OKサイン

親指と人差し指を用いたジェスチャー

OKサイン(オーケーサイン、絵文字: 👌)は、親指人差し指を繋げて輪を作り、その他の指は伸ばすか、手の平から離してリラックスさせるジェスチャーである。OKジェスチャーまたはリング・ジェスチャーともいう。潜水の際に使用されることが多く、この場合は「私は大丈夫です」または「大丈夫ですか?」という意味がある。ほとんどの英語圏の国では承認や同意、全く問題ない、OKであることを示す。他の状況や文化では、似たジェスチャーが否定的、攻撃的、金銭、数字、宗教的、政治的など、様々な意味をもつ場合もある[1]

OKサイン
OKサインの絵文字

肯定的な意味

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古典的な使用

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タイの釈迦の仏像

親指と人差し指で輪を作り、残りの指を伸ばすジェスチャーは少なくとも紀元前5世紀には存在しており、古代ギリシアの陶器では、親指と人差し指でキスをする唇を模した愛情表現を見ることができる。古代ギリシアで人が他人に対して行うジェスチャーは、その人に対して愛情を伝えるものであり、輪を作ることよりも指の先端を触れさせることによって感情が伝えられていた[2]。承認や同意の表現としての使用例は1世紀のローマ帝国が起源であり、修辞学者クインティリアヌスが使用していたという記録がある[3]。クインティリアヌスの chironomy では、弁論の特定の時点におけるジェスチャーの使用に関して、文脈による変化、つまり、弁論の開始、警告、称賛、非難、そして終了における変化を規定している[2]

これと同時期に、仏教徒や離散したヒンドゥー教徒全体において、このジェスチャーは内面に欠点がないことの象徴として用いられるようになった。動物行動学者デズモンド・モリスは、親指と人差し指を繋げることは、文字通り、または比喩的に何かを握る際の正確さを伝え、またその結合によって形成される形は完全性の典型であるを示し、そのためこのジェスチャーは物事が「完全に正しい」または「完璧」であるという異文化間のメッセージであると推測している[4]

ナポリでは、このジェスチャーは手の平を上にした場合、隣国であるギリシャでの習慣と同様に、長い間愛や結婚の象徴として使用されてきており、手の平を下にした場合は正義の天秤を持つ手を表すようになる[2][5]。イタリア各地では、このジェスチャーは会話において主張を通すために使用され続けてきたが、直立したまま指を空に向けて静止すると、完全性の象徴となる[2]

英語圏におけるこのジェスチャーの使用に関して、イギリスの医師で哲学者のジョン・ブルワー英語版は1644年の著書 Chirologia において「手を使った自然言語は、話す時の身振りと、それに関して話す時のジェスチャーとで構成される」と語っている[6]。ブルワーは様々な手のジェスチャーについて詳しく述べたが、その中の一つに「人差し指の先端を隣にある親指の爪と繋げ、その他の指は力を入れない」というものがあり[7]、「説明したり、目立たせたり、承認したりするには好都合」であると述べた[8]

「OK」

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1900年のパリ万国博覧会でOKサインを見せるアンクル・サムの風刺画

19世紀初頭のアメリカでは、このジェスチャーは円で形成される「O」と、伸ばした指に由来する「K」という文字に関連がある。OKサインとそれに対応する言葉の表現がどのように融合したのかはよく分かっていないが、イングランドの教授のアレン・ウォーカー・リード英語版は、この表現が使用されるようになったのは、1839年に『ボストン・モーニング・ポスト英語版』に掲載されたユーモア記事がきっかけだとしている。その記事では、「o.k.」という表現は「all correct」(全て正しい)を意味し、当時広まっていた滑稽なスペルミスの頭文字を連想させると述べられていた[9]ボストンニューヨークフィラデルフィアの新聞の中にも、コラムでこの表現を掲載しているものがあり、その中には「all correct」を誤ったスペルの「oll korrect」としているものもあったが、これは後にアメリカ英語の現地語となった[10]

