NHK祇園ラジオ放送所
NHK祇園ラジオ放送所(エヌエイチケイぎおんラジオほうそうしょ)は、広島県広島市安佐南区に置かれているNHK広島放送局の中波放送送信所。
概要
編集- ラジオ第1の出力は20kWで、広島県内の広範囲に電波を発射。県内及び中国地方におけるNHK中波放送の基幹放送所となっている。
- かつては「原ラジオ放送所」と呼ばれていた。
- 1945年8月6日、広島市に原子爆弾が投下され、当時上流川町にあった広島中央放送局の局舎が壊滅し、多数の職員らが犠牲となったものの、原放送所は奇跡的に生き残った。このため、生き残った職員がここに集められ、翌7日から放送を再開した。
- なお、長崎市の長崎放送局は、9日の原爆被災後、数日間機能停止に陥った。
- この当時の模様について、2008年、ラジオドキュメンタリードラマ『放送を続けよ!』が制作・放送され、新たな事実も明らかにされた。
送信施設概要
編集- 所在地:広島市安佐南区西原四丁目42番17号(アストラムライン・祇園新橋北駅すぐ)
- 拠点局では珍しく、ラジオ第2の周波数がラジオ第1の周波数よりも低い。一般地方局親局では同様の例があるが、拠点局親局では広島のみ。
周波数 | 系統名 | コールサイン | 空中線電力 | 放送対象地域 | 放送区域内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
702kHz | NHK広島 第2 |
JOFB | 10kW | 全国 | 不明 |
1071kHz | NHK広島 第1 |
JOFK | 20kW (減力放送時は3kW) |
広島県 | 約100万世帯 |
関連項目
編集- 安佐南区
- NHK広島放送局
- 広島親局送信所 - テレビ・FM放送送信所について記事
- 中国放送沖美ラジオ送信所 - RCCラジオ送信所についての記事