Monkey Magic
「Monkey Magic」(モンキー・マジック)は、ゴダイゴの楽曲。奈良橋陽子が作詞、タケカワユキヒデが作曲を手掛けた。グループの8枚目のシングルとして1978年12月25日に日本コロムビアから発売された。
「モンキー・マジック」 | ||||
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ゴダイゴ の シングル | ||||
初出アルバム『西遊記 (MAGIC MONKEY)』 | ||||
A面 | モンキー・マジック(MONKEY MAGIC) | |||
B面 | ア・フール(A FOOL) | |||
リリース | ||||
規格 |
7インチレコード YK-506-AX(SR) | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | 日本コロムビア | |||
作詞 | 奈良橋陽子 | |||
作曲 | タケカワユキヒデ | |||
プロデュース | ジョニー野村 | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴダイゴ シングル 年表 | ||||
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概要
編集作詞は奈良橋陽子、作曲はタケカワユキヒデ。日本テレビ系ドラマ『西遊記』『西遊記II』のオープニング・テーマとして使用[1]。なお、歌詞は当時の日本の楽曲では珍しく全編英語である。
当シングルは、アルバム『西遊記 (MAGIC MONKEY)』のからのシングルカット。ただし、「MONKEY MAGIC」は、アルバムでは「THE BIRTH OF THE ODYSSEY」(作曲:ミッキー吉野)というインストゥルメンタル曲と合わせて1トラックとなった「THE BIRTH OF THE ODYSSEY〜MONKEY MAGIC」として収録されているが、当シングルでは「THE BIRTH OF THE ODYSSEY」は切り離され、「MONKEY MAGIC」のみが収録されている。そのため、「MONKEY MAGIC」をシングルバージョン、「THE BIRTH OF THE ODYSSEY〜MONKEY MAGIC」をアルバムバージョンと称すこともある。
歌詞の内容は、一匹の猿 (monkey) が仙術(魔法=magic)で好き勝手なことをして、天の怒りに触れて罰せられるが、優しい僧侶に救われて西方への旅が始まるという『西遊記』の内容そのものである。
本作も前作「ガンダーラ」同様オリコンでは2位止まりであった。しかし、8週間にわたって「ガンダーラ」とともにBEST10に同時にランクされ、特に2/12付~19付は同時TOP3チャートインの記録を打ち立てるなどして、結果的にヒットとなった。
収録曲
編集日本版
編集- モンキー・マジック(MONKEY MAGIC)- 3:52
- ア・フール(A FOOL)- 3:22
イギリス版
編集1980年にゴダイゴがイギリスで発売したシングル。日本で発売されたシングルとは異なる。規格番号はRESL-81。
- MONKEY MAGIC
- GANDHARA
- 1番が日本語で2番以降が英語という変則的な内容である。
- THANK YOU, BABY
- 日本でこの曲が聞けるのは、アルバム「西遊記(MAGIC MONKEY)」のみである。
オーストラリア版
編集1984年にゴダイゴがオーストラリアで発売したシングル。こちらも日本で発売されたシングルとは異なる。収録されている曲は、全て英語詞である。
- THE BIRTH OF THE ODYSSEY ~MONKEY MAGIC
- TVドラマ「西遊記」の天地創造から孫悟空誕生までに使用された曲のあとに「MONKEY MAGIC」に入る。
- GANDHARA
アルバム・バージョン
編集「MONKEY MAGIC」のアルバム・バージョンである、「THE BIRTH OF THE ODYSSEY ~ MONKEY MAGIC」が収録されている音源を記す。
- 『西遊記 (MAGIC MONKEY)』 1978年10月25日発売。
- 『W deluxe』 1987年5月21日発売。
- 『GODIEGO NEW MUSIC BEST CHOICE Vol.8』 1988年11月21日発売。
- 『GODIEGO SUPER TWIN DX』 1990年12月1日発売。
- 『青春歌年鑑』 (コンピレーション・アルバム)
カバー
編集他アーティストによるカバー(関連者によるセルフカバー含む)を記載する。なお、特記事項のない限り、「MONKEY MAGIC」のみをカバーしたことを記載する。
- 1979年
- 21st CENTURY BANDによって、『ポップス・イン・シンセサイザ』の収録曲としてカバーされた。
- セクシー・ジャムによって、『最新歌謡ヒット! DISCO SOUND』の収録曲としてカバーされた。
- コロムビア・オーケストラによって、『ビューティフル・ネーム/モンキー・マジック』の収録曲としてカバーされた。
