Railfan
『Railfan』(レールファン)は2006年12月21日に音楽館・タイトーから発売のPLAYSTATION 3用電車運転ゲーム。総合プロデューサーは向谷実。
ジャンル |
電車運転シミュレーション 沿線ガイド付き鉄道運転バラエティ |
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対応機種 | PLAYSTATION 3 |
開発元 | 音楽館・タイトー |
発売元 | 音楽館 |
人数 | 1人 |
メディア | BD-ROM |
発売日 |
2006年12月21日 2006年12月21日 2006年12月21日 2006年12月21日 2007年6月29日 |
対象年齢 | CERO:全年齢 |
その他 |
対応映像出力 NTSC - 480p・720p・1080i・1080p 対応音声出力 不明 |
概要
編集タイトルは音楽館が運営する鉄道関連総合情報サイト『レールファン』から採用した。今作はタイトーの『電車でGO!』と共同で制作している。共同タイトルになるも、従来の実写を使用したシミュレーションは踏襲しており、ジャンルも「沿線ガイド付き鉄道運転バラエティ」となっているが、従来の『Train Simulator』の流れを汲んでいる。また鉄道シミュレーションゲームとしては初のハイビジョン撮影となった。また、PLAYSTATION 3のタイトルでも実写動画を取り扱うのは本作が初めてであった。Blu-ray Discの大容量を活かし、実写によるアウタービューも収録。沿線やヘリコプターでの空撮も行ない、前方映像と同期を取り、ボタン一つで瞬時に切り替えができる。しかし、アウタービューには前方からの運転映像と一致しない(対向列車など)部分が存在した。
今回のアウタービューの採用の為、従来の『Train Simulator』に見られた非常に多かった運転可能な車種が『各路線1種類ずつ』と最低限にまで絞られた。他にもこれまでのシリーズで既に採用・製品化していながら再度中央線快速(シリーズ3回目)・京阪線(同2回目)を採用した理由は、「旧作とは上り・下りの違いがあり、全くの別作品である」という向谷の認識がある。
運転可能な路線
編集運転可能な車両
編集- 中央線 201系
- 2010年10月 、新型車両であるE233系への置換えが完了したため、中央線で活躍した201系のメモリアル的要素も持つ。
- 京阪電車 8000系
- Train Simulator PLUS 京阪電気鉄道編のリリース後しばらくして、特急の中書島駅、丹波橋駅、樟葉駅、枚方市駅停車、K特急の新設など、大規模なダイヤ改正があったが、今回のリリースではそれに対応。なお、K特急という種別はゲーム発売後、2008年10月19日のダイヤ改正で廃止されている。
- シカゴ交通局 3200系
運転可能なダイヤ
編集中央線
編集- 1128T 快速 東京行き
- 平日昼のダイヤ。運行上は高尾→東京。
- 1338T 中央特快 東京行き
- 土休日昼のダイヤ。運行上は高尾→東京。ミッションモード09「電車でGO!」はこのダイヤ。
- 604T 快速 東京行き
- 708H 快速 東京行き
- 平日朝のダイヤ。運行上は高尾→東京。運行密度が高いため、信号現示変化が目まぐるしい。新宿では8番線に入線する748Tの接近放送も聞こえる。女性車掌の声を再現している。
京阪本線
編集- C1203A 特急 淀屋橋行き
- 土休日昼のダイヤ。ミッションモード08「電車でGO!」はこのダイヤ(リアルプレイモード推奨)。
- B0801A K特急 淀屋橋行き
- A1701A K特急 淀屋橋行き
- 平日夕方のダイヤ。この列車のみ2007年に導入された発車メロディーが流れる(ただし出町柳駅は特急用のもの)。
ブラウンライン
編集- 401 Kimball行き
- 休日昼のダイヤ。運行上はKimball→(Loop)→Kimball。ミッションモード08「電車でGO!」はこのダイヤ。
- 401 Kimball行き
- 平日朝のダイヤ。運行上はKimball→(Loop)→Kimball
ゲームシステム
編集- Train Simulator+電車でGO! 東京急行編から2度目のタイトー・電車でGO!との合同開発タイトルとなり、Train Simulatorベースと電車でGO!ベースの画面構成が選択できる。
- 画面左にはナビゲーションの表示があり、その先の信号・標識の状態が分かるようになっている。また、ブレーキを掛けた時に停車予想を表すブレーキナビゲーションもある。
- 走行画面が画面いっぱいに拡大(PC版やPS2版では全画面表示は不可。PSP版は元々が小型の画面のため、運転台の描画を無くすことにより全画面表示を実現していた。)
- 運転台描画が運転室の一部までに拡大。コントローラで、運転台の拡大/縮小、上下の位置、運転台描画の有無が選択可能
- ミッションをクリアすると、雨の日の運転も可能。ワイパーも動かすことが可能
- 実写によるアウタービューを収録。ボタン一つで瞬時に切り替えができる。
ミッション
編集- 各路線毎、電車の運転方法などのミッションに挑戦するモード。終わりには『電車でGO!』のミッションがある。
- ミッションは、1~8まであり(シカゴのみ1~7)全部クリアすると、天気変更・車両変更が可能になる。
トレインツアー
編集通常の運転の他に、運転中、途中下車して沿線観光ができるモード。 各駅の周りの地図から選んだポイントを写真と解説のナレーション(声:本田貴子)で楽しめる。
マイコレクション
編集トレインツアーでプレイしたデータを保存して、自分の運転データでリプレイできるモード。 これによりアウタービューを中心にした視点で、運転に気を取られることがなく眺めることができ、リプレイ走行中にすれ違う車両を撮影し、その車両をコレクションすることができる。
補足
編集- 過去の専用コントローラ(Master Controller II、マルチトレインコントローラなど)には対応していない。「電車でGO!コントローラTYPE2」は動作するが、動作保証対象外となる。
- 2007年1月30日に「レールファン 公式パーフェクトガイド」が発売された。ISBN 978-4-537-25467-9。
- 2006年12月11日からiモード、13日からYahoo!ケータイ、21日からEZwebにおいて携帯電話用アプリ「電車でGO! シカゴ編」が配信されていた。Railfanと同じブラウンラインを収録しており、音楽館も監修協力している。
- 2007年7月12日には新作であるRailfan 台湾高鉄(台湾新幹線)が発売される。当初は台湾限定発売であったが、PLAYSTATION PREMIERE 2007において2007年秋頃に日本でも発売予定(税込み6090円)と発表され、その後同年11月1日に発売された。
関連項目
編集外部リンク
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