FOMA SH902iSフォーマ・エスエイチ きゅう まる に アイ・エス)は、シャープによって開発された、NTTドコモ第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。

NTTドコモ FOMA SH902iS
キャリア NTTドコモ
製造 シャープ
発売日 2006年5月30日
概要
OS Symbian OS + MOAP(S)
CPU OMAP2420
音声通信方式 FOMAW-CDMA
(800MHz,1.7GHz,2GHz)
形状 折りたたみ式
サイズ 106 × 46 × 23 mm
質量 135 g
連続通話時間 約140分(音声電話時)
約90分(テレビ電話時)
連続待受時間 静止時:約500時間
移動時:約400時間
外部メモリ miniSD
(2GBまで対応)
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
Bluetooth なし
放送受信機能 非対応
メインディスプレイ
方式 VeilViewモバイルASV液晶
解像度 QVGA
(240×320ドット
サイズ 2.4インチ
表示色数 約26万色
サブディスプレイ
方式 有機EL
解像度 96×39ドット
サイズ 0.8インチ
表示色数 1色
メインカメラ
画素数・方式 約320万画素CCD
機能 AF対応
サブカメラ
画素数・方式 約11万画素CMOS
機能 -
カラーバリエーション
シャインシルバー
コーラルピンク
アストラルブラック
プロミネンスレッド
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

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902iSシリーズとして最初に発売された。外部メモリーはminiSD(2GBまで:ドコモ発表。それ以上は自己責任)対応である。カメラ性能はCCD約320万画素。テレビ電話用のサブカメラはCMOS約11万画素。従来まで二軸回転の変形スタイルを採用していたシャープは一挙転換、一軸の折りたたみスタイルへ戻り、サブ画面も復活した。サブ画面は液晶ではなく有機ELで、青色の単色発光となっている。またサブ画面の部分には反射性のあるアクリル板が貼られており、アクリル板を透過する形で発光する。サブ画面の部分はとしての利用が可能であるが、反射質なので、非常に明るい環境ではサブ画面に表示してある内容が見辛いという難点もある。SH901iSで採用されたが次のSH902iでは採用されなかったアルミニウムのパネルが復活し、SH901iSと同様に背面のみがアルミニウムとなっている。音楽機能はSDオーディオ(AAC)を搭載していて連続22時間再生できる。

この端末のボタンは黄緑色に光り、明るい場所では光らないようにすることもできる。また、メインディスプレイの明るさを周囲の明るさに合わせて変えるようにすることもできる。

iアプリは「みんなのGOLF モバイル2 for SH」、「Gガイド番組表リモコン」、「電子マネーEdy」、「ケータイクレジットiD」、「DCMXクレジットアプリ」を搭載。

902iSシリーズの共通機能として、1.7GHz帯の対応、DCMXアプリのプリセット、着もじ、おまかせロック、外部メモリへのコンテンツ移行、デコメール署名、電話帳預かりサービス、パケット通信中のテレビ電話対応等がある。

歴史

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不具合

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2006年7月24日にDoCoMoから文章入力中に特定の文字列を入力するとフリーズや再起動が起こる不具合の発生が発表され、預かり修理による対応が行われるに到った[1][2]。搭載されている日本語入力システムケータイShoin4に起因する。

脚注

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  1. ^ ドコモやボーダフォンのシャープ製端末に不具合”. ケータイ Watch. インプレス (2006年7月10日). 2011年6月15日閲覧。
  2. ^ ボーダフォン、「みられまくっちゃ」「かぜがなおりかけた」の預かり修理を発表”. ITmedia +mobile. ITmedia (2006年7月24日). 2011年6月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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