- 6月、寺内タケシによって、『歌の無い歌謡曲-DISCO VARIETY-』の収録曲としてカバーされた。
- 9月、ポール・モーリアによって、『愛のメッセージ』の収録曲としてカバーされた。
- 12月、クリスタル・サウンズによって、『カラオケ・ヤング・パーティ』の収録曲としてカバーされた。ガンダーラとのカップリングでシングルカットもされている。
- 1984年
- 張武孝(香港)によって、『大AL張武孝』の収録曲として「馬騮精」の題名で広東語でカバーされた。
- 1990年
- スチャダラパーによって、『スチャダラ大作戦』の収録曲「スチャダラパーのテーマPT.2」にサンプリングにこの曲が使われている。
- 1991年
- 12月1日、HIP POP GIRLSによって、『いなせなPOPIN' POPS』メドレー中の1曲としてカバーされた。
- 12月5日、寺尾友美によって、『GIGGLES』の収録曲としてカバーされた。
- 1992年
- イギリスのバンド、Shaftによってカバーされた。HPで公開されていた。
- 1994年
- 12月1日、CHRISSY D & LT.STITCHIEによって、『REGGAE HIT PARADE VOL.2』の収録曲としてカバーされた。
- 1995年
- 3月21日、映画『天使のウィンク』の挿入歌として忍者によって、日本語でカバーされた。ラップが追加されている。⇒モンキー・マジック (忍者の曲)
- 5月21日、CHRISSY D & LT.STITCHIEによって、『SWEET REGGAE MUSIC』の収録曲としてカバーされた。『REGGAE HIT PARADE VOL.2』収録分とは、微妙にミックスが異なる。
- 1996年
- 4月1日、李博士(イ・パクサ)によって『ポンチャック大百科』収録のメドレー中の1曲としてカバーされた。以後、代表曲のひとつとして歌われ、2012年に配信されたデジタルシングル『イ・パクサ~リアル・ポンチャッカー』ではレゲエバージョンとしてもリミックスされた。
- 1997年
- 1月29日、VOICE OF JAPANによって、『VOJA』の収録曲としてカバーされた。
- LUCKY 15によって、『COLOUR CODE WHITE』の収録曲としてカバーされた。
- 10月7日、Something ELseによって、『風と行きたかった』のカップリングとしてカバーされた。
- 1998年
- 10月28日、槙原敬之によって、『Listen To The Music』の収録曲としてカバーされた。
- 1999年
- 6月21日、タケカワユキヒデによって、12インチシングル『MONKEY MAGIC 1999 for DJ』の収録曲としてセルフカバーされた。6月28日発売のCD『MONKEY MAGIC 1999』とそのPR盤、7月29日発売のCD『MAGICAL MONKEY GROOVE』とそのPR盤、の5種類の音源を併せ、9つのヴァージョンが収録されている。
- 12月16日、SOKOによって、『SUPER DANCE FREAK VOL.69』の収録曲としてカバーされた。
- 2001年
- 6月29日、RMRによって、『MONKEY RMR』の収録曲としてカバーされた。
- 9月29日、GARY ADKINSによって、『GUITAR FREAKS 5THMIX & DRUMMANIA 4THMIX SOUNDTRACKS』の収録曲としてカバーされた。
- 2002年
- 5月27日、椎名純平によって、『discover』の収録曲としてカバーされた。
- 2003年
- 8月17日、MEGによって、『HERITAGE』の収録曲としてカバーされた。
- マユラムによってカバーされた。HPで公開されていた。
- 6月2日、ROB COHENによってカバーされた。HPで公開されていた。
- Burly Chassisによってカバーされた。HPで公開されていた。
- SNOWPONYによって、『A FISTFUL OF SEAHORSES』の収録曲としてカバーされた。
- Terra Diabloによってカバーされた。HPで公開されていた。
- Grebeauによってカバーされた。HPで公開されていた。
- (実際には、2004年)に天才てれびくんMAX(NHK教育)で、A.T.7(エー・ティー・セブン)(岩井七世、川﨑樹音、俵小百合、ド・ランクザン望、張沢紫星、ブライアン・ウォルターズ、八木俊彦)が日本語の歌詞(訳詞はタケカワユキヒデ(但し後半の歌詞は英語))でカバーし歌った。(後に、『NHK天才てれびくんMAX MTK THE 8TH』というCDに収録された。)
- 8月17日、タケカワユキヒデによってライブ『アニメジャパンフェス2003』にてセルフカバーされ、同年12月1日に同名のライブアルバム『アニメジャパンフェス2003』に収録された。タケカワは他にも同じくゴダイゴの楽曲である『銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)』もセルフカバーしている。
- 2004年
