NHK津放送局
三重県のNHK放送局
NHK津放送局(エヌエイチケイつほうそうきょく)は、三重県を放送対象地域とする日本放送協会(NHK)の地域放送局。総合テレビとFM放送で県域放送を行っている。
所在地 | 〒514-8531 |
---|---|
津市丸之内養正町4-8 | |
総合テレビ | |
開局日 | 1973年3月3日 |
放送対象地域 | 三重県 |
コールサイン | JONP-DTV |
親局 | 津 28ch (キーID 3) |
Eテレ | |
親局 | 津 ※44ch (キーID 2) |
FM | |
放送対象地域 | 三重県 |
コールサイン | JONP-FM |
親局 | 81.8MHz |
主な中継局 | |
ラジオ | |
特記事項: ※印は、名古屋局の中継局。 |
沿革
編集- 1940年(昭和15年)9月1日 - 名古屋中央放送局津出張所開設(この日を開局日としている)。受信機相談および料金業務などを行う[1]。
- 1942年(昭和17年)10月15日 - 上野臨時放送所を設置(呼出符号なし)。電波管制による措置として、100Wで県下初のラジオ第1放送の電波を発射[1]。
- 1945年(昭和20年)10月26日 - 上野臨時放送所、上野中継放送所に改称。
- 1946年(昭和21年)9月1日 - 上野中継放送所に呼出符号JOCK4割り当て。
- 1948年(昭和23年)5月1日 - 津出張所、津支局に改称。
- 1948年(昭和23年)7月1日 - 上野中継放送所の呼出符号JOCTに変更。
- 1950年(昭和25年)3月3日 - 津市大門町に局舎を新築、落成式を挙行[2]。
- 1951年(昭和26年)7月1日 - 津支局、津放送局に改称(送信施設なし)[1]。
- 1970年(昭和45年)4月6日 - FMラジオ放送(呼出符号JONP-FM)開局[3]。
- 1973年(昭和48年)
- 2005年(平成17年)4月1日 - 三重テレビとともに地上デジタル放送開始(津市に教育テレビの送信所を新設)。特別番組を共同制作。愛知・岐阜両県でも放送。
- 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。翌日午前0時までに完全停波。
- 2017年(平成29年)11月6日 - FM放送が終日ステレオ放送となった。
- 2020年(令和2年)12月25日 - 津市広明町にあった旧三重県立博物館[注 1]跡地の売却契約を締結。これにより津放送会館の移転新築が予定されている[5][6][7]。
- 2021年(令和3年)1月22日 - 旧三重県立博物館跡地の用地を三重県から取得[8]。
- 2023年(令和5年)
チャンネル・周波数
編集- 太字は親局、それ以外はすべて中継局。
デジタルテレビ
編集- 総合テレビ (リモコンキーID:3)
- フジテレビ系列の東海テレビ放送が名古屋のアナログ親局1chを踏襲したため、名古屋局の総合のアナログ親局に合わせ『3』となった(岐阜局総合も同様)。
- 津 28ch JONP-DTV 500W
- 菰野 32ch 1W
- 桑名 32ch 3W
- 伊勢 29ch 10W
- 名張 47ch 10W
- 尾鷲 32ch 10W
- 熊野 29ch 3W
- 磯部 28ch 1W
- 鳥羽 28ch 1W
- 南勢 23ch 1W
- 北勢 32ch 3W
- 紀宝成川 29ch 300mW
- 紀宝神ノ内 45ch 300mW
- 大王船越北 50ch 50mW
- 伊賀 47ch 3W
- 島ヶ原 39ch 50mW
- Eテレ (リモコンキーID:2)
- 津 44ch 50W
- 伊勢 13ch 10W
- 名張 33ch 10W
- 尾鷲 13ch 10W
- 熊野 33ch 3W
- 磯部 30ch 1W / 48ch 3W(デジタル混信対策局)
- 鳥羽 44ch 1W
- 南勢 13ch 1W
- 北勢 44ch 3W
- 紀宝成川 33ch 300mW
- 紀宝神ノ内 47ch 300mW
