NGC 6537

いて座の惑星状星雲

NGC 6537は、いて座にある惑星状星雲である。恐らくは伴星か磁場のため、2つのローブのような形状を持つ。

NGC 6537
星座 いて座
見かけの等級 (mv) 13
視直径 1.5 arcmin
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 18h 05m 13.1s
赤緯 (Dec, δ) -19° 50′ 34.9″
距離 5000光年[1]
他のカタログでの名称
Red Spider Nebula
Template (ノート 解説) ■Project

中央の白色矮星は、300km/s以上の速度で熱い(≈10,000 K)強力な風を吹き出し、1兆kmの高さの波を作っている。この風のせいで、この星雲はクモのような形となり、さらに拡大し続けている[2]

星雲の中心の恒星は、組成が正確には分かっていない塵の殻に囲まれている。その表面温度は、恐らく15万から25万ケルビンであるが[1]、34万から50万ケルビンである可能性も排除されず、既知の最も温度の高い白色矮星となっている。

NGC 6537までの距離は、1900光年[2][3]や3000-8000光年[1]等と見積もられている。

脚注

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  1. ^ a b c (Matsuura et al. 2005)
  2. ^ a b Red Spider Nebula (NGC 6537)”. Encyclopedia of Science. 2009年8月12日閲覧。
  3. ^ https://esahubble.org/images/heic0109a/

出典

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外部リンク

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