Myriad
Myriad(ミリアド)は、ロバート・スリムバックとキャロル・トゥオンブリーがデザインした欧文書体で、ヒューマニスト・サンセリフに属する。Frutigerに類似した書風で、アドビやAppleなど、多くの企業でコーポレートフォントに採用された例がある。
様式 | サンセリフ |
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分類 | ヒューマニスト・サンセリフ |
デザイナー |
Robert Slimbach Carol Twombly |
発表年月日 | 1992年 |
提供元 | アドビ |
サンプル |
種類
編集Myriad Pro
編集「Proportional」「Condensed」「SemiCondensed」「SemiExtended」の4タイプを設定。ウェイトは「Light」「Regular」「Semibold」「Bold」「Black」の5種類。それぞれ斜体を設け、全40種類。
Myriad Web Pro
編集「Regular」「Regular-Bold」「Regular-Italic」「Condensed」「Condensed-Italic」の全5種類。
同梱されているソフトウェア
編集- Adobe CC
- Adobe FontsによりMyriad Proの全40種類が利用できる。(Myriad | Adobe Fonts)
- Adobe Acrobat Reader DC
- ウェイトは「Regular」「Bold」の2種類。それぞれに斜体があり、全4種類のみ同梱されている。
- Adobe Photoshop Album Mini 3.0
- Myriad Web Proの5種類が同梱された。
使用例
編集Apple
編集Appleは2002年4月29日から2017年1月24日まで、Myriadをコーポレートフォントとし、製品ロゴとして製品やパッケージ、ウェブサイトで利用した。以降はSan Franciscoに切り替えられた。
第3世代iPodでは、Myriadと類似しているPodium Sansが使用された。
Rolls-Royce
編集ANA (全日本空輸)
編集機体の塗装[2]や機内誌、ウェブサイトなどで利用されている。
名古屋市交通局
編集2016年から乗客誘導サインの欧文フォントとして採用。地下鉄・市バスの路線図や駅名標などに使用されている。
東京急行電鉄→東急/東急電鉄
編集2000 - 2010年代に製造された5000系・6000系などの車両番号のフォントとして採用。2021年に製造された3000系増結車両もこのフォントである。(他の3000系は平成ゴシック系の書体) しかし2020・3020・6020系以降はCentury Gothicに移行した。
出典
編集- ^ “Appleのフォント「Myriad Pro」と「Myriad Pro Web」から読み取るWeb用フォントの秘密。”. 2020年6月13日閲覧。
- ^ "Inspiration of Japan"など