Mk.32魚雷英語: Mark 32 torpedo)は、アメリカ合衆国で開発された対潜魚雷

Mk.32 短魚雷
Mk.2落射機より投射された直後のMk.32
種類 対潜短魚雷(LWT)
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 1944年 - 1960年 (米海軍)[1]
諸元
重量 320キログラム (710 lb)[1]
全長 2.1メートル (6.9 ft)[1]
直径 483ミリメートル (1.585 ft)[1]

射程 9,600 yd (4.7 nmi)[1]
弾頭 HBX爆薬[2]
炸薬量 107 lb (49 kg)[2]

エンジン 電動機[2]
誘導方式 アクティブ音響ホーミング[2]
発射
プラットフォーム
戦闘艦航空機
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アメリカ海軍初のアクティブ音響ホーミング誘導式魚雷である。水上戦闘艦からの投射手段としては、横抱き式のMk.2落射機が用いられていた。元来は、第二次世界大戦中にドイツ海軍大日本帝国海軍潜水艦への対抗として開発されたが、戦争中にはわずか10発が生産されたのみであった。

戦後には3,300発が生産され[2]冷戦初期のソ連海軍通常動力型潜水艦に対する切り札として、後継のMk.44が採用されるまで用いられていた[1]

また海上自衛隊において、初の国産誘導魚雷として試製54式魚雷が開発された際には、こちらはパッシブ音響ホーミング誘導式ではあったが、本機の誘導要素も開発の参考にされたとされている[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g 香田洋二「国産護衛艦建造の歩み(第5回)第1次防衛力整備計画以前 昭和29-32年度」『世界の艦船』第778号、海人社、2013年5月、146-153頁、NAID 40019640953 
  2. ^ a b c d e f Jolie, E.W. (15 September 1978). “A Brief History of US Navy Torpedo Development: Torpedo Mine Mk32”. 21 June 2013閲覧。

関連項目

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  ウィキメディア・コモンズには、Mk 32 (魚雷)に関するカテゴリがあります。

  • Mk.24 FIDO英語版 - 先行して開発された米海軍初の誘導魚雷。パッシブ音響ホーミング誘導式である。