Sun-3 は、1985年にサン・マイクロシステムズが製造・発売した、UNIX ワークステーションサーバシリーズの名称である。

Sun-3/60デスクトップ
Sun-3サーバ

Sun-3 は、旧モデルの Sun-2 と同じく VMEバス ベースのシステムであったが、モトローラ MC68020 マイクロプロセッサMC68881 浮動小数点コプロセッサ(Sun 3/50 ではオプション)とサン・マイクロシステムズ独自の MMU を組み合わせていた。

Sun-3 システムは SunOS バージョン 3.0 から 4.1.1_U1 までサポートされた。


Sun-3 の形式

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形式は、およそ年代順に並べています。

モデル コードネーム CPU ボード CPU MHz 最大 RAM 容量 筐体
3/75 Carrera Sun 3004 16.67 MHz 8 MB 2 スロット VME (デスクトップ)
3/140 Carrera Sun 3004 16.67 MHz 16 MB 3 スロット VME (デスクトップ/デスクサイド)
3/160 Carrera Sun 3004 16.67 MHz 16 MB 12 スロット VME (デスクサイド)
3/180 Carrera Sun 3004 16.67 MHz 16 MB 12 スロット VME (ラックマウント)
3/150 Carrera Sun 3004 16.67 MHz 16 MB 6 スロット VME (デスクサイド)
3/50 Model 25 - 15.7 MHz 4 MB "ワイド ピザボックス" デスクトップ
3/110 Prism - 16.67 MHz 12 MB 3 スロット VME (デスクトップ/デスクサイド)
3/260 Sirius Sun 3200 25 MHz (CPU), 20 MHz (FPU) 32 MB 12 スロット VME (デスクサイド)
3/280 Sirius Sun 3200 25 MHz (CPU), 20 MHz (FPU) 32 MB 12 スロット VME (ラックマウント)
3/60 Ferrari - 20 MHz 24 MB "ワイド ピザボックス" デスクトップ
3/E Polaris Sun 3/E 20 MHz 16 MB なし (6U VME ボード)

(最大 RAM 容量は、サードパーティのメモリボードを使用するとより拡張できる場合がある。)

Sun-3x

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SPARCstation 1 の出荷と同じ 1989年に、サン・マイクロシステムズは 3 つの新しい Sun-3 のモデル、3/80, 3/470, 3/480 を出荷した。

これらは以前の Sun-3 とは異なり、モトローラ MC68030 プロセッサ、68882 浮動小数点コプロセッサと、 68030 の統合 MMU を使用していた。

これらの 68030 ベースのアーキテクチャは Sun-3x と呼ばれた。


モデル コードネーム CPU ボード CPU MHz 最大 RAM 容量 筐体
3/80 Hydra - 20 MHz 16 or 40 MB "ピザボックス" デスクトップ
3/470 Pegasus Sun 3400 33 MHz 128 MB 12 スロット VME (デスクサイド)
3/480 Pegasus Sun 3400 33 MHz 128 MB 12 スロット VME (ラックマウント)

Sun 3400 CPU ボードにアップグレードした Sun 3/260 は、 Sun 3/460 として知られている。

関連項目

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外部リンク

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