PQ14船団第二次世界大戦中にソ連援助のため送られた船団。

1942年4月8日にアイスランドレイキャビクを出発しムルマンスクへ向かった。船団は25隻の船で構成されていた。

護衛は掃海艇「ヒービ (Hebe)」、「スピーディ (Speedy)」とトロール船「チルターン (Chiltern)」、「ノーザン・ウェーブ (Northern Wave)」、「ハント・ウィルトン (Hunt Wilton)」で、4月11日に軽巡洋艦「エディンバラ」、駆逐艦「ブルドッグ」、「ビーグル」、「ビヴァリー」、「フォレスター」、「フォアサイト」、「アマゾン」、コルベット「カンパニュラ (Campanula)」、「オクスリップ (Oxlip)」、「サクサフリッジ (Saxifrage)」、「スノーフレーク (Snowflake)」、トロール船「ロード・オースチン (Lord Austin)」、「ロード・ミドルトン (Lord Middleton)」が、4月17日にソ連駆逐艦「グレミャーシチイ (Gremiashchii)」と「ソクルシーテリヌイ (Sokrushitelnyi)」が、4月18日に掃海艇「ナイジャー (Niger)」、「ハリアー (Harrier)」、「フザール (Hussar)」、「ガサマー (Gossamer)」が加わった。

17隻の船が途中で引き返した。また掃海艇「ヒービ」と「スピーディ」も氷による損傷のため引返した。残りの船団は4月15日にドイツ軍機に発見された。ドイツ軍機による攻撃が開始され、翌日には潜水艦も攻撃に加わった。16日イギリス船「エンパイア・ハワード (Empire Howard)」が独潜水艦「U403」の雷撃を受けて2本ないし3本の魚雷が命中し沈没した。19日ムルマンスクに到着。

ドイツ海軍の駆逐艦「ヘルマン・シェーマン」、「Z24」、「Z25」がキルケネスから出撃したが、PQ14船団も同時に運航されていたQP10船団も発見することが出来なかった。