LOVE ALBUM
『LOVE ALBUM』(ラヴ・アルバム)は、2000年9月20日サニーデイ・サービス通算7作目のスタジオ・アルバム。
に発売された『LOVE ALBUM』 | ||||
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サニーデイ・サービス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | Q&A COMMUNICATIONS ⁄ MIDI | |||
プロデュース | ||||
チャート最高順位 | ||||
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サニーデイ・サービス アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988034204815, ASIN B000056B4E, JAN 4988034204815 | ||||
『LOVE ALBUM』収録のシングル | ||||
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解説
編集サニーデイ・サービス解散前最後のスタジオ・アルバム。曽我部恵一は後に「この頃は、もうバンド間がバラバラだから何がしたいのか分からなかった。『LOVE ALBUM』は周りが作ってくれたみたいな感じだった。“3人で出来る事はもうないんじゃないか”っていうところで、じゃあ何をしようっていうのはあったけど。俺は『MUGEN』[注釈 1]のあと正直何も感じてなかったですね、バンドに対して。振り返ると実は『24時』[注釈 2]からそうなんだけどね。いまだと同じテンションで何十枚も作れるんだけど、この頃にはそれが出来なかった。この3人の関係性とか、お客さんの望むものとかも含めてすごい悩んでいて、『サニーデイ・サービス』[注釈 3]はすごくいい形で作品になっていたし、聴く人との関係もすごくバランスが取れていたんだけど、その先はあまりうまくいかなくなっていった。当時は自分たちを大切に聴いてくれている人たちの事なんてまったく考えなかったですね」[2]と振り返っている。
先行シングル「夜のメロディ / 恋は桃色」[注釈 4]以降、共同プロデューサーに高野勲と杉浦英治を迎え、本格的に打ち込みを取り入れたサウンド・プロダクションを展開。その結果本作では半数以上が打ち込み曲となり、これまでにはなかった内容だったが、「打ち込みはやらない」というバンドの約束事を破ってしまったことになり、結果としてバンドの終焉を早める要因となってしまったと言われる。
この頃、ドラムの丸山晴茂はほとんどレコーディング・スタジオに顔を出さず、本作にあまり参加していない[注釈 5]。従って生のドラムはほとんどサポートドラマーが叩いている。曽我部はこのアルバムのツアーでバンドの良い状態を取り戻せれば、と思っていたらしいが、彼自身がライブのリハーサルに来ないなど、良い方向に傾くことはなく、ツアー中に解散を発表。12月14日、新宿リキッドルームでのライブをもって一度、解散する。
「夜のメロディ」は後にベスト・アルバム『Best Sky』[注釈 6]と2013年 リリースの2枚組ベスト・アルバム『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 7]に、それぞれ収録された。また、本作収録曲の中から6曲がセレクトされた、杉浦によるリミックス・アルバム『PARTY LOVE ALBUM』[注釈 8]が同年10月に限定発売された。
パッケージ、アートワーク
編集初回盤はデジパック仕様。
収録曲
編集- INTRO* – (2:38)[3]
- 夜のメロディ – (4:38)[3]
- 胸いっぱい – (4:02)[3]
- 万華鏡 – (4:29)[3]
- 恋は桃色 – (7:02)[3]
- INTERLUDE* – (1:17)[3]
- 魔法 – (6:00)[3]
- LET'S MAKE LOVE – (4:28)[3]
- パレード – (8:55)[3]
- うぐいすないてる – (5:05)[3]
- 愛のシーン – (4:00)[3]
- OUTRO* – (2:46)[3]
- WILD WILD PARTY – (4:20)[3]
- * Instrumental
ALL SONGS WRITTEN BY KEIICHI SOKABE
EXCEPT M-5 WRITTEN BY HARUOMI HOSONO
クレジット
編集SOUND : 曽我部恵一、田中貴、丸山晴茂、高野勲、杉浦英治、細野しんいち、三原重夫、平泉光司、武田俊久、矢野誠、四家卯大、マック清水、玉城亜弥、中村ジョー |
RECORDING : 沖山俊、吉満宏之、伊藤優子、田中信義、浅野ちゃら、松林正志、柏井日向、湊雅行 |
MIXING : 北村秀治 (M-1,12)、高山徹 (M-2,9)、山口州治 (M-3)、植松豊 (M-4)、イリシットツボイ (M-5,8)、松林正志 (M-6,10)、上原キコウ (M-7)、吉満宏之 (M-11)、宮原弘貴 (M-13) |
MASTERING : 北村秀治 |
ART : 小田島等、松下佐紀子 |
PHOTO : 住田芽衣 |
A&R : 渡邊文武 |
MANAGEMENT : 仲田裕美 |
EXECUTIVE PRODUCER : 大蔵博 |
PRODUCED BY 高野勲、杉浦英治、曽我部恵一 |
リリース日一覧
編集地域 | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 | 備考 |
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日本 | 2000年9月20日 | Q&A COMMUNICATIONS ⁄ MIDI | CD |
MDCL-1393 (QA004C) | 初回盤はデジパック仕様 |
LP×2 |
CXLP-1028/29 (QA003R) | 完全生産限定盤 |
脚注
編集注釈
編集- ^ 『MUGEN』 MIDI CD:1999年10月20日 発売 MDCL-1356, LP:1999年12月25日 発売 MIDI CXLP-1024
- ^ 『24時』 1998年7月15日 発売 MIDI CD:MDCL-1332, 2015年12月21日 発売 MIDI ⁄ JETSET RECORDS ⁄ ROSE RECORDS 2LP+1EP:SGLP-1006/7, SGEP-1001
- ^ 『サニーデイ・サービス』 1997年10月21日 発売 RHYME ⁄ MIDI CD:MDCL-1321, 2015年10月22日 発売 MIDI ⁄ JETSET RECORDS ⁄ ROSE RECORDS LP:SGLP-1005
- ^ 「夜のメロディ / 恋は桃色」 2000年5月24日 発売 Q&A COMMUNICATIONS ⁄ MIDI CD:MDCS-1042 (Q&A001C), 12inch EP:CXLP-1026 (Q&A001R)
- ^ 「魔法」のPVでは、演奏シーンに登場している。
- ^ 『Best Sky』 MIDI CD:2001年5月23日 発売 MDCL-1407, 2LP:2001年6月25日 発売 CXLP-1039/40
- ^ 『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』 2013年6月26日 発売 MIDI 2CD:MDCL-1538/39
- ^ 『PARTY LOVE ALBUM』 2000年10月6日 発売 Q&A COMMUNICATIONS ⁄ YOROSHITA MUSIC CD:CXCI-1019 (QA006C), 12inch EP:QA004R
出典
編集- ^ “【CD】サニーデイ・サービス/LOVE ALBUM” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2018年3月17日閲覧。
- ^ 「special サニーデイ・サービス」『splash!!』第3巻、株式会社双葉社、2010年5月23日、172-175頁、ISBN 978-4-575-30218-9。「Comments for Original Albums サニーデイ・サービス オリジナルアルバムを振り返る」
- ^ a b c d e f g h i j k l m “LOVE ALBUM” (日本語). Amazon.co.jp. Amazon.com, Inc.. 2018年3月17日閲覧。
外部リンク
編集- サニーデイ・サービス web
- その他
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- サニーデイサービス-Love-Album - Discogs (発売一覧)