T-2女川墜落事故
T-2女川墜落事故(T-2おながわついらくじこ)は、2000年(平成12年)3月22日に発生した、航空機墜落事故。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/71/T-2_Matsushima_%2821911425259%29.jpg/200px-T-2_Matsushima_%2821911425259%29.jpg)
概要
編集松島基地、第4航空団所属のT-2練習機が、訓練からの帰投中に山林に墜落、激突した。操縦者は訓練学生のA三等空尉(25歳)で、単独飛行の訓練中だった。同日中に、A三尉の遺体が回収された[1]。
この後、第4航空団は、4か月後の7月にブルーインパルス牡鹿半島墜落事故が発生し、ともに女川原発周辺(10km圏内)だった[2][3]。
経緯
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事故発生
編集松島基地、第4航空団所属のT-2練習機は事件当日、A三等空尉(25歳)の操縦のもと、単独飛行訓練を行っていた[2]。A三等空尉は飛行時間が約270時間であり、事故当時はパイロットになる教育中の操縦学生であった[2]。また、T-2練習機に搭乗するのは15回目で事件当日は2回目の単独飛行だった[2]。
午後1時17分、A三等空尉は単独飛行訓練を終了したため、松島基地に帰投する予定だったが、午後2時5分に無線連絡が途絶えた[2]。
消火と遺体の回収
編集午後1時55分頃、「宮城県女川町指ケ浜の山林に飛行機が墜落し、山火事が起きた」と119番通報が入ったため、石巻警察署と救難機が駆けつけたところ、T-2練習機が墜落し、周囲に山火事が発生しているのを確認した[2]。
山火事はすぐに消し止められたが、焼け跡からA三等空尉の遺体を発見した[2]。
脚注
編集関連項目
編集- 航空自衛隊安全の日 - 本件を含む航空自衛隊での一連の墜落事故を契機に制定。