翌年、民主党は現職であるマーティン・ヴァン・ビューレン大統領の大統領選挙における選挙運動を支援するため、このフレーズとそれに伴うジェスチャーを使用し始めた。キンダーフック英語版出身のヴァン・ビューレンは、「Old Kinderhook」(オールド・キンダーフック)というあだ名で広く知られており、このイニシャルである「O.K.」は承認の表現として少しずつ受け入れられていった[11]。ニューヨークでは、ヴァン・ビューレンの支持者がO.K.デモクラティック・クラブを結成してこのジェスチャーをクラブの象徴として使用するようになり、「O.K.」というスローガンはクラブのキャッチフレーズと「Old Kinderhook is all correct.」(オールド・キンダーフックは全て正しい)という二つの意味を有するようになった[10]。このフレーズとジェスチャーの両方が政治漫画を通して国中の新聞に掲載されたことで、この表現はさらに広まった。ヴァン・ビューレンが選挙でウィリアム・ハリソンに敗北してからは、一時期「O.K.」は「Owful Kalamity」(ひどい災難)または「Owful Katastrophe」(ひどい大失敗)を意味すると揶揄された[12]

ヴァン・ビューレンの敗北後、O.K.デモクラティック・クラブは解散したが、このジェスチャーはそれ以来、アメリカでは「全く問題ない」または「良い」ことを意味するものとして、広く使用されるようになった[13][14]。単語における「OK」は、物事が単に平凡で、最も基本的なレベルでのみ満足できるという意味であるが、ジェスチャーとしてはこれよりも肯定的な意味をもつ。このジェスチャーは一般的に承認のサインとして認識されており[11]、西洋におけるサムズアップのジェスチャーと同じ意味で使用されることもある。

政治において使用されるようになってから3世紀経った21世紀では、大統領のバラク・オバマらもこのジェスチャーを使用している[15]

スクーバダイビング

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「全てがOK」であるという意味のダイバーのサイン。質問にも、質問の返答にも使用されることがある。

スクーバダイビングにおけるコミュニケーション英語版では、レクリエーショナル・スクーバ・トレーニング・カウンシル英語版がOKサインを「全てがOK」という意味で使用するように規定している。サムズアップは水中から浮上する必要があることを意味するため、OKであることを示す場合、ダイバーはサムズアップではなく、必ずOKサインを使用するように指導される[16]。また、OKサインには確認の意味もあり、ダイバーが他のダイバーに対して「大丈夫ですか?」と尋ねる時や、それに対して「はい、大丈夫です」と返答する時に使用される[17]

普通のOKサインが見えにくい距離の場合、ダイバーは片手を頭の上に置いて肘を横に曲げるか、両手を頭の上で触れさせて腕を「O」の形にして、代わりに大きな「OK」のサインを使用する[18]。この全身を使ったジェスチャーは日本でも「OK」の意味で使用されており、一方で片手のみを使ったジェスチャーは「OK」の代わりに金銭のやり取りを意味する[19]。両腕を使ったOKサインの絵文字「🙆」は、2010年に「Face With OK Gesture」(U+1F646)の名前でUnicodeに追加された[20]

金銭

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1880年代のメキシコで使用された金銭を意味するジェスチャーのイラスト

日本では、片手で輪を作るジェスチャーは金銭の象徴として使用されており[21]、この場合、指の円形は硬貨を表している[4]。このジェスチャーは、金銭について口頭で話したり、尋ねたりする際の気まずさを避けるために使用されることがある[22]。その他の状況として、賄賂などの違法な金融取引を暗示したり[23][24]、商談を開始する合図として使用されることもある[25]

その他の国々でも、このジェスチャーが金銭、金融取引、富、品物の対価を表すことがある。19世紀後半のメキシコでは、このジェスチャーが人の富や地位を表すために使用されていたという記録が残っている[26]

