TCPファストオープン(TFO)とは、TCP3ウェイハンドシェイク中にデータをやりとり出来るようにすることで、接続開始時のRTT(ラウンドトリップタイム)を軽減する技術。[1]

2014年12月 RFC 7413として策定された[2]

欠点

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TCPファストオープンに対応していないファイアウォールIDS(侵入検知システム)によって通信が弾かれてしまうことがある。[3]

類似技術

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QUICもまたハンドシェイクの段階でのRTTを減らすことを大きな目的としている。こちらはUDPを使用するためファイアウォール弾かれにくい。

脚注

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  1. ^ 日経クロステック(xTECH). “GoogleはTCPをCookieで高速化”. 日経クロステック(xTECH). 2021年10月25日閲覧。
  2. ^ RFC [https://datatracker.ietf.org/doc/html/rfc7413 7413 - TCP Fast Open 日本語訳]”. tex2e.github.io. 2021年10月25日閲覧。
  3. ^ ASnoKaze (1494336934). “TCP Fast Openの闇と、Kernelの緩和コミット”. ASnoKaze blog. 2021年10月25日閲覧。

関連項目

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