N506iS
mova N506iS(ムーバ・エヌ ごー まる ろく アイ エス)は、日本電気(NEC)が開発した、NTTドコモによる第二世代携帯電話 (mova) 端末製品。 なお、一部変更モデルmova N506iSII(ムーバ・エヌ ごー まる ろく アイ エス ツー)についてもここで述べる。
キャリア | NTTドコモ |
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製造 | NEC |
発売日 | 2005年2月5日(N506iS) |
概要 | |
音声通信方式 | mova(PDC) (800MHz、1.5GHz) |
形状 | 回転2軸折りたたみ式 |
サイズ | 104 × 50 × 24 mm |
質量 | 130 g |
連続通話時間 | 約145分間 |
連続待受時間 | 約420時間 |
外部メモリ | miniSDカード |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | あり |
Bluetooth | なし |
放送受信機能 | 非対応 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | QVGA+(240×345ドット) |
サイズ | 2.4インチ |
表示色数 | 262,144色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 130万(記録123万)画素CCD |
機能 | 撮影用ライト、バーコードリーダー |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
レッド×ブラック(N506iSのみ) | |
ブルー×シルバー(N506iSのみ) | |
ホワイト×シルバー(N506iSのみ) | |
ダークブルー(N506iSIIのみ) | |
ライトパープル(N506iSIIのみ) | |
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概要
編集2004年夏モデルとして登場したN506iの後継機で、FOMA901iシリーズと同時期に発売された。
ドコモでは、2004年初頭に登場した900iシリーズの登場後、主力機種がmovaからFOMAに移行していったため、それまでのフラッグシップモデルだった505iSの後継となる2004年夏モデル506iシリーズは、フラッグシップではなくなっていた。 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ以外の各メーカーはFOMA端末の開発に注力していったため、506iSを導入したのはNECだけである(当時、FOMA機種の開発が遅れていたソニー・エリクソンは、本機種発売後に、SO506i、SO506iSという機種を発売しているが、超小型ストレート型端末「premini」シリーズのスペシャリティな端末であり、506iSを名乗る本機種との関連性はない)。
本機種はN506iの回転2軸型「リバーススタイル」を踏襲するが、全体的に丸みを帯びていたN506iと比べ、角ばった形状となり、幅が1mm増え、4g重くなった。また、ツートンカラーを採用している。
大きな特徴として、イギリスのNew Transducersの技術「NXT SoundVu」を採用し、ディスプレイから音が鳴る世界初の「フラットパネルスピーカ」を搭載。通話、動画再生、ボイスレコーダーなどで、ディスプレイから音が出る仕組みになっており、通話時に耳をどの位置に当てても聴こえやすいようにした[1]。なお、着信メロディは、「フラットパネルスピーカ」ではなく、本体内側にあるステレオスピーカーから再生される。
N506iSIIは、2006年春に登場した一部変更モデル。2005年から、506iシリーズに代わるミッドレンジ価格帯の700iシリーズが導入されたこともあり、この時点でFOMA端末への普及が進んでいたが、依然50%のユーザーがmovaを使っていて、mova新機種への要望があったことから、導入された[2]。背面のデザインを変更し。「フラットパネルスピーカ」やツートンカラーは廃止された。この機種がNEC最後のmova端末となった。その後、回転2軸型のNEC端末は、2007年冬モデルのFOMAのN905iで復活した。
歴史
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “液晶をスピーカーにした「N506iS」、2月5日発売”. ITmedia Mobile. (2005年1月31日) 2020年11月3日閲覧。
- ^ “ドコモから久々のPDC──「N506iSII」を3月10日から発売”. ITmedia Mobile. (2006年3月2日) 2020年11月3日閲覧。
外部リンク
編集- mova®「N506iSII」を発売NTTドコモ 報道発表資料