Shady Part of Me
『Shady Part of Me』(シェイディ パート オブ ミー)は、フランスのインディーゲームスタジオDouze Dixièmesが開発しFocus Home Interactiveより発売されたアクションパズルゲーム。
ジャンル | アクションパズル |
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対応機種 |
Microsoft Windows Xbox One PlayStation 4 Nintendo Switch |
開発元 | Douze Dixièmes |
発売元 | Focus Home Interactive |
人数 | 1人 |
発売日 |
Win, Xbox One 2020年12月10日 PS4 2020年12月10日 2020年12月11日 Switch 2020年12月10日 2020年12月11日 2021年2月25日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) IARC:7+ ESRB:E(6歳以上) PEGI:7 USK:6(6歳未満提供禁止) ACB:PG |
コンテンツアイコン |
IARC:恐怖を引き起こすコンテンツ PEGI:Fear USK:Seltene Schreckmomente ACB:Scary Scenes |
黒髪で顔が隠れた少女(声:ハンナ・マリー[1])が自分の影とともに水彩画風のシュールな世界を冒険する。少女は光を極度に恐れており、影と対話し協力し合いながら世界からの脱出を試みる。
システム
編集少女は主に画面手前の3D空間を、少女の影は主に背景の2Dの壁を移動し、2人の操作は任意のタイミングで切り替えることができる(片方のみを操作する場面もある)。少女は光で照らされた場所に入れない。一方、少女の影は壁などに投影された地形を横スクロールアクションゲームの形式で進み、少女と違いジャンプができる。道中には様々な仕掛けがあり、片方のエリアで実行したことがもう片方のエリアに影響を与える。少女が何かの拍子に光を浴びたり少女の影がダメージ地形に触れたりなどするとミスになるが、この際には任意の箇所まで時間を戻すことができる。
収集要素として、各所に折り鶴のようなアイテムが配置されている。このアイテムを取得していくことにより、メニュー画面に表示される各種イラストが完成する。
開発
編集本作はDouze Dixièmesにとってのデビュー作で、開発には3年が費やされた[2]。少女とその影をテーマとする方針は最初のプロトタイプの時点から一貫している[3]。一方で、2人のプレイヤーにより個々のキャラクターを操作する協力プレイの案が当初に検討されていたが、物語の設定と矛盾するとして見送られた[3]。
少女は統合失調症や恐怖症を患っているとも解釈できる表現がなされているが、開発チームは精神疾患のメッセージを込めたことを認める一方で実際の症状とは互換性がなく比喩的なものとしている。これは、心理学の専門性の高さから自分たちが何か間違ったことを言いたくないとの考えや、重い現実的なシナリオではなく夢のような軽いものにするという作品の方向性が反映されている[3]。
受賞
編集- pegasus 2021 「Best First Video Game」[4]
脚注
編集- ^ “TGA20:悪夢に囚われた少女と彼女の影の物語を描く「Shady Part of Me」が発表と同時に発売、ゲーム・オブ・スローンズのハンナ・マリーが出演”. doope! (2020年12月11日). 2021年5月5日閲覧。
- ^ “光と影のパズルADV『Shady Part of Me』ー水彩画のように描かれた不思議な世界を探索【開発者インタビュー】”. Game*Spark (2020年12月19日). 2021年5月5日閲覧。
- ^ a b c “Interview de Sarah Hourcade, Producer chez Douze Dixièmes (Shady Part of Me)” (フランス語). JeuxVideo-Live (2021年1月8日). 2021年5月5日閲覧。
- ^ ““Microsoft Flight Simulator” wins the prize at the “Video game Cesars”” (英語) (2021年3月18日). 2021年5月5日閲覧。
外部リンク
編集- Focus Home Interactive 公式サイト(英語)
- Shady Part of Me (@ShadyPartOfMe) - X(旧Twitter)
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