KENZI
KENZI(ケンヂ、1964年8月1日 - )は、日本のパンク歌手でシンガーソングライター。スマ・ロ子、KENZI & THE TRIPSなどのバンドやソロで活動。2009年からは八田ケンヂ名義で活動を開始した。
KENZI | |
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1989 | |
基本情報 | |
別名 |
ケンヂ 八田ケンヂ |
生誕 | 1964年8月1日(60歳) |
出身地 | 日本, 北海道札幌市 |
ジャンル | パンク・ロック |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ヴォーカル・ギター |
活動期間 | 1980年 - |
共同作業者 |
上田ケンジ 佐藤シンイチロウ |
公式サイト | 八田ケンヂ公式 |
来歴
編集1980年、高校時代に地元の札幌で最初のバンドであるスマ・ロ子(SMILE-LOCOMOTION)を結成し活動を開始。その後、3ピースバンドのイギリスなどで活動した後、1983年に単身で上京。
1984年、KENZIとしてシングル『LEO STAR 8』でレコードデビュー。
1985年、1st.アルバム『BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY END』をパンク雑誌「DOLL」が主宰するインディーズ・レーベルのシティロッカーよりリリース。「インディーズ御三家」と言われたLAUGHIN' NOSE、THE WILLARD、有頂天などと共に当時のインディーズ・ブームに乗り、後のビート・パンクや青春パンク・ブームの先駆けとして、インディーズ・シーンで人気を博した。
1987年、KENZI & THE TRIPSを結成し、アルバム『FROM RABBIT HOUSE』、シングル『DIANA』でクラウンレコードからメジャーデビュー。メンバーは、佐野俊樹、上田ケンジ、JUN GRAY、佐藤シンイチロウであった。
1988年、アルバム『SWEET DREAMS,BABY!』、1989年にアルバム『Kangaroo』をリリースした後、KENZI & THE TRIPSは活動を休止し、ソロ活動を再開。また、KENZI & THE TRIPSのメンバーであった上田ケンジと佐藤シンイチロウはthe pillowsを結成し活動を開始。
1990年、佐藤宣彦プロデュースによる『ON TIME』、江蔵浩一プロデュースによる『ゴチャマゼのスープ』をリリース。
1991年、『THIRD』をリリース。
1994年、佐野俊樹、JUN GRAY、MOH-CHANのメンバーで、第二期KENZI & THE TRIPSの活動を再開し、アルバム『覚醒』をリリース。
1996年、自主レーベルの「HARDNA POP」を設立し、活動の場をインディーズに移す。
2003年、初のプロデュースイベント「クソッたれナイト」を立ち上げ、2~3ヶ月に1回、新宿LOFTにて毎回3~5バンドが集まり開催された。この時期の主なメンバーは、HIDEKI、GO OUE、MOH-CHANなどであった。
2005年、KENZIとMOH-CHANの2人となったKENZI&THE TRIPSは、数人のゲストミュージシャンに支えられ活動。
2007年、ベースにサモン、ギターにゴローが加入。
2008年、KENZI & THE TRIPSは活動を休止し、再びソロ活動を再開。
2009年からは、名義を八田ケンヂとし、カバー・アルバム『パンク歌手と呼ばれて』とアルバム『ファースト』、『WORLD TOP DREAMER』をリリースした。また、主催イベント「新クソッたれナイト」も定期的に開催している。[1]
2010年、地元北海道に拠点を移し、30年ぶりにスマ・ロ子を再結成。
2011年、『キズだらけの天使達よ』をリリース。
2013年「八田ケンヂ弾き語りツアー2013『幸せ』」で全国45ヶ所のライブを行う。
2014年「LEOSTAR 8」発売より30周年。5.25にLIQUIDROOMで初期メンバー、初期ナンバーでのKENZI&THE TRIPS 復活ライブを宣言。
ディスコグラフィ
編集スマ・ロ子
編集シングル
編集- 「ろくでなしNight」(1982.10/1)
- 「マブ達」(2011)
アルバム
編集- 「Punk FestivalⅡ」(1982)
- 「キズだらけの天使達よ」(2011)
- 「最期の権利」(2013)
DVD
編集- 「スマロ子ワンマン~春のサカリ~」(2012)
- 「スマ・ロ子@鹿鳴館『NEVER CHANGES』」(2012)
イギリス
編集アルバム
編集- 「BAD BOY」(1983)
KENZI
編集シングル
編集- 「LEOSTAR 8」(1984)
- 「KENヂ」(1985)
- 「OH!MY CAT」(1986)
- 「CRAZY SUMMER」(1986)
- 「LOVE YOU / 爆竹GIRL(LIVE)」(1987)
- 「HAPPY NEW AGE / FRIEND」(1990)
- 「お前にかけたい / Tokyo Silent Night」(1991)
アルバム
編集- 「BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY END」(1986)
- 「奴をマークしろ」(1986) ※ミニ・アルバム
- 「'84~'86 EARLY SINGLES」(1989) ※ベスト・アルバム
- 「ON TIME」(1990)
- 「ゴチャマゼのスープ」(1990)
- 「THIRD」(1991)
- 「SINGLE COLLECT」(1994) ※KENZI/KENZI&THE TRIPS名義のベスト・アルバム