- 大王船越北 52ch 50mW
- 伊賀 33ch 3W
- 島ヶ原 44ch 50mW
FM放送
編集- 津 81.8MHz JONP-FM 3kW
- 名張 84.4MHz 100W
- 尾鷲 84.5MHz 100W
- 熊野 84.9MHz 10W(垂直偏波)
- 志摩磯部 82.8MHz 100W
- 鳥羽 84.7MHz 1W(垂直偏波)
- 尾鷲輪内 84.7MHz 1W
- 大紀大宮 84.1MHz 10W
- 大台宮川 81.4MHz 1W
ラジオ第1放送
編集ラジオ第2放送
編集アナログテレビ
編集- 総合テレビ
- 津 31ch JONP-TV 映像5kW/音声1.25kW
- 桑名 41ch 映像30W/音声7.5W
- 菰野 45ch 映像3W/音声750mW
- 伊勢 53ch 映像100W/音声25W
- 名張 52ch 映像100W/音声25W
- 尾鷲 4ch 映像100W/音声25W
- 熊野 3ch 映像10W音声2.5W(垂直偏波)
- 磯部 51ch 映像10W/音声2.5W
- 鳥羽 2ch 映像1W/音声250mW(垂直偏波)
- 南勢 54ch 映像10W/音声2.5W
- 北勢 54ch 映像30W/音声7.5W
- 紀宝相野谷 52ch 映像3W/音声750mW
- 紀宝神ノ内 56ch 映像3W/音声750mW
- 大王船越北 36ch 映像100mW/音声25mW
- 伊賀 38ch 映像30W/音声7.5W
- 島ヶ原 47ch 映像1W/音声250mW
- 教育テレビ
- 伊勢 49ch 映像100W/音声25W
- 名張 50ch 映像100W/音声25W
- 尾鷲 12ch 映像100W/音声25W
- 熊野 9ch 映像10W音声2.5W(垂直偏波)
- 磯部 48ch 映像10W/音声2.5W
- 鳥羽 12ch 映像1W/音声250mW(垂直偏波)
- 南勢 50ch 映像10W/音声2.5W
- 北勢 46ch 映像30W/音声7.5W
- 紀宝相野谷 50ch 映像3W/音声750mW
- 紀宝神ノ内 58ch 映像3W/音声750mW
- 大王船越北 34ch 映像100mW/音声25mW
補足
編集- リモコンキーIDはEテレは全国共通の「2」を使うが、総合に関しては「1」ではなく「3」を使用している。理由としては、親局のアナログ1chが民放(三重県・愛知県・岐阜県の東海3県ではフジテレビ系列の東海テレビ放送)であり、そのような地域は全て当該民放がリモコンキーID「1」を選択していることが挙げられこの場合、NHK総合は「3」となっている。
- 教育テレビとラジオ第1放送・第2放送は名古屋放送局(JOCK・JOCB)からカバー・中継されている[注 2]。ただし、伊賀地方のラジオ第2は、大阪放送局(呼出符号JOBB 周波数828KHz)の放送エリアとなっている[要出典]。
- FM放送は2017年11月6日より終日ステレオ放送となった。それまではローカルニュースになるとモノラルであった。
支局
編集主な津放送局制作番組
編集太字はNHKプラスの「ご当地プラス」において見逃し配信を実施している番組。
現在
編集いずれも祝日は放送休止となる。
- ちょこっと!みえ(平日 11:50 - 12:00)
- まるっと!みえ(平日 18:30 - 19:00)
- ※NHK名古屋放送局では『まるっと!』を引き続き放送(平日 18:10 - 18:59 うち18:30までは東海3県共通内容)する。
- みえDE川柳(FM 毎月最終金曜日 18:00 - 18:50)
- ニュース・気象情報・お知らせ(FM 平日 18:50 - 19:00)
- ※土日祝日・年末年始は、名古屋局からの放送となる。
過去
編集- 総合テレビ
- NHK津640(1976年4月5日 - 1982年4月2日)
- NHK津630(1982年4月5日 - 1988年4月1日)
- ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜[11]
