Midori (オペレーティングシステム)
Midori(ミドリ)はマイクロソフトリサーチが開発中のマネージコードをベースとしたオペレーティングシステム (OS) のコードネーム。
開発者 | マイクロソフト |
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開発状況 | 開発中 |
プラットフォーム | IA-32, x64, ARM |
カーネル種別 | マイクロカーネル(言語ベース) |
概要
編集Midori というコードネームは CHESS: A systematic testing tool for concurrent software と題したPowerPointのプレゼンテーションで初めて一般に明らかになった[1]。 2009年4月、プログラミング言語BitCとオペレーティングシステムCoyotos[2]を推進しているJonathan S. Shapiroは、マイクロソフトでMidoriプロジェクトに関して職を得たことを発表し、2009年8月以降はBitCについて作業しないとしている[3]。
機能
編集並行性を重視した設計で、アプリケーションは複数の場所で動作できる[4]。また、全く新たなセキュリティモデルを採用し、アプリケーションのサンドボックスによりセキュリティを強化している[5]。
既存ソフトとの関係
編集Windowsとの関係
編集マイクロソフトはWindowsからMidoriへのいくつかの移行経路を明らかにしている[6]。
Singularityとの関係
編集Singularityオペレーティングシステムの商用化される可能性のある実装の1つと言われている[7][8]。Singularityは2003年に開始された研究プロジェクトで、高ディペンダブルOSであり、カーネルもデバイスドライバもアプリケーションも全てマネージコードで書かれている。
Oslo composite application initiativeとの関係
編集マイクロソフトのOslo composite application initiativeとの関連から、プログラミングモデルはメタデータに依存し、アプリケーションの管理が強化されると言われている[9]。
関連項目
編集脚注・出典
編集- ^ Madanlal Musuvathi; Shaz Qadeer; Thomas Ball (November 2007). “CHESS: A systematic testing tool for concurrent software”. Microsoft. 2008年7月22日閲覧。
- ^ The Path to Coytos
- ^ Where Has shap Been Hiding? Jonathan S. Shapiro、2009年4月3日
- ^ Microsoft's plans for post-Windows OS revealed SD Times' David Worthington、2008年7月29日
- ^ Microsoft's Midori to sandbox apps for increased security SD Times' David Worthington、Midoriのセキュリティについて、2008年8月5日
- ^ Microsoft maps out migration from Windows SD Times' David Worthington、Windowsからの移行について、2008年7月31日
- ^ Mary-Jo Foley (2008年6月30日). “Goodbye, XP. Hello, Midori”. 2008年7月22日閲覧。
- ^ Marius Oiaga (2008年6月30日). “Life After Windows - Microsoft Midori Operating System”. 2008年7月22日閲覧。
- ^ Microsoft details Oslo's modeling language, tools SD Times' David Worthington、2008年10月10日
外部リンク
編集- Singularity公式サイト
- Microsoft sees end of Windows era BBC News、2008年8月4日
- Microsoft: Windows CE is Closer to End-of-Life than Windows Technologizer report by David Worthington、Windows Mobile のライフサイクルについて、2009年2月18日