- 「KENZI TWIN VERY BEST COLLECTION」(2001) ※ベスト・アルバム
- 「奴をマークしろ+10 TRACKS」(2003) ※1986年のミニ・アルバムに10曲をプラスした再発盤
- 「OLO WORKING~TWENTY ANNIVERSARY~KENZI」(2004) ※ベスト・アルバム
- 「スマ・ロ子BABY」(2004)
- 「ブラボージョニーは今夜もハッピーエンド・アルファ」(2008) ※1986年の1st.アルバムに6曲をプラスした再発盤
- 「POWER OF THE BASE」(2008) ※アコースティック・アルバム
- 「LEO STAR 8 HISTORY」(2009) ※ベスト・アルバム
- 「VERY BEST COLLECTION」(2013) ※ベスト・アルバム
DVD
編集- 「DVD/スマ・ロ子BABY」(2005)
- 「EARLY LIVES」(2006)
- 「DVDブラボージョニーは今夜もハッピーエンド・アルファ」(2008)
- 「DVD POWER OF THE BASE」(2008)
オムニバス
編集- 「THE BLUE HEARTS 2002 TRIBUTE」(2002) ※「人にやさしく」で参加。
- 「Yes, We Love butchers ~Tribute to bloodthirsty butchers~ Abandoned Puppy」(2014) ※「9月」で参加。
KENZI & THE TRIPS
編集シングル
編集- 「BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY」(1987)
- 「DIANA / BALLADに捧ぐ」(1987)
- 「LOVE YOU / DIANA」(1988)
- 「BOY'S COLOR / 1988」(1988)
- 「LOVE VACATION / 君が必要」(1988)
- 「SEX,C」(1988)
- 「BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY / BRAVO JOHNNY」(1989)
- 「LOVE CALL / 好きな人」(1994)
- 「BAD BAZOOKA / SUPER DELMO HARD ROCK / 星のDNA」(1995)
- 「ミスターワンダラー / SILLY MAN / かわいい女にゃかなわない」(1996)
- 「BEAUTIFUL LIFE」(1997)
- 「本当のうた」(2001)
アルバム
編集- 「FROM RABBIT HOUSE」(1987)
- 「'87.4.19」(1987) ※ライブ・アルバム
- 「SWEET DREAMS,BABY!」(1988)
- 「Kangaroo」(1989)
- 「〆」(1989) ※ベスト・アルバム
- 「覚醒」(1994)
- 「ROCK'N'ROLL JAPAN」(1995)
- 「KENZI & THE TRIPS」(1996)
- 「DON'T MIND」(1998)
- 「THE TURN OF THE CENTURY BOOGIE MAN」(1999)
- 「REAL BEAT PUNKへの道」(2000)
- 「青春BABY」(2001) ※カバー・アルバム
- 「真っ赤な太陽 ギラ×4」(2002)
- 「青春BABYⅡ」(2003) ※カバー・アルバム
- 「青春トリップス」(2003)
- 「DOTIRASANMO NOTTE MORAIYASU」(2005) ※ライブ・アルバム
- 「LOVE ALL」(2005)
- 「ベストオブ裏ケントリ」(2006) ※ベスト・アルバム
- 「ベスト・オブ・ケントリ」(2006) ※ベスト・アルバム
- 「決して信じない」(2008)
- 「アキラメナイ歌」(2016)[2]
ビデオ
編集- 「LOFT」(1987)
- 「INAZUMA」(1988)
- 「VIDEO/GOOD LUCK」(1989)
- 「LIVE!ROCK'N'ROLL JAPAN」(1995)
- 「VIDEO/青春トリップス」(2005)
DVD
編集- 「GOOD LUCK」(2005)
- 「DVD/青春トリップス」(2005)
- 「DVD/クソッたれナイト」(2005)
- 「DVD/LOVE ALL」(2005)
- 「DVD/クソッたれナイト2」(2006)
オムニバス
編集- 「365:A TRIBUTE TO THE STALIN」(2001) ※「豚に真珠」で参加。
八田ケンヂ
編集アルバム
編集- 「パンク歌手と呼ばれて」(2009) ※カバー・アルバム
- 「ファースト」(2009)
- 「WORLD TOP DREAMER」(2010)
- 「幸せ」(2013)
- 「KENZI GUITAR」(2013)
- 「今があるさ」(2014)
DVD
編集- 「八田ケンヂ・弾き語り2012 VOL.1」(2012)
- 「八田ケンヂ・弾き語り2012 VOL.2」(2012)
- 「黄色い暴動DVD」(2012)
出典・脚注
編集- ^ 来歴は、公式サイトを参照。
- ^ “KENZI & THE TRIPS、活動再開後2作目は「アキラメナイ歌」”. 音楽ナタリー (2016年2月9日). 2016年2月9日閲覧。
参考文献
編集- 「パンク天国4 ~ PUNK / NEW WAVE JAPAN 77-86」(「DOLL」2002年5月号増刊)
関連項目
編集- 日本のパンク・ロック
- the pillows
- 銭形金太郎 ※「BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY」がオープニングテーマ曲として使用された