NGC 6745
こと座の銀河
NGC 6745は、こと座の方角に約2億600万光年離れた位置にある不規則銀河である。実際は、衝突の過程にある3つの銀河から構成されている。
NGC 6745 | ||
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不規則銀河NGC 6745AとNGC 6745B(右下)
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星座 | こと座 | |
見かけの等級 (mv) | 13.3[1] | |
視直径 | 1′.4[1] | |
分類 | S?[1] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 19h 01m 41.7s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +40° 45′ 11″[1] | |
赤方偏移 | 4545 ± 60 km/s[1] | |
距離 | 206 ×106光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
UGC 11391[1], PGC 62691[1], Bird's Head[3], NGC 6745a / 6745b / 6745c[3] | ||
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3つの銀河は、数億年にわたって衝突している最中にある。より大きな銀河(NGC 6745A)が通り過ぎた後、より小さな銀河(NGC 6745B)が現在遠ざかっているところである。大きな銀河は、恐らく衝突前は渦巻銀河であったが、損傷を受けて現在は特異銀河に見える。距離がかなり離れているため、2つの銀河に含まれる恒星同士が直接衝突したことはないと考えられている。しかし、銀河のガス、塵、周囲の磁場は、衝突によって直接相互作用している。この相互作用の結果、小さい方の銀河は、恐らく大部分の星間物質を大きな方の銀河に供給している。
NGC 6745の年齢は、1000万歳以下と推定されている[3]。
関連項目
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h “NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC 6745. 2006年11月25日閲覧。
- ^ “A Bird's Eye View of a Galaxy Collision - Fast Facts”. 2008年2月26日閲覧。
- ^ a b c de Grijs, R.; Anders, P.; Bastian, N.; Lynds, R.; Lamers, H. J. G. L. M.; O'Neil, E. J. (2003). “Star cluster formation and evolution in nearby starburst galaxies - II. Initial conditions”. Monthly Notice of the Royal Astronomical Society 343 (4): 1285-1300. arXiv:astro-ph/0305184. Bibcode: 2003MNRAS.343.1285D. doi:10.1046/j.1365-8711.2003.06777.x.