MotionStudio 3D(モーションスタジオ スリーディー)とは、かつてコーレル株式会社が開発、発売していた3Dタイトル/オブジェクトアニメーションソフトウェア。元々ユーリードがCool 3Dとして開発・販売していた。[1]。現在はVideoStudioの上位版( Ultimate)に「3Dタイトルエディタ」として機能の一部が組み込まれている。

MotionStudio 3D
開発元 コーレル
最新版
対応OS Windows
種別 オーサリングツール
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト www.corel.jp
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概要

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MotionStudio 3Dは動画編集に使う映像素材を創るソフトウェアである。オブジェクト、アニメーション、エフェクトなどのテンプレートはトータルで1,000種類以上。テンプレートを使って手軽に3Dタイトルや簡易モデルが作成できる。文字を入力したり、図形を描画してそれを「押し出し」たり「回転」させることで3D化。テクスチャを適用してオリジナルのオブジェクトが作成できる。 花火、レンズフレアなどのエフェクトを192種類、雪、煙、炎などの画像をランダム発生させるパーティクル効果を50種類搭載している。[2]

3DSなどの3Dオブジェクトの入力や、パス(.AI、.EMF、.WMF)のインポートに対応。透過情報を含んだAVIに保存することで動画編集ソフトウェアVideoStudioなどで読み込むことができる。


他のソフトウェアとの違い

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動画編集ソフトウェア

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動画を読み込み背景に配置することはできるが、カット編集などはできない。AVIやMP4で出力した上で動画編集ソフトで合成したほうが効率が良い。また、作成時フレームレートをタイムラインの上部で設定するので長めに作っておかないと、数秒でアニメーションが終わってしまう(60fpsで設定→30fpsで出力すると2秒) フルハイビジョン(1920x1080)で出力することも可能。

CorelVideoStudioUltimateのバージョン2018以降に「3Dタイトルエディター」が搭載されている[3]が、多くのプリセットやパーティクル機能などは省かれているため、3Dオブジェクトを扱いたい場合はMotionStudio3Dが必要である。

3Dソフトウェア

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MotionStudio 3Dはオブジェクト自体を動かしたり、変形させることは可能で、歪ませるアニメーションもプリセットからクリックで選択できるが、ボーン設定がないため、キャラクターの腕を動かすなどには向いていない。複雑な設定ができない分シンプルなオブジェクトを動かす(地球儀を回転させるようなもの)はとても楽に作成ができる。

また、背景に画像・映像を配置することができるが、地面・空などの設定はできないため、オブジェクト設定に重力の項目が無い。パーティクル設定には「引力」「衝突」項目があるのでリアルな表現が可能。

歴史

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  • 2003年2月UleadよりCool 3D Studio発売。
  • 2011年8月CorelよりMotionStudio 3D発売。Windows 7に対応、VideoStudioとの連携強化、パーティクルなどの機能強化、改善が行われる。
  • 2018年2月Corel VideoStudio 2018 Ultimateに、3Dタイトルエディターとして機能制限版が組み込まれる。


ソフト間の連携

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VideoStudioはバージョンX4以降、MotionStudio 3Dのプロジェクトデータを読み込むことが可能になっている。また、他社製ソフトウェアで使いたい場合は、透過情報を含んだAVIへ出力することも可能である。

関連項目

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外部リンク

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MotionStudio 3D 製品情報

脚注

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  1. ^ [1] 3Dアニメーションロゴを手軽に作成できる「Ulead COOL 3D」v3.0、2000年3月31日」
  2. ^ [2] Corel MotionStudio 3D」を発表 ホームムービーにハリウッド映画のようなタイトルを!2011年8月5日」
  3. ^ 360度動画編集やレンズ補正対応の「VideoStudio 2018」、2018年2月14日」