NGC 2346

いっかくじゅう座の惑星状星雲

NGC 2346は、いっかくじゅう座天の赤道付近[1]にある惑星状星雲である。明るくて観測しやすく、盛んに研究されてきた。最も顕著な特徴は、分光連星を形成する中心の恒星の温度が非常に低いことと、独特の形状である。

NGC 2346
星座 いっかくじゅう座
見かけの等級 (mv) 11.6
視直径 0.9′
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 07h 09m 41s
赤緯 (Dec, δ) -0° 48′ 56"
距離 2000光年
他のカタログでの名称
Butterfly Nebula, Love Nebula
Template (ノート 解説) ■Project

連星の周期は16日で、恐らく周囲の塵のために変光星となっている。塵は中心の恒星に熱せられ、そのためNGC 2346は、特に赤外線領域で明るい。2つの恒星のうちの1つが赤色巨星に進化した際、もう一方の伴星を飲み込み、伴星は巨星の大気から物質を取り込んだ。赤色巨星の核が剥き出しになると、高速の恒星風が環の両端から2つの「バブル」を吹き出し、現在の形状になったと考えられている。

出典

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