印相

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9世紀のタリム盆地におけるヴィタルカ・ムドラー

ヨガでは、このジェスチャーは手の平を下にした「チン・ムドラー」(意識の印相)として知られており、手の平を上にしたり、心臓の前などの位置で保持したりする場合は「ジュニャーナ・ムドラー」(知恵の印相)と呼ばれる。チン・ムドラーとジュニャーナ・ムドラーを同じ意味として扱うヨガの流派もあるが、他の流派では、「前者は繊細な根強さの感覚を生み出し、後者は陽気な感覚を生み出す」と主張したり[27]、あるいはチンが「能動的に与える姿勢」であるのに対し、ジュニャーナは「受動的に受け取る姿勢」であると主張したりしている[28]。これらの印相では、中指、薬指、小指がそれぞれラジャス、タマス、サットヴァの3つのグナを表しており、これらが調和すると、アートマンブラフマン、つまり個人の魂と宇宙の魂が一体化する。親指と人差し指を押し付けることは、意識の一体化、つまりヨガを表す[27]仏教では、このジェスチャーは「ヴィタルカ・ムドラー」(議論の印相)と呼ばれ、言葉の意味を強調する際に使用される[28]

手話

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ほとんどの手話は、手の形、動き、位置、その他ボディーランゲージや表情などを組み合わせている。他のハンドサインと同様に、OKサインはその他の要素と組み合わせることで、複数の手話を通して様々な意味を伝えることができる。

修道士のサイン

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ヨーロッパにおいて、親指と人差し指で輪を作り、残りの指を伸ばすジェスチャーは10世紀から存在しており、沈黙の誓い英語版を立てたキリスト教の修道士が、様々な宗教儀式や宗教用具を表すために標準化された一連の教会のサインを使用していた。例えば、自身の前に差し出すジェスチャーは神への奉献を表し、口に当てるジェスチャーは食事をとることを表した。また、手の平を広げたサインは本、特に聖歌集を意味しており、サインのOの形は、多くの聖歌の開始の「O」のサインを表した。親指と人差し指で頭巾のフードや髪の毛の束、左手の皮膚などといった自身の服や体をつまむジェスチャーは、「修道士」「馬」「羊皮紙」など様々なものを表すことができた[29]

平原インディアン手話

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1880年に描かれた、平原インディアン手話で「太陽」のサインを示す人の絵

北アメリカ平原インディアン手話(PISL)では、このジェスチャーを顔の前に持ってきたり、太陽の軌道の弧を描くように動かすと、太陽を表し、空にかざして輪を覗き込むと、正午を表す[30]カナダの寄宿学校の新聞 Our Forest Children の1888年の記事に掲載されたPISL入門書では、左手は日の出、右手は日没を表すと示されている[31]。糸を引っ張ったり、ゴム紐を伸ばしたりするような、より複雑な一連の手の動きは、死、具体的には「長い時間の後に死ぬ」ことを意味する[32]

アメリカ手話

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現代のアメリカ手話(ASL)では、このジェスチャーは使い方によって異なる意味をもつ。親指と人差し指でつまむ動作は、何か小さいものを表すことが多い。例えば、イエバエを表す手話は、ハエが周囲を飛び回るのを真似る動作である[33]。アメリカ手話では、このジェスチャーは何らかの選択も表すことができる。何かを拾ってから置くように、一方からもう一方へ動かすと「指名」を意味する。また、親指と人差し指を繋げて反対の手で作った穴に入れると「投票」を意味する。「選出」のサインは、「投票」と「指名」のサインを連続で出すことで表される[34]

指文字

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アメリカの指文字で表される「F」の文字

手話を用いた指文字のシステムでは、親指と人差し指を繋げた手の形は様々な文字を表す。アメリカの指文字では「F」の文字を表すが、アイルランドやフランスでは「G」の文字を表す[35]。ウクライナ語などにおけるキリル文字を表す指文字では、このジェスチャーは文字の形を反映した母音の「О」を表す[36]。同様に、朝鮮語の指文字ではハングルの「」を表し、これは朝鮮語の口語の発音を反映するためにローマ字では「ng」と書かれる[37]。日本の指文字では、45種類のサインと4種類の補助動作で日本語音素が表されており、このジェスチャーは音節の「め」を表す[38]。指文字のシステムの中には、親指と人差し指を繋げて残りの指を伸ばすという特徴以外にも、明確な特徴をもつ場合がある。例えば、日本の指文字の「め」における輪は、丸みを帯びているものの、わずかに先細りになっている[39]

