JAPAN BASE
JAPAN BASE(ジャパンベース)は、福岡県福岡市東区香椎浜ふ頭1丁目の香椎パークポート緑地内にある、日本ラグビーフットボール協会(JRFU)が所管するラグビーを中心とした練習施設[1]。2022年12月から2023年4月までの仮称は「JRFU福岡トレーニングセンター」[2]。
概要
編集元々この場所は、1999年に、当時の北九州コカ・コーラボトリング(後にコカ・コーラウエストジャパン→コカ・コーラウエスト→コカ・コーラボトラーズジャパン、以下単に「コカ・コーラ」と称する。)が福岡市から借り受け、西日本社会人ラグビーリーグ(当時は国内1部相当)に所属していたコカ・コーラのラグビー部(のちのコカ・コーラウェストレッドスパークス→コカ・コーラレッドスパークス)の練習会場として使用するために、「さわやかスポーツ広場」という名称で整備したグラウンドである[3]。
天然芝のグラウンドやクラブハウスなどを兼ね備えており、レッドスパークスの活動拠点としてだけではなく、地元ジュニアチームや、女子チーム、ユースチームの活動の拠点としても利用されていた。
2021年4月30日、コカ・コーラが新リーグ(ジャパンラグビーリーグワン)への参入断念と、同年末でのコカ・コーラレッドスパークスの活動終了を発表した[4]。これまで地域で利用されていたラグビーグラウンド施設が閉鎖され、福岡県ラグビーフットボール協会が存続の署名活動を行う[5] などの事態となった。
2022年1月、JRFUがコカ・コーラに対して施設の譲渡を希望し、福岡市に対しても施設の継続使用を要請[3]。調整の結果、9月30日にJRFUがトレーニングセンターとしての継続使用について、福岡市と合意した旨の発表が行われた[2]。
2023年3月16日、正式名称を「JAPAN BASE」に決定し[6]、同年5月に改築したクラブハウスなどと共に全面開業。ラグビー日本代表(男子・女子・ジュニア、15人制・7人制)の強化拠点事業と、ラグビーおよび他のスポーツの普及振興の一環として、地元のラグビースクールや学生・社会人チームの利用や各種大会の開催など、ホスピタリティサービス事業も展開する[1][2]。2023年6月6日に開所式が行われた[7][8]。
施設概要
編集スポンサー
編集出典
編集- ^ a b “JAPAN BASEについて”. JRFU. 2023年5月15日閲覧。
- ^ a b c 『日本ラグビー強化拠点 「JRFU福岡トレーニングセンター(仮称)」の運営について』(プレスリリース)日本ラグビーフットボール協会、2022年9月30日 。2022年9月30日閲覧。
- ^ a b c “福岡にラグビー強化センター設置へ 日本協会が福岡市に要望の方針”. 西日本スポーツ. (2022年1月21日) 2022年9月30日閲覧。
- ^ 『当社ラグビー部 活動終了のお知らせ』(プレスリリース)コカ・コーラ ボトラーズジャパン、2021年4月30日 。2022年9月30日閲覧。
- ^ “「さわやかスポーツ広場の存続を求める」署名 ご協力の御礼”. 福岡県ラグビーフットボール協会. 2022年9月30日閲覧。
- ^ “福岡における日本ラグビー強化拠点の 名称決定について”. JRFU. 2023年3月16日閲覧。
- ^ “ラグビー日本代表、強化拠点が福岡市に誕生”. 日本経済新聞 (2023年6月6日). 2023年6月6日閲覧。
- ^ a b “日本ラグビーの強化拠点、『JAPAN BASE』の開所式にジョセフHCらが出席。 - ラグビーリパブリック” (2023年6月6日). 2023年6月7日閲覧。
- ^ “太陽生命 JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2023 女子フィジー代表”. JRFU. 2023年9月11日閲覧。
- ^ a b “大正製薬株式会社 様との JAPAN BASEプリンシパルパートナー契約締結のお知らせ”. JRFU. 2024年3月25日閲覧。
- ^ “九州ラグビーフットボール協会 |ホーム”. 九州ラグビーフットボール協会. 2023年6月6日閲覧。
- ^ “JAL(日本航空株式会社)様との JAPAN BASEのオフィシャルパートナー契約締結のお知らせ”. JRFU. 2024年3月28日閲覧。
- ^ “株式会社ベネクスとの JAPAN BASEオフィシャルパートナー契約締結のお知らせ”. JRFU. 2023年8月17日閲覧。
- ^ “ジャガー福岡中央株式会社 との JAPAN BASEのオフィシャルパートナー契約締結のお知らせ”. JRFU. 2023年9月11日閲覧。