OMV

オーストリアの石油企業

OMV AG(オーエムファウ アーゲー)は、オーストリアウィーンに本拠を置き、石油ガスの精製、また石油化学工業等を行うエネルギー企業。主な事業展開地は中央ヨーロッパで、ドイツ、オーストリア、ルーマニアに石油精製工場を持ち、4200箇所以上のガソリンスタンドをOMV、Avanti(アヴァンティ)、Storh、ペトロム(PETROM)ブランドで展開している。ウィーン証券取引所上場企業。

OMV AG
種類
Aktiengesellschaft(AG)
業種 石油・ガス
設立 1956
本社 オーストリア・ウィーン
主要人物
CEO Rainer Seele
サービス ガソリンスタンド
売上高 増加22,527 mn EUR (2015)
営業利益
−457,000,000 ユーロ (2016年) ウィキデータを編集
利益
−183,000,000 ユーロ (2016年) ウィキデータを編集
総資産 32,112,000,000 ユーロ (2016年) ウィキデータを編集
従業員数
24,124 (2015)
ウェブサイト www.omv.com

沿革

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1956年7月3日、Österreichische Mineralölverwaltung(略してÖMV。英語でAustrian Mineral Oil Administrationの意)として設立された[1]オーストリア国家条約の際の交渉に基づき、オーストリア国家による国営企業として、石油および天然ガスの生産・加工が行われ、1960年にウィーン国際空港近くのシュヴェヒャトに石油精製所を開設した[1]1970年アドリア海とウィーンを結ぶパイプラインが開通、1974年にオーストリア横断パイプラインが開通、1980年に西オーストリアパイプラインが開通、1985年リビアで最初の海外E&P事業を開始した[1]1987年に株式の15%を売却したのを始めに民営化に着手し、1990年に最初のÖMVブランドによるガソリンスタンドの営業を開始、1995年に社名をÖMVからOMVに変更した[1]

1998年、化学工業メーカーのBorealis AGの25%の株式を取得(現在は36%)、2004年ルーマニアの石油・ガスグループであるPetromの51%の株式を取得し子会社化した[2]

現在OMVの株式は、約3割をオーストリア国家資産持株会社のÖsterreichische Industrieholdingが保有し、約25%をアラブ首長国連邦アブダビ政府による国際石油投資会社(International Petroleum Investment Company)が保有している[3]。現在、最高意思決定機関である監査役会の会長は、シーメンス前社長のペーター・レッシャーが務めている[4]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ a b c d 60 years of OMV” (英語). OMV AG. 2019年7月31日閲覧。
  2. ^ OMV AG acquires 51% of Romania's Petrom” (英語). Oil&Gas Journal (2004年7月23日). 2019年7月31日閲覧。
  3. ^ Shareholder Structure” (英語). OMV AG. 2019年7月31日閲覧。
  4. ^ オーストリア石油最大手会長に前シーメンス社長”. 日本経済新聞 (2016-05-193). 2019年7月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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