数字

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アメリカ手話では、手の平を自身から離して静止した状態でOKサインを行うと数字の9を表す[40]。1桁の整数の場合、指の数で数字の1から5を表し、そして親指がそれぞれの指を順番に触ることで6(小指)、7(薬指)、8(中指)、最後に9(人差し指)を表す。9を表すサインを左から右に振ると、19を意味するようになる[40]

平原インディアン手話では、太陽を表すのに使用されるサインを少し低い位置に置くことで、数字の3を表すことができる[32]。中国の一部地域での数字の数え方でも、親指と人差し指をOKサインのように繋げるか、似たような配置にして、中指、薬指、小指を立てることで数字の3を表す[41]。この数字を表すジェスチャーは主に中国南部の省で使用されているが、北部では英語圏の国と同様に、3は人差し指、中指、薬指を立てて表されることもある[42]。どちらの方法もヨーロッパ大陸の多くの地域で3を表すのに使用される親指、人差し指、中指を伸ばす方法とは異なるが[43]、これは中国大陸の一部や台湾では数字の8を表すためである[44]

古代のギリシアやローマでは、このジェスチャーで10、30、100、300のいずれかを意味することもある。正確な数字はどちらの手を使用するかや、親指と人差し指の接点によって決まる[5]

大衆文化

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『プリズナーNo.6』

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OKサインは1967年のイギリスのテレビドラマ『プリズナーNo.6』で多く見られる。このドラマでは、名もなき登場人物数人が「村」に監禁されている[45]。捕らわれた村人たちは、自由であるふりをしていても皆囚人であることを思い出させるため、互いに別れる時は必ず「また会おう」という言葉とともに、自身の目の前でOKサインを行った[46]。作中では、OKサインは「また会おう」という言葉を伴わずに挨拶としても使用されている。ドラマの主演であるパトリック・マクグーハンは、このジェスチャーは初期のキリスト教徒が使っていた魚の形をしたシンボルであるイクトゥスに由来していると述べた[47][48]

映画のタイトル

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2010年、南インドの映画監督であるウペンドラ・ラオ英語版は、ファンの間では『スーパー英語版』と呼ばれる映画(実際のタイトルは『👌』)で映画界に復帰した[49]。ラオはこの映画で、母国をユートピア社会に変えるために帰国した在外インド人の主人公を演じた[50]。ラオは映画のタイトルを手の記号のみで表現することで、観客に「ゼロ」や「スリー」と呼んだり、ヴィタルカ・ムドラーやオームの記号と関連付けて呼んだりしてもらうことを意図していた[51]。映画の冒頭のクレジットシーンでは、ヴィタルカ・ムドラーのタイトルが、観客に向かって指をさす手の形に変化し、監督の名前が「U」であると告げられる[52]

その他の意味

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ユナイテッド・マケドニア・サルート

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背景にヴェルギナの太陽を映したユナイテッド・マケドニア・サルート

ヨーロッパのバルカン半島では、OKサインは統一マケドニアに対する領土回復運動と関連する「ユナイテッド・マケドニア・サルート」として知られている[53]マケドニア人の民族主義者にとって、2本の指で「O」の形を作ることは、マケドニアの言葉で「Обединета」(統一)を表し、他の3本の指はギリシャ北部のエーゲ・マケドニアブルガリア南西部のピリン・マケドニア北マケドニアの国境におおよそ相当するヴァルダル・マケドニアの3つの地域を象徴している[54]。ユナイテッド・マケドニア・サルートは、古代のマケドニア王国における王家のシンボルであるヴェルギナの太陽にも類似している。ユナイテッド・マケドニア・サルートとヴェルギナの太陽はいずれも1980年代にマケドニアでよく知られるようになり、1992年にマケドニア共和国がユーゴスラビアから独立を宣言してからは、マケドニアの国旗にヴェルギナの太陽が取り入れられた。しかしギリシャは、ヴェルギナの太陽を使用することはギリシャの支配権に対する脅威であると考えていたため、マケドニアに対する経済的圧力をかけ、その結果マケドニアは3年後に国旗を変更した。ユナイテッド・マケドニア・サルートは、バルカン半島、特にマケドニアの民族主義者が自国の州であると主張したいと考えているギリシャやブルガリアの一部地域に住む多くの人々の間では、その後も論争の的になった[55]

