STS-110
STS-110は、スペースシャトル・アトランティスによって行なわれた国際宇宙ステーション (ISS) への飛行ミッションである。ISS のトラス構造の基幹であるS0トラスの取り付けを主な目的としていた。
STS-110 | |||||
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徽章 | |||||
ミッションの情報 | |||||
ミッション名 | STS-110 | ||||
シャトル | アトランティス | ||||
発射台 | 39-B | ||||
打上げ日時 | 2002年4月8日 20:44:19 UTC | ||||
着陸または着水日時 |
2002年4月19日 16:26:57 UTC KSC 33番滑走路 | ||||
ミッション期間 | 10日19時間43分38秒 | ||||
高度 | 122 海里 (226 km) | ||||
軌道傾斜角 | 51.6 度 | ||||
航行距離 | 450万 mi (724万 km) | ||||
乗員写真 | |||||
前列(左から右): フリック、オチョア、ブルームフィールド。 後列(左から右): スミス、ウォルハイム、ロス、モーリン。 | |||||
年表 | |||||
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乗員
編集- マイケル・ブルームフィールド (3) 船長
- ステファン・フリック (1) 操縦手
- ジェリー・ロス (7) ミッション・スペシャリスト
- スティーヴン・スミス (4) ミッション・スペシャリスト
- エレン・オチョア (4) ミッション・スペシャリスト
- リー・モーリン (1) ミッション・スペシャリスト
- レックス・ウォルハイム (1) ミッション・スペシャリスト
ミッション・パラメータ
編集ミッションのハイライト
編集STS-110 の主な目的は、国際宇宙ステーション (ISS) のデスティニー実験モジュールにS0トラスを取り付けることであった。S0トラスには、続くミッションの STS-112 と STS-113 のそれぞれでS1トラスとP1トラスが取り付けられ、ISS の基幹となっている。
また STS-110 ではモービル・トランスポータ (Mobile Transporter : MT) も運び込まれた。MT はトラスに設置されたレール上を移動する台車で、重量は 885 kg(1950 lb)である。次のミッション STS-111 では、MT にモービル・ベース・システム (Mobile Base System : MBS) が取り付けられた。このモービル・サービス・システム (Mobile Servicing System : MSS) により、カナダアーム2がトラス上を移動できるようになる。
ISS とのドッキング
編集船外活動
編集ミッション | 担当者 | 開始 (UTC) | 終了 (UTC) | 期間 | 作業内容 | |
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35. | STS-110 EVA 1 |
スティーブン・スミス レックス・ウォルハイム |
2002年4月11日 14:36 |
2002年4月11日 22:24 |
7時間48分 | S0トラスをデスティニーに取り付け |
36. | STS-110 EVA 2 |
ジェリー・ロス リー・モーリン |
2002年4月13日 14:09 |
2002年4月13日 21:39 |
7時間30分 | S0トラスの取り付け |
37. | STS-110 EVA 3 |
スティーブン・スミス レックス・ウォルハイム |
2002年4月14日 13:48 |
2002年4月14日 20:15 |
6時間27分 | S0トラス用にカナダアーム2を再構成 |
38. | STS-110 EVA 4 |
ジェリー・ロス リー・モーリン |
2002年4月16日 14:29 |
2002年4月16日 21:06 |
6時間37分 | 将来の船外活動用装置の取り付け |
外部リンク
編集- NASA mission summary - ウェイバックマシン(2001年6月22日アーカイブ分)
- NASA shuttle mission archive
- Status reports - Detailed NASA status reports for each day of the mission.
- STS-110 Video Highlights - ウェイバックマシン(2007年7月14日アーカイブ分)
- 国際宇宙ステーションの組立フライト 8A S0トラス STS-110 - JAXA