OGLE-2005-BLG-071Lb

太陽系外惑星

OGLE-2005-BLG-071Lbは、2005年に重力マイクロレンズによって、Optical Gravitational Lensing Experimentが発見した太陽系外惑星である[1]。最も良く当てはまるモデルによると、木星の3.5倍程度の質量で、主星から3.6 au離れている。その結果、有効温度は約50Kであり、海王星に近い。しかし別のモデルでは、若干小さい3.3木星質量程度となり、主星からは2.1 auと計算される。赤色矮星の周囲を公転する惑星としては、現在知られている中で最も質量が大きい(ただし、視線速度法では、惑星の質量の下限しか決定できない)[2]

OGLE-2005-BLG-071Lb
想像図
想像図
星座 さそり座
発見
発見日 2005年5月27日
発見者 Udalskiら
発見方法 重力マイクロレンズ
現況 公表
軌道要素と性質
OGLE-2005-BLG-071Lの惑星
主星との推定距離 3.6 ± 0.2 au
主星
スペクトル分類 M?
位置
赤経 (RA, α)  17h 50m 09s
赤緯 (Dec, δ) −34° 40′ 23″
距離 約11000 光年
(3300 pc)
物理的性質
質量 3.5 ± 0.3 MJ
他のカタログでの名称
EWS 2005-BUL-071Lb, EWS 2005-BLG-071Lb
Template (ノート 解説) ■Project

関連項目

編集

出典

編集
  1. ^ Udalski, A. et al. (2005). “A Jovian-Mass Planet in Microlensing Event OGLE-2005-BLG-071”. The Astrophysical Journal 628 (2): L109-L112. doi:10.1086/432795. https://ui.adsabs.harvard.edu/abs/2005ApJ...628L.109U/abstract. 
  2. ^ Dong et al; Gould, Andrew; Udalski, Andrzej; Anderson, Jay; Christie, G. W.; Gaudi, B. S.; Jaroszy?ski, M.; Kubiak, M. et al. (2009). “OGLE-2005-BLG-071Lb, THE MOST MASSIVE M DWARF PLANETARY COMPANION?”. The Astrophysical Journal 695: 970-987. doi:10.1088/0004-637X/695/2/970. http://www.iop.org/EJ/abstract/0004-637X/695/2/970. 

座標:   17h 50m 09s, −34° 40′ 23″