医学的検査

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このジェスチャーは、医師が前骨間神経の機能性を検査し、手の正中神経麻痺英語版の兆候を探すために使用される。検査を行う際に、患者は両手でOKサインを作る。片方の手で作った輪がもう片方の手で作ったものよりもつまんでいるように見えたり、丸みを帯びていなかったりした場合、神経が弱っていることを示す[56][57]

同様の医学的検査であるフローマン・サイン英語版は、尺骨神経の麻痺について検査するのに使用される。この検査では、患者は人差し指と親指で一枚の紙を持ち、検査員は患者の手から紙を引き抜こうとする[58]。尺骨神経の麻痺がある場合、患者は紙を持ち続けることが難しくなり、親指を曲げてさらに圧力をかけることで補うことがある[59]

企業のロゴ

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このジェスチャーをロゴとして使用している企業や組織として、いずれもインドに本社を置くピラマル・グループ英語版バーラト・ペトローリアム英語版アドラブス英語版・スタジオなどが存在する[60]。また、オカモトが生産するコンドームのブランドロゴにも使用されている[61]

シェフのキス

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シェフのキス

シェフのキス(chef's kiss)は、親指と人差し指を合わせて唇につけてから離すジェスチャーであり、食べ物について「非の打ちどころがない」ことを意味する[62]。chef's kissは顔の近くでOKサインを見せるだけで伝えられることもある[63]

チャリティー

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男性同士で会話することを目的としたアンディズ・マン・クラブ英語版はOKサインを象徴として使用しており、これは「it's okay to talk」(話しても大丈夫)という意味ももっている。

サークル・ゲーム

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サークル・ゲームに登場する、胴回りに位置する「サークル」

OKサインは学校でよくあるいたずらである「サークル・ゲーム」の重要な特徴である。ゲームを始めた人は、自分の胴回りの下で手の平を内側にしたOKサインを作り、相手を騙してそれを見させようとする。相手がそのOKサインを見た場合、自分は相手の腕を殴る[64]。派生として、輪を見ずに指を輪の中に入れることができたプレイヤーは、OKサインを作った者を殴ることができるというものがある[65]

白人至上主義

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フィラデルフィアにおけるプラウド・ボーイズのリーダーであるザック・レール(2020年11月)

2017年、画像掲示板4chanのユーザー[66][67][68]は、OKサインは白人至上主義のシンボルであると主張する悪ふざけを行った[66][69]。『ボストン・グローブ』によると、4chan内の掲示板「/pol/」(Politically Incorrect、政治的に正しくない)のユーザーは、2017年2月に「Operation O-KKK」と呼ばれる運動の一環として、「Twitterや他のSNSに、OKサインが白人至上主義の象徴であるという主張を氾濫させる」ように指示されたという[64]

OKサインと白人至上主義が関連するようになったのは、立てた3本の指が「W」に、親指と人差し指で作った輪が「P」の上の部分に似ており、これらを合わせると「White Power」(白人の力)になるという風刺的な主張が由来である[70]。4chanの運動が始まってからはオルタナ右翼の一部のメンバーがこの象徴を使用し始めていたが、当初は白人至上主義への固い支持を伝えるために使用されたのか、あるいは皮肉の意図で使用されたのかはよく分かっていなかった[71]

2019年、名誉毀損防止同盟(ADL)はOKサインを「Hate on Display」のデータベースに追加した[72][73]。このリストでは、OKサインの使用は無害な場合もあるが、一部の白人至上主義者がOKサインを「白人至上主義の正直な表現」として使用し始めているため、状況によっては憎悪の象徴を表すことになると記載されている。白人至上主義者は、これを白人至上主義の象徴として使用していることを認めている[66]。白人至上主義者がOKサインを取り入れたことにより、OKサインを使用している人が、白人至上主義の思想を本当に支持するために使用しているとして批判されるケースも存在する[64][74][75]

