コフィディス | フランス | 249 |
13 | クイック・ステップ・イネリゲティック | ベルギー | 248 |
14 | リクィガス | イタリア | 247 |
15 | アージェードゥーゼル・プレヴォワイヤンス | フランス | 219 |
16 | ダヴィタモン・ロット | ベルギー | 214 |
17 | エウスカルテル・エウスカディ | スペイン | 208 |
18 | チーム・ミルラム | ドイツ | 185 |
19 | ブイグ・テレコム | フランス | 184 |
20 | フランセーズ・デ・ジュー | フランス | 173 |
国別成績
編集国名 | ポイント | |
---|---|---|
1 | スペイン | 808 |
2 | イタリア | 651 |
3 | ドイツ | 475 |
4 | オーストラリア | 340 |
5 | アメリカ合衆国 | 316 |
6 | ベルギー | 292 |
7 | カザフスタン | 286 |
8 | フランス | 271 |
9 | オランダ | 269 |
10 | ロシア | 234 |
11 | スイス | 190 |
12 | ルクセンブルク | 165 |
13 | ノルウェー | 155 |
14 | オーストリア | 70 |
15 | コロンビア | 68 |
16 | ポルトガル | 68 |
17 | スロベニア | 65 |
18 | ウクライナ | 52 |
19 | デンマーク | 43 |
20 | カナダ | 30 |
21 | ベラルーシ | 15 |
22 | ポーランド | 13 |
23 | リトアニア | 10 |
24 | イギリス | 8 |
25 | エストニア | 5 |
26 | フィンランド | 5 |
27 | ハンガリー | 2 |
28 | ニュージーランド | 2 |
29 | 南アフリカ共和国 | 1 |
脚注
編集- ^ 当初はフロイド・ランディスがオスカル・ペレイロに57秒の差をつけて総合1位となったが、大会終了後に行われたドーピング検査においてランディスの体内から多数の禁止薬物が発覚。これを受け、ランディスの総合優勝はあくまでも保留とされ、その後公聴会などの調査が続けられた。1年以上に亘る調査の結果、2007年9月20日に後日ランディスの総合1位記録を取り消し、失格とする告知が出されたことから、ペレイロの繰り上げ優勝は決定的となった。