- 3月3日、FULL OF HARMONYによって、『EXCLUSIVE』のカップリング曲として「MONKEY MAGIC〜三蔵FOH師の巻〜」のタイトルでカバーされた。
- 3月17日、TROUBLE TRIBE JAPANによって、『TTJ』の収録曲としてカバーされた。
- 4月14日、ダンス☆マンによって、『FUNKCOVERLIC』の収録曲としてカバーされた。
- 6月9日、ORANGE RANGEによって、『ロコローション』のカップリング曲としてカバーされた。後半の歌詞は省略されている。
- 7月1日、ゲーム・ソフト『ドンキーコンガ2 ヒットソングパレード』の収録曲としてカバーされた。
- 11月28日、フジファブリックによってカバーされた。HPで公開されていた。
- 山崎まさよしによってカバーされた。着うたとして配信されていた。
- 埼玉県警察音楽隊によって、『彩の国まごころ国体 式典音楽使用曲集』の収録曲としてカバーされた。
- 2005年
- 9月21日、THE GOOD-BYEの野村義男、元C-C-Bの渡辺英樹、元・JUDY AND MARYの五十嵐公太、元・PINK SAPPHIREのTAKAのユニット、三喜屋・野村モーター'S BANDによって、『WORKS』の収録曲としてカバーされた。
- 10月21日、ANIMETALによって、『ANIMETAL MARATHON VII 戦えメタル・ヒーロー』の収録曲としてカバーされた。
- 12月14日、SKEEWIFFによって、『NU-DIRECTIONS』の収録曲としてカバーされた。
- 2006年
- 5月17日、ゴダイゴが「MONKEY MAGIC 2006」としてセルフカバーした。また歌詞が一部変更(「There'll be fireworks tonight」→「You'll see fireworks tonight」)されている(変更の作詞も奈良橋陽子)。ただしオリジナル版でも実際には「You'll see...」と歌われており、歌詞カードを追認的に合わせたとも言える。
- 6月14日、L.O.T.U.S.によって、『FORKROLE』の収録曲としてカバーされた。
- 8月18日、TAKA KAWASHIMAによって、『80 Dramatic Smooth Jazz Selection』の収録曲としてカバーされた。
- 2007年
- 2月7日、AAAによって、『CCC-CHALLENGE COVER COLLECTION-』の収録曲としてカバーされた。
- 3月21日、アヤカ(ココナッツ娘。) with たいせい(シャ乱Q)によって、『歌ドキッ! POP CLASSICS Vol. 1』の収録曲としてカバーされた。
- 3月21日、東京吹奏楽団によって、『ヒットマーチ&ダンス!2007』の収録曲としてカバーされた。4月25日発売の『ヒットヒットマーチ101大全集』にも収録されている。
- 5月17日、ゲーム・ソフト『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』の収録曲としてカバーされた。
- 6月27日、MONKEY MAJIKによって、『MONKEY MAJIK×MONKEY MAGIC』の収録曲としてカバーされた。
- 7月11日、泉こなた(平野綾)によって、『らき☆すた エンディングテーマ集 〜ある日のカラオケボックス〜』の収録曲としてアルバム・バージョンがカバーされた。
- 7月16日、カルロスODAによって、『GODIEGO PROJECT 』の1曲としてカバーされた。HPで公開された。
- 2008年
- 1月27日、SATEによって、『VISA』の収録曲としてカバーされた。
- 2月1日、BGManによって、『J-POP HITS 1970s Vol.8』の収録曲としてカバーされた。itunes Storeで配信販売されている。
- 3月25日、Kennoa and The Loopersによって、『私の考えるジャズ』の収録曲としてカバーされた。
- 6月18日、コナミデジタルエンタテインメントのマスメダルプッシャーゲーム『スピンフィーバー』のフィーバーゲーム中楽曲としてカバーされた。
- 2009年
- 1月6日、カルロスODAによって『GODIEGO PROJECT (2009)』の1曲としてカバーされた。HPで公開された。
- 11月25日、Cobra Starshipによって『ホット・メス』の日本盤ボーナストラックとしてカバーされた。
- 2011年
- 12月14日、MONKEY MAJIKのカバーが『Happy Holidays! ~CITY POPS COVERS~』の12曲目に収録された。
- 2012年
- 11月28日、テレビアニメ『えびてん 公立海老栖川高校天悶部』第9話のエンディングテーマとして戸田山泉子(野水伊織)がカバー。
- 2014年
脚注
編集- ^ ただし、テレビで使用されたのは別レコーディングバージョン。
- ^ スティーヴ・フォックス『Who am I? 不良、ロックスター、牧師 自分を探し求めて』クレスト社、1995年、173-174頁。ISBN 4-87712-034-3。