M1 (銃剣)
M1ガーランド小銃向けの銃剣
M1銃剣(M1 Bayonet)は、アメリカにてM1ガーランド小銃向けに開発された銃剣である。刃渡りは10インチ(25.4cm)で、握りは4インチ(10.1cm)である。
M1 bayonet | |
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種類 | 銃剣 |
原開発国 | アメリカ合衆国 |
運用史 | |
配備先 | アメリカ軍 |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦, 朝鮮戦争 |
開発史 | |
製造期間 | 1942年- |
諸元 | |
全長 | 14 in (36 cm) |
刃長 | 10 in (25 cm) |
概要
編集1943年以前、全てのM1ガーランド小銃およびM1903小銃ではM1905銃剣およびM1942銃剣を使用していた。
1943年、アメリカ陸軍は、より短い銃剣の有用性を認め、多くのM1905ないしM1942銃剣は回収され、10インチ以下に切り詰めるなどの対処が執られた。その後、新たに設計された10インチ銃剣にはM1銃剣の名称が与えられた。
M1銃剣は、欧州戦線で広く用いられた。ドイツ国防軍がKar98k小銃用に用いたS84/98 III銃剣は、より短い93⁄4インチ(24.765cm)であった。しかし、一方の太平洋戦線では、日本軍が標準的に使用した三十年式銃剣は15.75インチ(40cm)と長大であったため、これと渡り合うべく刃渡りの長いM1905銃剣のほうが広く使用されたとされる。
参考文献
編集- SNL B-8