maco marets

日本のラッパー

maco marets(マコ マレッツ、1995年 - )は、日本ラッパー/MC作家自主レコードレーベルであるWoodlands Circleを主催[1]。詩文などの執筆業も行っている。

maco marets
生誕 1995年
出身地 日本の旗 日本福岡県福岡市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2016年 -
レーベル
  • Rallye Label(2016年6月 - )
  • Woodlands Circle(2018年11月 - )
共同作業者
公式サイト marets official web site

人物

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デビュー以来、詩情豊かなリリックと柔和なフロウを備えたラップスタイルやチルでミニマルなサウンドを特徴とするその音楽性は「ベッドルーム・ヒップホップ」や「チルアウト・ヒップホップ」などと評されている[1][2][3]。デビュー前の大学時代まではセルフボースティングのラップ[注 1]をしていた[4]

父親が国語の教員だったこともあり幼い頃から読書に親しむ[5]。高校時代は吹奏楽部に所属しサックスを吹いていたが、友人とその兄の影響でヒップホップと出会う[4][5]。まもなくサイファーをするようになりラップを始める[4]。大学進学のために上京し、大学では文学批評創作を行うゼミに所属していた[2][5]

公言している影響を受けたアーティストは、Small Circle of Friends(STUDIO75)、Olive Oil、5lack[注 2]環ROYなどを挙げている[1][5]

純文学を好んでおり、好きな文学者は安部公房大江健三郎[2]

略歴

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1995年生まれ。福岡県福岡市出身。大学4年生だった2016年6月に金沢の「Rallye Label」レーベルから東里起(Small Circle of Friends)プロデュースによるアルバム『Orang.Pendek』をリリースしデビューを果たす[4][7]

2018年に自主レーベル「Woodlands Circle」を立ち上げ、レーベル第1弾作品となる2ndアルバム『KINŌ』をリリース[8]。2019年に3rdアルバム『Circles』[9]、2020年に4thアルバム『Waterslide III』[10]、2021年に5thアルバム『WSIV: Lost in November』をリリース[11]。Maika Loubte、Shin Sakiuraほかジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも行う[12][13]。2021年にNHK Eテレ『Zの選択』の番組テーマソングを担当した[14]

ディスコグラフィ

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シングル

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アナログシングル

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発売日 タイトル 形態 規格品番 備考
2021年7月7日 L.A.Z.Y.(feat. さとうもか & Shin Sakiura) 7インチシングル JS7S306 アルバム「WSIV: Lost in November」に収録された2曲を7インチアナログでシングルカットした作品。

配信シングル

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発売日 タイトル 規格 レーベル 備考
2016年10月12日 Pools 配信
2016年12月15日 Hum! 配信
2017年8月2日 Summerluck 配信
2020年8月10日 Forest Song 配信 Woodlands Circle
2020年12月4日 Torches 配信 Woodlands Circle
2021年11月3日 Nagi feat. ggoyle 配信 Woodlands Circle
2022年5月18日 Moondancer 配信 Woodlands Circle アーティスト名義は「maco marets & 藤原さくら」

アルバム

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発売日 タイトル 形態 規格品番 備考
Rallye Label
1st 2016年6月15日 Orang.Pendek CD RYECD-244
Woodlands Circle
2nd 2018年11月7日 KINŌ CD WLCCD-001 自主レーベル「Woodlands Circle」の第一弾作品
3rd 2019年12月4日 Circles CD WLCCD-002
4th 2020年8月30日 Waterslide III 配信 コロナ禍における外出自粛期間に制作された8曲が収録
5th 2021年2月24日 WSIV: Lost in November 配信

