SOV38
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Xperia XZ2 Premium SOV38(エクスペリア エックスゼットツープレミアム エスオーブイ サンハチ)は、ソニーモバイルコミュニケーションズによって開発された、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで販売されていた第3.9世代移動通信システム(au 4G LTE/au VoLTE )、第4世代移動通信システム(au 4G LTE CA/WiMAX2+)対応スマートフォン。
キャリア | au |
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製造 | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
発売日 | 2018年8月10日 |
概要 | |
OS | Android 8.0 (Oreo)→10.0 (Q) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 SDM845 2.8GHz + 1.7GHz |
音声通信方式 | 第3.9世代移動通信システム 第4世代移動通信システム 無線LAN (IEEE802.11a/b/g/n/ac) (バンド1 (2.0GHz), 3 (1.7GHz), 11 (1.5GHz), 18 (800MHz), 26 (800MHz), 28 (700MHz), 42 (3.5GHz)) |
形状 | ストレート型 |
サイズ | 約158 × 約80 × 約11.9 mm |
質量 | 約236 g |
連続通話時間 | 約2480分 (VoLTE) |
連続待受時間 | 約530時間 (4G LTE/WiMAX 2+エリア) |
充電時間 | 約180分 (TypeC共通ACアダプタ01/02(別売)使用時) |
バッテリー | 3400mAh |
内部メモリ | RAM 6GB ストレージ 64GB |
外部メモリ | microSD microSDHC microSDXC (最大400GB) |
日本語入力 | POBox Plus |
電子決済機能 | FeliCa/NFC |
赤外線通信機能 | なし |
テザリング | あり |
Bluetooth | ver. 5.0 |
放送受信機能 | フルセグ/ワンセグ |
外部接続 | USB Type-C |
メインディスプレイ | |
方式 | 液晶ディスプレイ |
解像度 | 3840×2160 |
サイズ | 約5.8インチ |
表示色数 | {{{メイン画面色数}}} |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 有効画素数約1920万・約1220万画素Motion Eye™ Dualカメラシステム 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー(カラー) Exmor RS® for mobile 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー(モノクロ) Exmor RS® for mobile |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 有効画素数約1320万画素裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
カラーバリエーション | |
クロムシルバー | |
クロムブラック | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
概要
編集2018年8月10日に、XperiaブランドのPremiumシリーズとして初めてauブランドから発売された。
au直営店およびオンラインショップの販売価格は10万8000円[1]。
特徴
編集外観
編集XZ2やXZ2 compactと同様にアンビエントフローデザインを採用し、背面を湾曲させて持ちやすさを向上させている。さらに、XZ1シリーズまで電源ボタン兼用だった指紋認証センサーを背面中央に移動している。前機種のXZ Premiumと同様に、背面は鏡面仕上げとなっている。
カメラ
編集Xperiaシリーズとして初めてデュアルカメラを搭載し、ソニー内部のカメラ部門と共同で開発された(Motion Eye Dualカメラシステム)。下部のカラーセンサーとは別に上部にモノクロセンサーを搭載し、カラーセンサーの色データとモノクロセンサーの輝度データを画像融合プロセッサ「AUBE」によって合成している。2つのセンサー間の距離や個体ごとのセンサーの光軸のズレをAUBEに記憶させ、それをもとに処理を行う[2]。これにより、発売時点で世界最高の静止画ISO51200,動画ISO12800を実現している。光の少ないところでは超高感度モードが起動し、ノイズを少なく保ちながらISOをさらに上げて撮影する。モノクロセンサーはカラーセンサーと同じセンサーサイズで画素数が少ない分取り込む光量が多く、夜間などの撮影に貢献する[3]。また、世界で初めて4K HDRの撮影に対応し、「4K HDR動画を撮影して、そのまま再生できる世界初のスマートフォン。」と謳われている[4]。
ディスプレイ
編集XPERIAのZ5 Premium, XZ Premiumに引き続きSID規格に基づいた4Kディスプレイを採用している。同世代の他社製フラッグシップスマートフォンの多くがより縦長のアスペクト比に移行し、XZ2シリーズの他機種も18:9を採用する中で、本機種は16:9比率に留まった。これについて開発者は、XZ2/XZ2 compactはコミュニケーションツールに最適化して18:9を、本機種は視聴体験を重視して動画コンテンツで標準的な16:9を採用したとしている[5]。HDRに対応するとともに、非HDRのコンテンツをHDRに近づけるHDRアップコンバート機能を搭載している。
オーディオ
編集歴代XPERIAと異なり、3.5mmイヤホンジャックが非搭載となっている。これに合わせて、ソニーモバイルUSB Type-C™-3.5φ変換ケーブル01(TVアンテナ機能付)を同梱している。フロントステレオスピーカーを踏襲し、音量が向上している。イコライザーを内蔵し、さらにソニーの他の音響機器にも採用されているS-Force Front Surroundを設定できる。XZ2同様に3段階の強度に調整できるダイナミックバイブレーションがあり、専用の大型バイブレーションモーターをコンテンツの重低音に合わせて振動させることで没入感を高めている。
評価
編集本機種では前機種から様々な変化があり、なかでも236gの重量や背面の丸みによる滑りやすさ、中央付近に設けられた指紋認証センサーは不評な要素であった[6][7]。これらの特徴がXZ2シリーズ全体に共通していることもあってか、2018年度のXperiaブランドはそれまでと比べても大幅な収益の落ち込みを記録した[8]。
脚注
編集出典
編集- ^ “auの「Xperia XZ2 Premium SOV38」が8月10日発売 価格は10万円”. ITmedia Mobile. 2024年4月7日閲覧。
- ^ “初のデュアルカメラ「Xperia XZ2 Premium」、4K/HDR撮影もできるスマホの内側”. AV Watch. 2024年7月14日閲覧。
- ^ “Xperia初デュアルカメラの実力は!? 「Xperia XZ2 Premium」を試す”. AV Watch. 2024年7月14日閲覧。
- ^ “au XPERIA XZ2 Premium SOV38 ディスプレイ”. ソニー. 2024年6月1日閲覧。
- ^ “ソニーのカメラ技術の粋を集めた超高感度デュアルカメラ搭載 開発陣が紹介する「Xperia XZ2 Premium」”. SONY. 2024年7月14日閲覧。
- ^ “詰め込みすぎの「Xperia XZ2 Premium」は買って失敗:ワーストバイ2018”. Engadget 日本版. 2024年7月14日閲覧。
- ^ “迷スマホで鍛えよう!重い重いXperia XZ2 Premium”. YouTube. 2024年7月14日閲覧。
- ^ “苦境のXperia、2018年度はさらに販売縮小 それでもソニーがスマホ事業を続ける理由”. ITmedia Mobile. 2024年7月14日閲覧。
関連項目
編集- SO-04K - NTTドコモ向けの兄弟機種。
- ソニーモバイルコミュニケーションズ
- XZ Premium - 先代機種。
- SOV40 - 後継機種。
- SOV39 - 本機種の下位モデルであるXZ2の後継機種。本機種の半年後に発売された。