JAX-RPC (Java API for XML-based RPC) は、XMLを使用した遠隔手続き呼出し (RPC) を実装するためのJavaの標準仕様である[1]

JAX-RPCは、2003年にリリースされたJ2EE 1.4にバージョン1.1が仕様の一つとして取り込まれており、J2EE(現・Jakarta EE)の標準仕様の一つとなっていた。しかしJAX-RPC 2.0として開発されていたバージョンは、対象範囲がWebサービス全般へと拡大したことからJAX-WS英語版 (Java API for XML Web Services) へと改称されており、以後はJAX-WSに置き換えられる形となっている[2][3]

仕様

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JavaアプリケーションからWSDLで記述されたJavaベースのWebサービスを呼び出すことを可能にする。Webサービス上のJava RMIと見ることができる。

次のように動作する。

  1. Javaプログラムがスタブ(リモートサービスを表しているローカルなオブジェクト)上のメソッドを呼び出す。
  2. スタブがJAX-RPC Runtime System (RS) のルーチンを呼び出す。
  3. RSはリモートメソッド呼び出しをSOAPメッセージへ変換する。
  4. RSはそのメッセージをHTTP要求として転送する。

この手法の利点は、WebサービスをServletまたはEJBコンテナとしてサーバ側に実装できる点である。したがって、ServletやEJBアプリケーションをWebサービス経由で利用できるようになる。

脚注

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  1. ^ Webサービスの標準サポート「JAX-RPC」”. J2EE関連の最新仕様をわかりやすく解説. @IT (2004年4月8日). 2014年3月13日閲覧。
  2. ^ Web サービスのヒント: JAX-RPC と JAX-WS、第 1 回”. IBM (2006年10月6日). 2014年3月13日閲覧。
  3. ^ JAX-RPC 2.0 renamed to JAX-WS 2.0

関連項目

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外部リンク

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