Princess of the year
「Princess of the year」(プリンセス・オブ・ザ・イヤー)とは、麻雀スリアロチャンネル・麻雀ウォッチにより共催される、女流プロによる麻雀の大会である。2020年度より「麻雀ウォッチ プリンセスリーグ」から現在の名称に変更された[1]。
概要
編集スリアロチャンネルによる、女流リーグ戦。これまでもスリアロチャンネルの番組に出演してきた、最高位戦日本プロ麻雀協会・日本プロ麻雀協会・RMU・麻将連合-μ-所属選手が出場している。
2017年に開催されたシンデレラリーグの後となる、2018年開幕。シンデレラリーグ2017では女流強豪も若手も出場していたのに対して、プリンセスリーグは、タイトル経験者や各団体リーグ上位ランカーといった、女流の強豪のみが出場し、「麻雀界ナンバー1王女」の座をかけて争われる(それに伴い2018年以降のシンデレラリーグは若手女流の大会となった)。
方式
編集現行
編集プリンセスリーグ・シンデレラリーグ共通の方式となっている。
予選
編集全24選手を、3ブロック各8名に分け実施された。各グループ内で各節4半荘を3節(1選手あたり12半荘)を実施。
- 各ブロック上位2名そのまま準決勝進出(6名)
- 各ブロック3位の選手は、プレーオフ2ndに進出(3名)
- 各ブロック4位の選手及び、5位の選手のうち最もポイントの多い1名は、プレーオフ1stに進出(4名)
プレーオフ
編集まず、「プレーオフ1st」として、2半荘を実施。上位1名のみ、各ブロック3位選手が待つ「プレーオフ2nd」に進出。
「プレーオフ2nd」も2半荘実施。上位2名が準決勝進出。
準決勝
編集準決勝進出者8名を2卓に分け、それぞれ2半荘を実施。上位2名が、決勝に進出。
決勝
編集4半荘を実施し、優勝者を決定する。
ルール
編集- 東南戦
- クイタン、後ヅケあり
- 25,000点持ち30,000点返し(トップ者に+20)
- 順位点は +20、+10、▲10、▲20
- 一発、裏ドラ、カンドラ、カン裏ドラあり
- 赤牌あり(萬子、筒子、索子に各1枚)
- アガリ連荘
- オーラス、親のアガリやめ、テンパイやめなし
- ダブロン、トリプルロンなし
決勝成績
編集回 | 年 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | 出典 | ||||||||
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氏名 | 所属団体 | 決勝成績 | 氏名 | 所属団体 | 決勝成績 | 氏名 | 所属団体 | 決勝成績 | 氏名 | 所属団体 | 決勝成績 | |||
1 | 2018 | 麻生ゆり | 協会 | +186.2 | 大澤ふみな | 最高位 | +39.6 | 愛内よしえ | 協会 | -84.2 | 小宮悠 | RMU | -141.6 | [2] |
2 | 2019 | 瑞原明奈 | 最高位 | +101.3 | 上田唯 | 協会 | +35.3 | 麻生ゆり | 協会 | -8.5 | 野添ゆかり | 最高位 | -128.1 | [3] |
3 | 2020 | 小宮悠 | 最高位 | +40.5 | 三添りん | 協会 | +40.3 | 石井あや | 最高位 | +20.1 | 冨本智美 | 協会 | -100.9 | [4] |
4 | 2021 | 涼宮麻由 | 協会 | +65.4 | りんのなお | 協会 | +43.4 | 小宮悠 | 最高位 | -44.4 | 冨本智美 | 協会 | -64.4 | [5] |
5 | 2022 | 田なべもえ | 協会 | +82.9 | 佐月麻理子 | 協会 | +24.2 | 水崎ともみ | 協会 | +8.0 | 安達瑠理華 | 最高位 | -115.1 | [6] |
6 | 2023 | 柚花ゆうり | 協会 | +126.8 | 与那城葵 | 協会 | +56.2 | 御崎千結 | 協会 | -40.1 | 水口美香 | 協会 | -142.9 | [7] |
最高位は最高位戦日本プロ麻雀協会を、協会は日本プロ麻雀協会を指す。 |
脚注
編集- ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2020年8月17日). “プリンセスリーグがリニューアルして開幕!「Princess of the year 2020」が8月18日12時より放送!”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年10月10日時点におけるアーカイブ。 2020年10月10日閲覧。
- ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2018年9月19日). “麻生ゆりが初代プリンセスに / 麻雀ウォッチ プリンセスリーグ決勝”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年8月8日時点におけるアーカイブ。 2020年10月10日閲覧。
- ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2019年9月30日). “瑞原明奈が優勝 初タイトルをひっさげてMリーグに臨む!/ 麻雀ウォッチ プリンセスリーグ 2019 決勝”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年4月30日時点におけるアーカイブ。 2020年10月10日閲覧。
- ^ 新井等(スリアロ九号機) (2020年9月24日). “戦い続けた新王女。小宮悠は、切なささえも抱きしめる【Princess of the year2020決勝】”. 麻雀スリアロチャンネル. 2020年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月10日閲覧。
- ^ 涼宮麻由が初優勝 インタビューではファンへの感謝を語る/麻雀ウォッチ Princess of the year2021 決勝結果
- ^ 田なべもえが激しい攻防を制して初戴冠!/Princess of the year2022 決勝結果
- ^ 【優勝】柚花ゆうりプロがプリンセスオブザイヤー優勝!【2023】
外部リンク
編集- 麻雀ウォッチ プリンセスリーグ - 2018シーズン
- 麻雀ウォッチ プリンセスリーグ 2019