TTA (ティーティーエー、The True Audio) はフリーGPL)のリアルタイム可逆圧縮オーディオエンコーダー/デコーダーである。可逆圧縮であるため音声の劣化がない。「ハードウェアサポートの容易さ」を目標に、開発が進められている。

TTA
拡張子.tta .mka .mkv
MIMEタイプaudio/x-tta、audio/tta
開発者Alexander Djourik
種別音声ファイルフォーマット
包含先Matroska

デコード速度と再生時のハードウェア負荷でFLACに劣り、圧縮率でMonkey's Audioに劣る。エンコード速度と圧縮率のバランスに優れるが、最近の利用率では、より高レベルでデコードとエンコードの能力向上を果たしたTAKに押されつつある[1]

Matroskaコンテナ(.mkvや.mka)も対応している。

TTA方式の長所

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  • 可逆圧縮でオーディオデータを圧縮し、3割程度のファイルサイズ縮小が可能。
  • リアルタイムエンコード/デコードのアルゴリズムを採用。
  • 動作環境に依存せず高速なエンコード/デコードが可能。
  • 複数の異なったプラットフォーム上でのコンパイル・実行が可能。
  • フリーのオープンソースであり、技術情報が文書提供されている。
  • ハードウェアサポート実装。
  • ID3タグ、APEタグが利用可能(FLACは独自タグ、Monkey's AudioはAPEタグしか利用できない)。
    • ただし、これはID3タグやAPEタグを付加してもフォーマットとして互換性が保たれるという意味であり、公式に提供されているエンコーダ・デコーダやライブラリではタグの読み書きはサポートされていない。また、現行のDirectShowフィルターでは表示はできないため、foobar2000のプラグインやSuperTagEditor改造版などでしか解釈できない。

利用例

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  • 音楽CDを一つのMKAファイルにまとめる
    • (tta+cue).mka
  • MKA変換機というツールを使用し、ファイルチェックモードを有効にしてMUXすれば、MUX前/DEMUX後のCRC16が一致するまで変換を試み(最大6パターン)、多くの場合はサンプル欠損を回避することが可能となっている。

TTAを利用したコンテナ形式の一例

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  • (TTA).tta
  • (TTA).mka
  • (DivX+TTA).mkv

関連項目

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脚註

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  1. ^ 2009 ripping/encoding general poll - Hydrogenaudio Forums

外部リンク

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