Sway (ウィンドウマネージャ)
タイル型Waylandコンポジタ
Swayは、タイル型ウィンドウマネージャ及びWaylandコンポジタである。 i3に触発されており、C言語で書かれている[3]。 SwayはWayland及びwlrootsコンポジタライブラリを使用しており[4]、i3の完全互換品として設計されている。 Swayは既存のi3の設定ファイルで動作し、i3の殆どの機能に対応している。 また、独自の幾つかの新機能を提供している[5]。
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作者 | Drew DeVault |
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初版 | 2016年3月24日[1] |
最新版 | |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | Unix系 |
種別 | ウィンドウマネージャ |
ライセンス | MITライセンス |
公式サイト |
swaywm |
ウィンドウを操作するためのSwayのデフォルトのキーバインドはviのそれに似ている。 ウィンドウのフォーカスはスーパーキーとH、J、K又はLの何れかのキーの組み合わせによって制御する[6]。 ウィンドウの移動はこれらのキーに⇧ Shiftを追加した組み合わせによって実行する。
i3と同様に、SwayはUNIXドメインソケット及び多くのプログラミング言語のJSONベースのIPCインタフェースを使用して拡張及び操作が可能である[7]。
Swayの最初の安定版は、開発開始から約三年半が経過した2019年3月11日にリリースされた[8]。
特徴
編集Swayはi3と同様の以下のような機能を提供する:
- 設定ファイルはプレーンテキストである[7]
- ウィンドウの配置は動的ではなく手動で行う
- ウィンドウを水平又は垂直に分割することができる
- ウィンドウはタブ[注釈 1]付き又はスタック[注釈 2]付きのレイアウトで配置することができる
- ウィンドウはスタック型ウィンドウマネージャと同様にオーバーラップすることができる
- タイル化及びフロート化されたウィンドウは、キーボード及びマウスの両方を使用してサイズの変更又は移動を行うことができる[9]
- Swayはキーボードだけで完全に操作することができる[10]
また、Swayは以下のような独自の機能も提供する:
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “Sway 0.1”. GitHub (2016年3月24日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ "Release 1.10.1"; 閲覧日: 2025年1月29日; 出版日: 2025年1月26日.
- ^ DeVault, Drew (2017年8月9日). “State of Sway August 2017”. Drew DeVault's blog. 2020年12月1日閲覧。
- ^ Larabel, Michael (2017年12月28日). “Wlroots Is A New, Modular Wayland Compositor Library”. Phoronix. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Sway”. swaywm.org. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “sway/config.in at master · swaywm/sway” (英語). GitHub. 2025年1月4日閲覧。
- ^ a b Sway - FLOSS Weekly 501 (英語). FLOSS Weekly. 11 October 2018. 2020年12月1日閲覧。
- ^ DeVault, Drew (2019年3月11日). “Announcing the release of sway 1.0”. Drew DeVault's blog. 2020年12月1日閲覧。
- ^ Okoi, Martins (2019年3月18日). “Sway – A Tiling Wayland i3-Compatible Compositor”. FOSSMint. 2020年12月1日閲覧。
- ^ Paul, John (2020年5月12日). “Sway – Tiling Window Manager Specially Crafted for Wayland”. It's FOSS. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Differences from i3”. GitHub. 2020年12月1日閲覧。