NPP ズヴェズダ
宇宙服、射出座席などを製造するロシア連邦の企業
株式公開会社「科学製造企業『ズヴェズダ』」(ロシア語:ОАО «Научно-производственное предприятие "Звезда"»;英語:Research & Development Production Enterprise Zvezda)は宇宙飛行士やパイロットの生命維持装置、宇宙服(ソコル宇宙服(与圧服)、オーラン宇宙服の他、過去には月面用宇宙服クレチェット(Krechet)も開発)、射出座席などを製造するロシア連邦の企業である。1954年に設立され、1994年に株式公開会社として再編成された。略称はロシア語の「科学製造企業」の頭文字を取ったНППをラテン文字転写し、それを冠したNPPズヴェズダ、あるいは英訳したRD&PEズヴェズダが用いられる。「ズヴェズダ」とはロシア語で「星」を意味する。なお、Kh-23などのミサイルを開発したズヴェズダ設計局(現ズヴェズダステラ)とは別個の企業である。ソ連・ロシア空軍に、Ka-50という攻撃ヘリがあるが、これはこの機体はソ連製ヘリで初めての射出座席付きで、ズヴェズダはKa-50の射出座席を担当した。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 |
株式公開会社・NPPズヴェズダ ОАО «НПП "Звезда"» RD&PE Zvezda |
本社所在地 |
ロシア 140070 モスクワ州・トミーリノ・ゴーゴリ通り 39 |
設立 | 1994年(1952年) |
業種 | 宇宙服、射出座席、生命維持装置等の設計・開発・製造 |
事業内容 | 製造業 |
代表者 | 最高責任者セルゲイ・S・ボズドニャコフ |
外部リンク | ОАО "НПП Звезда" |
歴史
編集航空機用の与圧服や空中給油の研究のため、1952年に航空産業省第918工場として設立された。
G.I.セヴェリンが1964年から最高責任者を務めていたが、2008年に他界したため現在ではセルゲイ・S・ボズドニャコフが最高責任者となっている。