RD-857 ( GRAUインデックス - 15D12)はKB-4(ユージュノエ設計局) DB-586のIvan Ivanovが開発した初期のロケットエンジンである。8K94 ICBM 8K99 (PT-20P)の2段目に使用する為に設計されたが、量産されずRD-862 (15D169)の原型となった。RD-862(15D169)は出力と信頼性が向上してMR UR-100 (15A15)の2段目として使用された。

RD-857
原開発国ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦/ ウクライナ
使用期間1963年
設計者ユージュノエ設計局
開発企業ユージュマシュ
現況引退済
液体燃料エンジン
推進薬四酸化二窒素 / UDMH
サイクル二段燃焼サイクル
構成
燃焼室1
性能
推力 (vac.)14 tf (140 kN)
推力重量比73.68
燃焼室圧力12.75 MPa (127.5 bar)
Isp (vac.)329.5秒
寸法
全長2100 mm
直径930 mm
乾燥重量190 kg (420 lb)
使用
PT-20Pの2段目
リファレンス
出典[1]
補足12基製造

RD-857は単一の燃焼室の非対称ジメチルヒドラジン四酸化二窒素を推進剤とする二段燃焼サイクルの液体燃料ロケットエンジンである。燃焼室内にガスを噴射する事で推力偏向制御を行いピッチ軸ヨー軸の制御を行う。ロール軸の制御ではターボポンプで生成されたガスが4台の噴射ノズルから噴射される事によって行う。

関連項目

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脚注

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外部リンク

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