Tech Saturn
かつてアスキーから発行されていたセガサターン専門のゲーム雑誌
『TECH SATURN』(テックサターン)は、かつてアスキーから発行されていたセガサターン専門のゲーム雑誌。ゲーム体験版や雑誌独自のデジタルコンテンツを収録したセガサターン用CD-ROM付きで、価格は1280円であることが多かった。
略称は「てっさ」。雑誌マスコットもそれに合わせてフグの「てっさ君」である。これはフグの刺身を“てっさ”と呼ぶことに由来している。
沿革
編集1995年6月に『TECH サターン通信』として創刊。1996年10月より『TECH SATURN』に誌名を変更。1997年9月にアスキーのリストラによる突然の休刊(事実上の廃刊)を迎えた。季刊、隔月刊、月刊と変遷した。
最終号では、誌面(及び付属CD-ROM)が急遽決定した廃刊に対処しきれず、大半のコーナーが翌月号以降への布石を打ったままの状態で掲載された。巻末の編集後記+次号予告的なコラム「事情通が語る“てっさ”の本音」では、廃刊に際しての編集部の困惑と未練、開催予定だったイベント・読者投稿募集の中止告知などが記されている。その隣には、「11月号ではコレをやる予定だったんですけど……」として、翌「11月号」に収録されるはずであったコンテンツも併せて載っていた。
なお、アスキーからは後にセガ系統のゲーム機・ソフトを扱う雑誌として、『ファミ通DC』が創刊されている。
誌面
編集- ・サターン新作Express
- ・超・新作情報
- ・てっさスポーツ
- ・レトロ特急サターン號
- ・フロンティア通信
- ・まわりはど〜なの?
- ・ソフトインプレッション
- ・テック編集部ゲームだより
- ・超絶!!土星通信
- ・Varios Essay
- ・今月の1本
- ・体験版のすべてがわかる〇〇ページ
- ・移植王
- ・サターン友の会
出処不明の奇妙なイラストがページの各所に散 りばめられており、本誌のコーナーの中でも異彩を放っていた。
・全・大募集
CD-ROM
編集- ・32偶像(アイドル)サタンちゃん
- ・さるやまハゲの助アワー
- 1ch:『いたち草』・・ - サウンドノベル風ゲーム。誤った選択肢を選択すると即ゲームオーバーとなる。
- 2ch:カラーバー(試験電波放送中 - コンテンツなし)
- 4ch:『ドキュメント カルトゲーム』
- 6ch:『つくだばんぱくん』
- 8ch:『宇宙軍艦にっぽり』・・ - 宇宙戦艦ヤマトのパロディ短編アニメ。TechWinに収録されていた『暴虐大帝えのしま』のスピンオフとも言える作品。本編はオープニングテーマやエンディングテーマよりも短く、その時間は僅か30~40秒前後であることが多かった。
- ・増刊AM2研通信
- ・デジタル土星通信
- ・ポリゴン伯爵
編集長
編集・山川真太朗