否定的な意味

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フランスなど、OKサインに肯定的な意味と否定的な意味の両方がある国の場合、顔の表情によって文脈に沿った意味を伝えることができる。

OKサインは世界中で広く使用されているため、国際的に同意の意味をもつようになったが、世界の多くの地域では否定的、下品、あるいは攻撃的な意味も有している[95]。日本では硬貨や富を表すのに使用されるのに対して、フランスやチュニジアではジェスチャーの「O」の形は「ゼロ」または「無価値」を意味する[24][96]。トルコ、チュニジア、ギリシャなどの地中海沿岸の多くの国、中東、ドイツの一部、ラテンアメリカの多くの地域では、このジェスチャーはヒトの肛門に似た下品な表現で、性行為を表し、侮辱または同性愛ソドミー行為の象徴に対する同性愛嫌悪的な反応として解釈されることがある[11]。ブラジルでは、これは他人に対して中指を立てるジェスチャーと同じ意味となる場合がある[97][98]

クウェートやその他のアラブ諸国では、このサインを振ることは邪視を表し、呪いや脅迫として使用される。また、口頭での非難と共に行われる場合もある[99][100][101]

世界の一部地域ではジェスチャーが肯定的な意味と否定的な意味の両方をもつため、どちらの意味を意図しているのか混乱を招く可能性がある[11]。ジェスチャーが歴史的に否定的な意味をもつ地域や文化においては、若者が肯定的な意味で使用することが多く、この意味が知られるようになったのはメディアで取り上げられるようになってからである[102]。アメリカ文化を通じて広く使用されるようになったフランスでは、ジェスチャーの肯定的な「OK」の感情は国の北部で知られるようになった一方、南部では否定的な「無価値」の意味が残った。混乱を避けるために、フランス人はコミュニケーションをとる際に、姿勢や表情などを加えて文脈上の手がかりを示し、意味を明確にするという習慣がある[4]。1950年代のブラジルでは、アメリカ副大統領リチャード・ニクソンが飛行機から降りて両手でOKサインを見せた[24]。ニクソンはサンパウロの民衆に友好の意を示すことが目的だったが、ブラジルの人々は侮辱的なものとして受け取った[103]

