Rhino

JavaScriptエンジンの一つ

Rhino(ライノー)とはオープンソースで開発されているJavaScriptの実装 (JavaScriptエンジン) である。RhinoはJavaで記述されており、Mozilla Foundationによって管理、配布されている。Mozilla Foundationでは、C言語による実装のSpiderMonkeyというソフトウェアの提供も行っている。

Rhino
最新版
1.7.5 / 2024年5月4日 (7か月前) (2024-05-04)
リポジトリ github.com/mozilla/rhino
プログラミング
言語
JavaJavaScript
対応OS クロスプラットフォーム
プラットフォーム Java仮想マシン
サポート状況 開発中
種別 JavaScriptエンジン
ライセンス MPL 2.0
公式サイト mozilla.github.io/rhino/
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Rhinoの開発は1997年ネットスケープコミュニケーションズによって始められ、1998年Mozilla Foundationに譲渡された後、オープンソースソフトウェアとなった。Rhinoの名はオライリー社によって出版されたJavaScriptの書籍(ISBN 4-87311-027-0; リンクは現行版)の表紙に描かれた動物(サイ)から名付けられた。

RhinoはJavaScriptのコードをJavaのクラスへと変換する。変換にはコンパイラを用いる方法と、インタープリタを用いる方法がどちらも利用できる。Rhinoは他のアプリケーションに組み込んで用いる目的で作成されており、JavaScriptでしばしば用いられる「browserオブジェクト」はサポートされていない。

Rhinoは組み込んだアプリケーション上でRhino shellを使うことによってデバッガとして用いることができる。

Rhinoを使用したソフトウェア

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  • JDK - Java Platform, Standard Edition 6 JDK から JavaScript 実行エンジンとして同梱
  • OpenOffice.org - マクロ言語の一つとして採用した JavaScript を実行するために、またそのデバッグ環境として。
  • LibreOffice - マクロ言語の一つとして採用した JavaScript を実行するために、またそのデバッグ環境として。

関連項目

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外部リンク

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