- ニュースみえ
- FM
アナウンサー・キャスター
編集氏名 | 前任地 | 担当番組 | 備考 | |
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アナウンサー | ||||
藤崎弘士* | ラジオセンター | アナウンスグループ統括 みえDE川柳 |
津市出身 | |
小川浩司 | 鳥取 | まるっと!みえ (キャスター) | ||
望月豊* | 静岡 | 静岡県出身 | ||
契約キャスター | ||||
太田磨理 | 大津 (契約キャスター) |
まるっと!みえ (キャスター) |
津市出身 | |
大橋和綺 | まるっと!みえ (キャスター) ちょこっと!みえ みえDE川柳 |
静岡県出身 | ||
高橋美帆 | 愛知県 江南市出身 | |||
秋田紗千加 | 奈良 (記者) |
まるっと!みえ (スポーツキャスター・隔週) ちょこっと!みえ みえDE川柳 |
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気象予報士 | ||||
まるっと!みえ | オフィス気象キャスター所属 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 現在は「三重県総合博物館」として三重県総合文化センター前に移転。
- ^ 教育テレビ・ラジオ第2放送は、全国放送扱いとなっている。
出典
編集- ^ a b c 『津市史 第五巻』p514
- ^ 「自慢の装備「郷土放送局」NHK津支局きょう落成式」『伊勢新聞』伊勢新聞社、1950年3月3日、2面。2020年12月30日閲覧。
- ^ 伊勢新聞 1970年4月1日付 8面 新聞広告
- ^ 「来月二日から放送 NHKの県域TV」『朝日新聞三重版』朝日新聞名古屋本社、1973年3月12日、13面。2020年12月30日閲覧。
- ^ “NHK津放送局、津波想定し移転 三重県立博物館跡地に”. 日本経済新聞. (2013年5月31日) 2022年4月2日閲覧。
- ^ “旧三重県立博物館敷地へのNHK津放送会館の移転にかかる基本合意を締結しました”. 三重県環境生活部文化振興課 (2017年5月26日). 2022年4月2日閲覧。
- ^ “三重県、NHKと売買契約 旧博物館敷地、津放送会館建設へ”. 伊勢新聞. (2020年12月26日). オリジナルの2020年12月26日時点におけるアーカイブ。 2022年4月2日閲覧。
- ^ “新津放送会館の建設基本計画について” (PDF). NHK経営委員会 (2021年5月25日). 2022年4月2日閲覧。
- ^ “「I LOVE 東海」”. 「I LOVE 東海」特設サイト. NHK名古屋放送局 (2023年4月3日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “NHKプラスで地域のニュース配信を拡大”. NHK広報局 (2023年4月6日). 2023年5月6日閲覧。
- ^ 伊勢新聞 (2012年5月15日). “答志島舞台にBSドラマ NHK津放送局が制作、9月放送”. 47NEWS. 2012年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月9日閲覧。
- ^ 三重発地域ドラマ「ラジカセ」 - NHK津放送局
- ^ “でんぱ組・夢眠ねむ、地元・三重が舞台のドラマを全力応援”. ORICON NEWS (2016年11月21日). 2022年4月2日閲覧。
- ^ “滝藤賢一:昭和家電収集家役の苦労は「くしゃみ」 監督から繰り返しダメ出し”. MANTANWEB (2016年11月24日). 2022年4月2日閲覧。
参考文献
編集- 『津市史 第五巻』1969年3月15日発行、執筆者:西田重嗣、発行者:角永清(津市長)、発行所:津市役所
外部リンク
編集- NHK津放送局
- NHK津放送局 (@nhk_tsu) - X(旧Twitter)