脚注

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  1. ^ Neiwert, David (2018年9月19日). “Is that an OK sign? A white power symbol? Or just a right-wing troll?”. Southern Poverty Law Center. 2019年8月17日閲覧。
  2. ^ a b c d Müller, Cornelia; Cienki, Alan; Fricke, Ellen; Ladewig, Silva; McNeill, David; Tessendorf, Sedinha (2014). “114: Ring-gestures across cultures and times: Dimensions in variation”. Body – Language – Communication. Walter de Gruyter GmbH & Co KG. pp. 1511–1522. ISBN 9783110302028. https://books.google.com/books?id=QAGTBgAAQBAJ&pg=PA1511 
  3. ^ Tuleja, Tad (2012). “2. In the Wink of an Eye: Gestures and Posture”. Curious Customs. Stonesong. ISBN 9780985434397 
  4. ^ a b c Morris, Desmond (2012). “Multi-message Gestures”. Peoplewatching: The Desmond Morris Guide to Body Language. Random House. pp. 49–52. ISBN 9781407071497. https://books.google.com/books?id=8B_1PfLTDcMC&pg=PA49 
  5. ^ a b Elworthy, Frederick Thomas (1895). “V11: Touch, Hands, Gestures”. The Evil Eye: An Account of this Ancient and Widespread Superstition. J. Murray. pp. 233–276. https://archive.org/details/evileyeaccountof00elwo 
  6. ^ [TCP] Chirologia, or, The naturall language of the hand composed of the speaking motions, and discoursing gestures thereof : whereunto is added Chironomia, or, The art of manuall rhetoricke, consisting of the naturall expressions, digested by art in the hand, as the chiefest instrument of eloquence, by historicall manifesto's exemplified out of the authentique registers of common life and civill conversation : with types, or chyrograms, a long-wish'd for illustration of this argument”. Oxford University Text Archive. Oxford: University of Oxford. 2019年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月10日閲覧。
  7. ^ Merz, Andreas (14 October 2010). “[Emblems in intercultural comparison: An investigation of meaning of 16 emblems in Colombia and Germany]” (ドイツ語). Embleme im interkulturellen Vergleich: Eine Untersuchung zur Bedeutung von 16 Emblemen in Kolumbien und Deutschland. Leipzig: Institut für Angewandte Linguistik. p. 73. オリジナルの11 January 2019時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190111121412/http://www.qucosa.de/fileadmin/data/qucosa/documents/12638/Diplomarbeit.pdf 2019年1月10日閲覧。. 
  8. ^ Chetwynd, Josh (2013). “Okay Sign”. The Book of Nice: A Nice Book about Nice Things for Nice People. Workman Publishing. pp. 36–40. ISBN 9780761172949. https://books.google.com/books?id=48r5cAVVVDUC&pg=PA36 
  9. ^ Oktent, Arika (2013年4月11日). “What's the Real Origin of "OK"?”. Mental Floss. http://mentalfloss.com/article/50042/whats-real-origin-ok 2018年11月20日閲覧。 
  10. ^ a b Klein, Christopher (2014年3月23日). “The Birth of OK, 175 Years Ago”. History. https://www.history.com/news/the-birth-of-ok-175-years-ago 2018年11月20日閲覧。 
  11. ^ a b c d Armstrong, Nancy; Wagner, Melissa (2003). Field Guide to Gestures – How to Identify and Interpret Virtually Every Gesture Known to Man. Quirk Books. ISBN 9781931686204. https://archive.org/details/fieldguidetogest0000arms 
  12. ^ Ciardi, John (2006年3月9日). “Martin Van Buren Was OK” (Radio). NPR.org. https://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5170008 
  13. ^ Knapp, Mark L.; Hall, Judith A. (2009). Nonverbal Communication in Human Interaction. Cengage Learning. p. 225. ISBN 9780495568698 
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  15. ^ OK sign is under siege: How the squeaky-clean hand gesture was twisted by trolls and acquired racist undertones”. Chicago Tribune (2019年5月30日). 2024年6月12日閲覧。
  16. ^ Llewellyn, Stevan (2017年4月7日). “Scuba Diving Hand Signals Every Diver Should Know”. Sport Diver. https://www.sportdiver.com/scuba-diving-hand-signals-every-diver-should-know 2018年9月19日閲覧。 
  17. ^ Mezcua, Jorge (2013年9月12日). “Diving signs you need to know”. ForDivers.com. https://www.fordivers.com/en/blog/2013/09/12/senales-de-buceo-que-tienes-que-conocer/ 2019年1月4日閲覧。 
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  19. ^ Lewis, Philip (2016年2月2日). “6 Emojis That You've Been Using Wrong, And What They Actually Mean”. https://mic.com/articles/134126/6-emojis-that-you-ve-been-using-wrong-and-their-actual-meanings 2018年11月19日閲覧. "This emoji, which some assumed to be a ballerina performing a dance move, was intended to be used to signify an 'OK' gesture. 'It's supposed to be an OK symbol...The girl's arms are above her head because she's making an OK sign with her whole body (i.e. a circle, or large 'O'), which is a Japanese gesture.' Unicode lists the emoji as face with OK gesture." 
  20. ^ Face With OK Gesture Emoji”. Emojipedia. 2018年11月19日閲覧。
  21. ^ Parhizgar, Kamal Dean (2002). Multicultural Behavior and Global Business Environments. New York: Routledge. p. 382. ISBN 9781135187132 
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  25. ^ Cuidado com os gestos, eles podem representar outra coisa | DW | 5 September 2017” (ポルトガル語). DW.COM. Deutsche Welle. 2024年6月12日閲覧。 “O que em lugares da Europa significa 'muito bem!', na América Latina, Grécia, Rússia ou Espanha é um gesto obsceno. Na Tunísia, é xingar alguém de "nulidade". Já para executivos no Japão, significa 'vamos falar de negócios.'”
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