参加作品

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アーティスト名 タイトル 収録作品 参加内容 発売日
maco marets & RICK NOVA Cyan CYAN 2017年10月25日
Half Mile Beach Club Piccolo feat. maco marets hasta la vista 2018年3月29日
Vue du monde Not Fable feat. maco marets New Classic Leader 2018年7月4日
Group2 PEAK TIME feat. maco marets Group2 2018年11月7日
TOSHIKI HAYASHI(%C) Tobari feat. maco marets TIME IS OVER 2019年4月17日
Eminata Yellow feat. maco marets 2019年4月23日
LITE Ring Multiple 2019年6月5日
Shin Sakiura Slide feat. maco marets NOTE 2019年6月26日
maeshima soshi Nicole feat. maco marets Wave 2019年8月1日
HOTEL DONUTS コンビニエンスボーイ/インソムニアガール feat. TOSHIKI HAYASHI(%C), maco marets, さとうもか & 山田大介 コンビニエンスボーイ/インソムニアガール(7インチ・レコード、カセットテープ) 2019年10月23日
Distance feat. maco marets, MATTON, MADLISK & 関口シンゴ 2020年5月1日
TOSHIKI HAYASHI(%C) & maco marets Dynamo 2020年2月21日
BUGS FUCK MY LIFE feat. maco marets 2020年3月27日
Maika Loubté Niet II feat. maco marets 2020年3月27日
Haunt of Fresh We Pray -for you- 2020年5月15日
m-al Not Fable pt.2 feat. maco marets & Vue du monde (s)icks 2020年9月12日
Mime 夢見心地 feat. maco marets Yin Yang 2020年10月28日
FKD Cool feat. maco marets Duality 2021年1月6日
LHRHND bedicine feat. maco marets LHRHND 2021年6月2日
LHRHND bedicine feat. maco marets (Instrumental) 2022年3月10日

脚注

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注釈

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  1. ^ セルフボースティングとは、ヒップホップカルチャーにおいてラッパーが行う自己賛美・自画自賛のこと。
  2. ^ maco maretsが福岡で初めてライヴをやったとき、5lackが偶然そのライブを見に来ていたことがある[6]

出典

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  1. ^ a b c maco maretsにTOWER DOORSから6つの質問 流れるようなフロウが魅力の注目ラッパー”. Mikiki. 2022年5月21日閲覧。
  2. ^ a b c 「主役はあくまで聴く人」。押しつけないし、無理もしないラッパーmaco maretsのスタンス”. NEUT Magazine (2019年8月16日). 2022年5月21日閲覧。
  3. ^ maco marets『KINO』Small Circle of Friends東里起プロデュース、柔和なラップとメロウで奥行きあるトラックがマッチ”. Mikiki. 2022年5月21日閲覧。
  4. ^ a b c d ラッパーとして歩みはじめた日|連載「火とひととき」maco maretsの表現者としての灯火”. Qetic (2022年2月22日). 2022年5月21日閲覧。
  5. ^ a b c d インタビュー:maco marets 気鋭のラッパーが語る、ひとくぎりの3枚目『Circles』までの道のり - CDJournal CDJ PUSH”. www.cdjournal.com. 2022年5月21日閲覧。
  6. ^ インタビュー:maco marets 気鋭のラッパーが語る、ひとくぎりの3枚目『Circles』までの道のり”. CDジャーナル (2020年1月15日). 2022年5月21日閲覧。
  7. ^ 言葉が言葉を超えてアートになる ラッパーmaco marets│JPN 🇯🇵 HIPHOP ch.”. jpn-hiphop-ch.com. 2022年5月21日閲覧。
  8. ^ maco marets、レーベル立ち上げ&2年半ぶり2ndアルバム『KINŌ』を11月リリース - Spincoaster (スピンコースター)” (2018年9月19日). 2022年5月21日閲覧。
  9. ^ Inc, Natasha. “maco maretsニューアルバム「Circles」リリース、パリで撮影したリード曲MVを公開(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2022年5月21日閲覧。
  10. ^ maco marets、コロナ禍のなか制作したコラボ・アルバム『Waterslide III』配信 浮、TiMT迎えたリード曲MVも - Spincoaster (スピンコースター)” (2020年8月30日). 2022年5月21日閲覧。
  11. ^ maco marets、新AL『WSIV: Lost in November』リリース決定 さとうもか、Shin Sakiura、Maika Loubtéら参加 - Spincoaster (スピンコースター)” (2021年2月10日). 2022年5月21日閲覧。
  12. ^ Inc, Natasha. “maco marets、同い年のさとうもか&Shin Sakiura迎えた新曲「L.A.Z.Y.」配信(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2022年5月21日閲覧。
  13. ^ 葉書のえらびかた- maco marets&河澄 大吉|Maika Loubté編”. Qetic (2021年12月30日). 2022年5月21日閲覧。
  14. ^ 次世代の価値観ってどんなもの?NHKの新番組「Zの選択」が3月28日に放送開始(オープニング映像制作にNEUTが携わりました!)”. NEUT Magazine (2020年3月25日). 2022年5月21日閲覧。

外部リンク

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