ソフトウェアデザイン
Software Design(ソフトウェア デザイン)は、技術評論社から出版されている日本語による月刊のパソコン雑誌である。主にPCやPCサーバに用いられるソフトウェアに関する新たな技術情報や商品情報を扱い、プロフェッショナルやセミプロ、ハイエンド・アマチュアのプログラミング・エンジニアなどを主な読者としている。
Software Design | |
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Software Design | |
愛称・略称 | SD |
ジャンル | パソコン雑誌 |
読者対象 | コンピュータエンジニア |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 1,280円 |
出版社 | 技術評論社 |
編集部名 | 雑誌編集部 |
発行人 | 片岡巌 |
編集人 | 細谷謙吾 |
編集人代理 | 池本公平 |
雑誌名コード | 05827 |
刊行期間 | 1990年11月号- |
ウェブサイト | Software Design |
インターネットのサーバ側でのコンピュータ・プログラミングといったコンピュータ・ネットワークに関する技術記事が比較的多く、UNIX/Linuxを用いたWebサービスなどのコンピュータ・ソフトウェア技術を扱うことが多い。郵送による定期購読と一般書店での販売を行っている。
歴史
編集本誌の前身であった月刊誌「プロセッサ」は組込み機器のコントローラといったハードウェアを主体に扱っていたが、1990年11月号からパソコンまたはワークステーションによるソフトウェア開発のテクニカル情報誌[1]としてリニューアルされた。「ワンランク上を目指す人」をターゲットに英語が主体のマニュアル等を日本語でわかりやすく解説する、というのが最初のコンセプトであった。「OOPの時代がやってきた!」というタイトルの創刊号が出版された1990年11月という時期は、半年前の5月に英語版のMicrosoft Windows 3.0がリリースされており、日本でも従来のMS-DOSなどの文字を主体としたコンピュータ操作環境から、グラフィカルユーザインタフェースを利用した新時代の展望が開けた時期であった。
1991年は、全体的にC言語が繰り返し取り上げられた[2][3][4]。
1992年8月号では「Internetをはじめよう」を掲載。学会系の雑誌を除くコンピュータ雑誌では初めてインターネットを紹介した。
1994年1月号ではイーサネットとLANが普及してきたことに対応して、誌面をリニューアルした。インターネットの話題が中心となり、商用ISPも扱った。8月号と9月号の連載で「インターネット入門」を掲載した。
1995年の7月号から3号連続でSambaの記事を連載した。
1996年2月号では90ページを使ってLinuxを紹介した。
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脚注
編集- ^ 1991年1月号(発刊第3号)の表紙より。
- ^ この年にオランダからコンピュータ・ソフトウェア学者のアンドリュー・タネンバウムが来日して編集部を訪問している。
- ^ 創刊以来、C言語やオブジェクト指向などOSにこだわらないプログラミング技術を中心にしていたが、1991年11月号から「大人の事情」ということでUNIXワークステーションを中心に取り上げることになった。またNeXTを頻繁に取り上げられたが、これは担当編集者の個人的な好みである。
- ^ 当時のUNIXはSolarisなどの価格破壊製品が登場し値段が大幅に下がったものの以前100万円はくだらない代物であり個人読者からはニーズにあわないという見方もあったが、「自宅でUNIX」という企画が予想外に好評だったという。