Ogg

マルチメディアコンテナ形式

Ogg(オッグ、オグ)は、パテントフリーのマルチメディアコンテナフォーマットである。主にOggファイル、Oggコンテナなどと呼ばれている。

Ogg
拡張子.ogv.oga.ogx.ogg.ogm.spx.opus
MIMEタイプvideo/ogg,audio/oggapplication/ogg
マジック
ナンバー
OggS
開発者Xiph.Org Foundation
初版2003年5月 (21年前) (2003-05)
最新版
libogg-1.3.5
(2021年6月4日 (3年前) (2021-06-04))
種別コンテナフォーマット
包含物Vorbis, Theora, Speex, FLAC, Dirac, Writ ほか
拡張Ogg Media
オープン
フォーマット
はい。
ウェブサイトftp.osuosl.org/pub/xiph/releases/ogg/

概要

編集

OggはXiph.Org Foundationによって規格化されており、RFC 3533として文書化されている。

Oggはコンテナであり、1つないし複数のコーデックを内容物として格納する。Oggの最も代表的なコーデックは音声コーデックVorbisである。Vorbisを格納したOggはOgg Vorbisと呼ばれる(他のコーデックも同様)。Ogg Vorbisを単にOggと呼ぶことがあるが、Oggはコンテナの名称であってコーデックではないことに注意すべきである。他のコーデックには、動画コーデックTheora、可逆音声コーデックのFLACに特化した音声コーデックのSpeex、テキストのWrit字幕に使う)などがある。

当初Xiph.Org FoundationはOgg共通の拡張子を.oggと定めていたが、2007年に共通の拡張子を.ogx、動画の拡張子を.ogv、音声の拡張子を.ogaに改めた。元々の共通の拡張子であった.oggはOgg Vorbis音声ファイルにのみ互換目的で使われる。これら以外にSpeexを収納したOggの拡張子として.spxが使われることがある。

Oggに収納できるコーデック

編集

関連項目

編集

外部リンク

編集
  • Xiph.org
  • Directshow Filters for Ogg Vorbis, Speex, Theora, FLAC, and WebM
  • RFC 3533
  • Haali Media Splitter (Oggコンテナ再生用のスプリッター)